日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

『令和の米騒動』 / 『インバウンド客が爆食?』

2024-08-01 15:07:20 | 日記

昨夜、前回の『WAIGAYA』に、いつもの仲間外で参加をしてくれた、後輩の『非常勤講師君』からメールが届き、先に、彼からの要請で、学生達の『夏の宿題(案)』として提供した、『米不足』『インバウンド客・爆食が原因?』の『回答案』を、纏めたいとの事で・・・ 
この週末、時間があれば、もう一度『統計君』を誘って頂き、『データー』を基に、この『テーマ』から『食糧問題全般』までを、ゆっくり話させてほしい・・との要望が飛んできた。
(どうも、前会で、初顔合わせだった?『統計君』と、蜜に話をしたかったようだが・・多人数で、彼も時間切れとなり・・この続きを持ちたいらしい)
+***+*
彼から、時々飛んでくる『ネタ・要請』は、この『MEMO帳』の、『セロファン』『レーヨン』を知らない学生たち』にも記した通りであるが、最後のお勤めとして奉職した『食物栄養学』の学生さん達へ、広くいろいろな事を知ってほしいとの思いから、主務の『化学』や『安全管理』(コロナの頃の記事より)と共に、正規な授業ではないが『周辺学』として『特別講義』を開催しており、今回も、この延長線上の『お節介補講』で、『黒子』として、勉強も兼ねた、お手伝として受けるようにしている。

こんな経緯で、今回も『夏旅行』中に、お願いメールが飛び込み、帰阪後、『ネタ』探しのため、新聞やテレビの報道を見ていると ・・・
『令和の米騒動』という『言葉』が、突然飛び出し、この要因が・・・
 ● 昨年の異常気象での『収穫減』(『作付・減反?』)
 ● インバウンド客の『米食』・・『爆食』との言葉も
 ● 『米食化・傾向』 (小麦高騰などでの値ごろ感)
などと、報道されていたが・・ 『データー』は、あまり示されておらず
学生さんたちには、自分たちの『身の回り』の事として・・・
『ナゼ・ドウシテ』『Why・What』を、少しでも感じて頂き・・・
今後、『日本の食』はどうなるのか・・『インバウンドでの影響は?』など
色々な『情報』を探る中で、鋭い『解析』をしてもらえれば・・との思いで
下記の様な『プロト案PP』を作成し、送信していた。


とりあえず、判る範囲で『データー』を探し、添付をしておいたが・・・
『日本農業新聞』に出ていた記事 (データー借用)では・・・
詳細は読みきれていないが、『現状で需要に対応できるだけの在庫がない・・』と
回答する米屋さんが・・・30%程度との報告がなされていた。


この後、『WAIGAYA』で、この話題も飛び出すかと、『データ』を探し、準備をしてみたが・・・ 
確かに、『新米』が取れるまでの『端境期』で、『食用在庫』は、大幅減となっている


そして『日経』にも・・『令和の米騒動』と・・・
『インバウンド客(訪日外国人客)需要の増大』が・・・『要因』との記事が出ていた


これらを受け、今週末の『拡大WAIGAYA』に向け、『宿題』の『回答』を探り始めたが・・
 ● 日本人 国民一人の『米消費量』は、どのくらいか
   ・『約 50Kg』の根拠は ・・・
     『農水省』『米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針』より
      ⇒ 主食用米等 需要量  681万トン(年間)  (3月指針)
     これを、 人口 1億2500万人で割り戻すと・・
      国民一人当たり 年間 54.5 Kg  月に 4.5 Kg となる
 ● この『約50Kg / 国民一人』という、『米消費量』が正しいのか ??
   ・ 例えば 朝は『パン食』 昼は『コンビニのオニギリ2個』
     そして、夕飯は 『お茶碗に1杯』で、ほぼ毎日同じとなると・・
   ・毎日の『米必要量』は・・・『炊飯飯』➡ 『生米*2.3倍』と仮定
     『オニギリ2個』⇒ 『ご飯 100gr/個 *2』 ⇒ 『生米 約 89 gr 』
     『茶碗飯 1杯』 ⇒ 『ご飯 150gr 』    ⇒ 『生米 約 65 gr 』 
  ・一日で 『生米 154 gr』 月 『4,620 gr』 年間『55,450 gr (55.5 Kg) 』
     ほぼ、『米需要量』と一致する数値となる
     大食漢の方もいれば、『米』を食べない人もおられ、納得できる

