6月23日(金)曇り時々雨 8時時00分出発
5時30分起床、外はどんよりと曇り空、昨日から小雨が降ったりやんだりの天気が続いています。いつもの朝のルーティンをゆっくりとこなして道の駅かねやまを8時過ぎに出発です。...
梅雨の止み間の車中泊旅-66
一昨日からの探石がなかなかいい石に出会えずどうやらツキに見放されてしまっているようなので、気分転換に観光って程ではありませんが周辺の散策でもしようと思います。ということで只見方面に車を走らせていると、道路と並走している線路から列車の汽笛の音が聞こえて来ました。
梅雨の止み間の車中泊旅-67
一日3往復しかない只見線の朝の小出行の列車のようです。トコトコ走る列車を追い越し撮影ポイントまで先回りして待ち伏せです。
梅雨の止み間の車中泊旅-68
前回はここで2両の会津若松行きを撮ったんですが、今回は逆の小出行の撮影です。こんな光景を目の当たりにするとちょっとお高めのミラーレスのカメラが欲しくなってしまいます。まぁ貧乏旅人にとっては高嶺の花です。
梅雨の止み間の車中泊旅-69
無いものねだりをしても仕方ありませんので、あるものを工夫して何とかしていきましょう。これは会津蒲生岳、会津のマッターホルンと呼ばれている格好のいい山です。いつかこの蒲生岳をバックに只見線の列車を撮ってみたいんですが、この全景が入る撮影ポイントがなかなか見つかりません。まぁのんびりと時間をかけて探すことにしましょう。
梅雨の止み間の車中泊旅-70
天空のひめさゆり
昨日からこの幟を道の駅きらら289から旧南郷村のあたりにかけてよく見かけます。車中泊させて頂いた道の駅きらら289にもありましたので、ちょっと気になって調べてみました。すると南会津町旧南郷村の昭和村に近い850mほどの山あいに「高清水自然公園」というのがあり、その中にヒメサユリの群生地があるとのことでした。この時期平地のヒメサユリは終わっていますが、ここはちょうど今がピークということでしたので行ってみることにしました。
梅雨の止み間の車中泊旅-71
あの狭隘な新鳥居峠に向かう道路から左折するということで道路事情を心配したんですが、終始舗装道路で道路幅も問題ありませんでした。「天空のひめさゆり」、何かロマンチックでわくわくするようなネーミングですね、期待が高まります。
梅雨の止み間の車中泊旅-72
ただコイツには会いたくありません。
梅雨の止み間の車中泊旅-73
登ったり下りたりを繰り返ししばらくすると3~40台停められる駐車場に到着、平日で小雨模様ということで閑散かなと思ったら5~6割方車が埋まっています。どうやら人気の場所のようです。
梅雨の止み間の車中泊旅-74
テントの受付があり入場料500円を払い群生地の通路に、少し歩かされるのかなと思ったら50mほど歩いただけで別世界が拡がっていました。周りを小高い山に囲まれたところにポッカリ空間が拡がっていて、木道が四方に延びています。
梅雨の止み間の車中泊旅-75
地元のTV局の取材や校外学習の小学生などが来ているみたいでかなり賑わっています。ヒメサユリは以前数本崖のところに咲いているのを見かけたことがありますが、これほどたくさんの群落は初めて壮観です。係の人が教えてくれたんですが、濃いピンクと薄いピンクの2系統があるそうで、どちらも最終的には白っぽくなって散るそうです。
梅雨の止み間の車中泊旅-76
一人娘がいます。
梅雨の止み間の車中泊旅-77
二人娘もいます。
梅雨の止み間の車中泊旅-78
三人娘も……、います。
梅雨の止み間の車中泊旅-79
四人娘は……、いますねぇ。
梅雨の止み間の車中泊旅-80
五人娘は……、おっといましたねぇ。
梅雨の止み間の車中泊旅-81
六人娘は……、さすがにいませんでした。ということで小振りで可憐なヒメサユリ楽しまさせて頂きました。
梅雨の止み間の車中泊旅-82
叶津川のジャスパー