こんな事から、『インバウンド(訪日外国人客)』の、『日本食』での『米消費』が
『米不足』の原因となっているのか・・・『推算』をしてみた
  ・あくまでも、『前提の前提であるが・・・』
    好む日本食 ⇒ 代表的な『和食膳』『寿司』から、『コンビニおにぎり』
            最近話題の『ココイチカレー』『吉野家牛丼』
    食頻度 ⇒ 『訪日者数』(最近の6月では 330万人) 『滞在日数』
          これに『米食採択率』『回数』 などを織り込み
   ここから、前項と同様に『ごはん量』を基に『米必要量』を求めてみた

   この結果より、300万人の訪日客の半分が、食事として『米食』を食べた時
    滞在日数が少なくても、2,000 Ton もの『米消費』
    国民の『4万人分』もの、大切な『米在庫』を失う事になる
   インバウンド客が、延べで『年間 1億人』となり、
平均10日滞在、3割位の方が『米食』『滞在中回数 20回』となると・・
    計算式が間違っていなければ・・なんと『6万トン』の『在庫消費』となる
    『日本国民』が食べる分『118万人分』が『インバウンド消費』に向け

こんな『概算』を、学生さんたちに行ってもらう事で・・・
 ●『日本の米生産量』との 『バランス』 
 ● ここからの『食糧安保』  ・・・ などを、しっかりと考えてほしい
という事が、彼の思いなのであろうか。
こんな事を考えながら、もう少し『過去資料』を探してみたが・・・
『統計君』と一緒に勉強をした、『三菱総研』作成の、『食糧安保』の記事を見つけた
次回は…こんな事も踏まえながら、ゆっくり『宿題』を片付けたい・・・



そして、この『MEMO』を書きながら、もう一つの『疑問点』が発覚・・
『米』と共に、折角、高価で輸入した『食糧』を食い荒らすのは・・・『インバウンド客??』
『お好み焼き』や『ステーキ』を『爆食』『大量消費』してくれるのはありがたいが・・
『輸入小麦・大量消費』⇒ 『輸入増』⇒ 『小麦価格・高騰』・・・・とならないか
これが、庶民の味方 『お好み焼』の高騰に、繋がらないか
(小麦は、政府が税金を使って、『米価』と同じように、制御だから問題ないのか・・)
一方・・・『牛タン』は、『アメリカ輸入』なのに、『訪日客消費』へ
これも、『ホルモン』同様、『庶民のゴハン』とはならなくなっている
+++ このあたりも『統計君』にも、解析をしてもらう事にしたい


*+**+
投稿前に、再度、確認のため、ネット情報を探していると・・・
『食品産業社ニュース(2024年7月31日付)』に、直近の、農水省発表【需給俯瞰】の記事が載せられており・・・
インバウンド消費が、『年間3万トン程度』との事で・・・・
次回打ち合わせ用に『推算』した数字は、間違いなさそうである

  主食米 年需要実績  702万t 
    要因
     〈1〉高温・渇水に伴う等級・精米歩留まり減(6万t程度)
     〈2〉インバウンド消費(3万t程度)
     〈3〉食品値上げ局面での相対的な値ごろ感(2万t程度) と推測
  今年6月末在庫     156万t (速報値ベース)
          3月指針想定 177万tを大きく下振れ 
          前年 197万tから 41万t 圧縮
  需要比在庫率      22.2% 


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今年の『夏旅』

2024-07-08 14:28:09 | 日記
久しぶりに、この『MEMO帳』を開いてみると、5月に『消滅可能性都市』を残してから、はや2か月が経っており、今年も、後半へ突入した。
この間、5月の後半から、約1か月間。定年後の楽しみとしている『北海道旅行』に出かけた事もあり、『今日のアレ?』を、タイムりーに残せないままとなっているが、ボチボチ・・再開する事とした。

*+*+
今年の、初夏の『北海道ドライブ紀行』の詳細は、別ブログで残す事としているが、昨年の夏旅での宿題として残った、北海道での『縄文』から『続縄文』『擦文』。さらには、アイヌへ繋がる『オホーツク文化』を、さらに深く学んでみる事もあり、出来るだけ多くの『資料館』などを訪ね歩く計画で、ほぼ『全道』を走破してみたが・・・時間も限られ・・・
世界遺産に登録された『道南』や『渡島』での『縄文文化』と、北方の『釧路』『帯広』『常呂』などでの、同じ時代での『土器』の違いなど、ますます謎が深まる事となってしまった。


そして、町々の『郷土館』に展示の、『資料』などを、詳しく見ていくと・・
『和人』と『アイヌ』の方々との歴史の中で、『豊臣秀吉』が『松前藩』の『藩主』へ『館主』を引上げた事など、『明治』『江戸』と、『史実』を遡る中で、今まで知らなかった、もう一つの『日本史』も浮かびあがり ・・
江戸時代よりも前から、『北の脅威』への備えのため、多くの『防衛策』がなされていた事も判り・・・
昨年の旅でも感じた、・・ウクライナへのロシアの侵攻ではないが・・
『北の防衛』という事を、『南の脅威』ともあわせ、旅の中で、何度か海の向こうに見える『北方領土』からも、改めて、強い『危機』として感じる事になった・・。

一方、十勝の外れにある清水町の『郷土館』では、今週、『新1万円札』に登場の『渋沢翁』が、開拓の礎を築いた事の『特別展示』があり、広尾町では『坂本龍馬』が北海道に憧れていたとの紹介展もあり、この子孫の方が、地元画家として、『六花亭』の包装紙をデザインされたなど・・多くの方々が、『北海道』という『未開の地』へ、古くから関わって来られたという事も、学べた。


この他、道中に立ち寄った『旧上藻別 駅逓所』では、過去世界第三位の採掘量であった『住友金属鉱山』『鴻之舞金山』での『鉱山史』が展示され・・・室蘭市の郊外にある『市立資料館』でも、当時の栄えた町の生活を示す、多くの『大正・昭和レトロ品』が収蔵・展示されており、『せたな町・大成』の『郷土館』では、『ニシン漁』で栄えた町であった歴史も知った ・・・

今回立ち寄った町々の『資料館』から・・・道内の、多くの街々が栄えた『繁栄史』を知り、今は、残念ながら、『衰退』はしてしまったが、新たな町へ変遷した『町史』を学ぶ事が出来、『明治』以降の、日本の発展の『縮図』の様にも思えた ・・


+*+*
ただ、これらの町々の『歴史遺産』をお邪魔し、整理・保管する学芸員の方とも、立ち話をさせて頂いた時に感じた事であるが・・・
本業は『教育委員会』、『郷土館』のおもりは、片手間で担当しており・・時間が足りない事と共に。予算も、殆どないなど・・・色々な課題事項も見えてきた・・
この『MEMO帳』の中のどこかで残したが、『地方交付税』に頼る自治体では、どこへお金を使っていくのか ・・・ これも、重要な視点なのかもしれない・・・
そして、『道路拡張で、これ以上遺跡にあたらなければ』・・と、願うばかり・・
今回の『世界遺産登録』でも、『道路完成が数年遅れ』『工事仕様・大幅変更(トンネル地下化)』などから、町役場からは、本音に近い声も聞かされ・・・・
さらに、ある町の、若手『学芸員』の方からは・・・
『今さら、考古学をやる学生はいない』『感染症の研究員と同じように、大学の隅の、暗い所』
・・とも、話されており、『遺跡発掘』すら、ままならない状況のようで・・・
『畑からこんなものが出てきた・・』との声にも、手が回らない・・とのボヤキの声も
北海道という土地のため、『発掘』は雪のない期間であり・・夏は、熊も心配・・
そして、なにより人の手が足りない。
ただ、まだまだ北海道は、原野が残り、手付かずの土地が多く、竪穴住居の、凹んだ遺構なども、そのままの所も・・・都会地に近い、千歳の近くでも見つかっている
どうするのが…ベストなのだろうか。
今、やっておかないと、歴史は残せないが・・・
+*+*
こんな事をお聞きしながらの旅であったが・・・
来年も、車が運転でき・・・遺跡を歩きまわれる、体力が残っていれば・・・
勉強の旅は続けられるであろうか・・
*+*+*






**+*
そして、もう一つ感じた事は・・・
各町の『歴史資料館』が、何を目的に・・・が明確でなく、道外や、道内でも他の地域から訪れた方が、その展示品が、地図の上でどこなのかがよく判らない事が多い。
これは・・・各町が『郷土資料館』として、町の『歴史』を残す事を目的で、展示構成されている所が大きいので、全体を示す事は、難しいのかもしれないが・・
例えば、『廃線』となった『駅』を残すのであれば・・
『どこからどこへ繋がっていた』
『どの駅から、支線として運転されていた』などが判れば
遠くから訪れた、子供達にも理解できるのではなかろうか。

もう少し、合併されたのであれば、町々の中で・・
さらには周辺の町々との連携で。
さらには、管区を超えた連携も・・・

折角『日本歴史遺産』として繋がった、『文化連携』も始まっており
外の方々にも見てもらう。『観光資産』としての取り組みも、必要なのかもしれないが・・・
やはり・・・『人的パワー』が足りない事で、難しいのかもしれない