ヒメサユリの群生地を後にするとそろそろお昼、お昼と言えばVチェーンのワンコイン弁当、昼前にゲットして今日は只見川支流の叶津川河畔でふたを開けます。雨のせいでしょうかそれとも上流の工事のせいでしょうか、いつもは清流の叶津川がかなり濁っています。
梅雨の止み間の車中泊旅-83
今日は探石はやらないつもりだったんですが先ほどのヒメサユリがツキを変えてくれたかもということで、ちょっとだけやってみることにしました。
梅雨の止み間の車中泊旅-83
ここはメノウ系の石ジャスパーが採れるんですがツキはあまり変わっていないようで4~5㎝の小さいのが3~4つ、でもまぁ小さいですけどキレイな模様なのでヨシとしましょう。
梅雨の止み間の車中泊旅-83
金山町温泉保養施設「せせらぎ荘」
もう少しツキを変えなければということで温泉にやって来ました。
梅雨の止み間の車中泊旅-83
金山町から昭和村に向かう道路沿いにある金山町温泉保養施設「せせらぎ荘」です。
梅雨の止み間の車中泊旅-83
ここは二つの源泉が楽しめる温泉です。
「玉梨温泉」
ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉 pH:6.4 45.9℃
「大黒湯」
含二酸化炭素ーナトリウムー炭酸水素・塩化物・硫酸塩温泉 pH:6.4 36.8℃
梅雨の止み間の車中泊旅-83
ここでぬるめの炭酸泉に入っている時に魚沼から車中泊旅の方と知り合いいろいろ教えて頂きました。初対面にもかかわらずありがとうございました。
梅雨の止み間の車中泊旅-84
只見川の霧景色
温泉に入りサッパリして車中泊地に、今日も昨日と同じ道の駅かねやまにお世話になります。地図を見るとちょっと遠回りですが高原の湖「沼沢湖」を通って行けそうですので、そちらにハンドルを切りました。この湖以前から気になっていて是非とも見てみたかったんですが、途中から雨が強くなり沼沢湖畔からの眺めは霧雨に煙って見通しが効きませんでした。ということで早々に切り上げ道の駅方面に下りることにしたんですが、ここで道間違いをしてしまいました。昨日只見線を撮影した水沼橋方面に出るべきところを反対側の会津宮下方面に下ってしまいました。おまけにこの道が工事で通行止め、Uターンして何とか早戸駅方面に下りやっとのことで国道252号に出られました。
梅雨の止み間の車中泊旅-85
その後国道252号を金山町に向かって走っていると、只見線早戸駅辺りを過ぎたあたりから只見川の川面に霧が立ち込めあたり一面に幻想的な風景が拡がってきました。これはシャッターチャンスと車を停めて撮影したかったんですが途中のパーキンスペースを通り過ぎてしまいました。何とかUターン場所を見つけてわざわざ戻って来て霧雨の中何とかシャッターオンです。後で調べて分かったんですがここの少し手前の早戸駅の近くに「霧幻峡の渡し」という渡し舟の観光スポットがあり、この辺りは川霧が立ち込めるところで有名なところでした。
梅雨の止み間の車中泊旅-86
道を間違えたお陰で素敵な光景を見ることが出来ました。ちょっとはツキが戻って来たのかもしれません。
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梅雨の止み間の車中泊旅-87
道の駅奥会津かねやま、2泊目お世話になります。邪魔にならないよう隅っこに車を停め車中泊の準備を整えます。車に潜り込むと雨が強くなりポツポツと天井を叩く音がします。夕食を食べネットで明日のチェックをして寝袋に潜り込み目を閉じると、夢幻峡の幻想的な霧景色が脳裏に浮かんで来ました。そんな道の駅かねやまの夜が静かに更けて行きました。
つづく
梅雨の止み間の車中泊旅-1
梅雨の止み間の車中泊旅-2
梅雨の止み間の車中泊旅-3
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