>>>
明日の『アれ?』は・・『上司の1万円』を予定

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大阪府の『消滅可能性都市』とは・・

2024-05-08 15:25:04 | 日記
昨日の『MEMO』で、『人口戦略会議』という、民間の有識者組織が報告した、『消滅可能性都市』について少し触れたが、さらに詳しく調べてみたくなり、今、住んでいる大阪府を中心に、仔細を見て見る事にした。
+***
とりあえず、2014の報告分と、先月報告の2024年版との動きを知るため、『データー』に比較障害がある部分を解消する必要があり、データーをExcelへ落とし込み、自分なりに、整理・解析を行ってみた・・・・
まだ、すべて理解が出来ていないが・・・『データー』を突き合せ『グラフ化』などをしてみると・・
『消滅可能性都市』の『判定』の『主要因』に用いられている『若年女性人口減』については、下記に示した通り、各市町村の『人口減』の動向と、強い『相関関係』にあるようにも思え、『人』の取り合いにはなるかもしれないが、『人口増』への努力が、『消滅防止』には、最も大きな『因子』の様にも思え・・・このためにどうするか・・・
『住みたい町』が『少子化対策』だけでいいのだろうか・・・という事も、疑問となってきた
(左側は、2014年報告 。縦軸は『若年女性人口減』 右側 先月報告データーより)


こんな事から、今回の公表されている『データー』で、『国勢調査』からの『確定値』と思われる、2010年と2020年の『実数値』の動きを見て見たが、大阪北部の市では、わずかではあるが『人口増』の傾向にあり、『若年女性人口減』も、少し緩和されている様にも思えるが・・2014年報告での、田尻町の様に『プラス』とはなっていない。
もっと大きな『施策』が必要なのかもしれない。


まだ、十分には把握できていないが、大阪府でも都市部から離れた市町村は、2010年から2020年の動きで、30年先の『2040』に近づく、悪化数値を呈しており、2024年版でも『限界可能性』と示唆されているが・・・・先の『金剛バス廃止問題』ではないが、住み続けるための『環境整備』を急ぐことも、重要なのかもしれない。

+*+*
一方、昨日の『MEMO』にも、下記のPPを残したが、『少子化』と共に、『高齢者増』も、別の『社会ひずみ』を起こす可能性もあり、国民一人一人が『人口減』の中での『年代構成変化』をもっと意識する必要があるのではと、改めて感じた。

(原典:国立社会保障・人口問題研究所 資料 上段 一部抜粋 下部 データー解析)
+*+*
定年後、北海道で夏場、長期滞在をし、若い方々が定住できる環境を探ってみたが・・ 『UNIQLOがある町』『パスタが食べれる町』とともに、検診に何時間もかけずに『出産が出来る町』などが必要そうであるが・・小さくなった町では、なかなか難しい
こんな事も考えながら…もう少し解析を進めてみたい・・

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『孫の日』/『30年後』

2024-05-07 15:37:34 | 日記
一昨日は『こどもの日』。昨日も、振替で休日であったが、急遽、珍しく統計君から、『孫台風』で疲れたので『慰労会』をしたいと、『非常呼集』がかかり、いつもの仲間達へ声をかけ『WAIGAYA』を開催した。
;:;::
連絡をくれた統計君から・・・小学生の孫の、おもりがよほど大変だったのか、開口一番・・・・
『こどもの日』ではなく『孫の日』だった・・ との感想が・・
今や、我々の『子供』は、それなりの『年齢』の『オジサン』や『オバサン』となっている。
孫たちを連れて『帰郷』してくれるのは、ありがたいが・・『お金』と『体力』が・・
との、ボヤキも・・・別の仲間からからも聞かされた。
・・・確かに、愚息はまだ独り身であるが・・・小学生の子供がいてもおかしくない年齢であり・・
年長先輩からは・・まだ『後期高齢者』一歩手前ではあるが、ひ孫を授かる可能性も聞こえてきた。
+*+**
連休前、先の『MEMO』でも残した『消滅可能性都市』の話題を、統計君とメールでやり取りし・・
『もう自分達の子供が、何人も子供を増やせる事は難しくなっている』
『次の世代・・『孫世代』で、子供が増えればいいのだが』・・などと、コメントしてくれていたが・・・
この『孫世代』が、次の世代へ引き継ぐ『20年後』『30年後』はどうなるのだろうか・・
:;:;:
そして、この夜の『WAIGAYA』でも、話題に上がった『消滅可能性都市』・・・
ここからの『消滅マンション』とならないため・・・『孫たち世代』がどうなるのかは気になるが・・・
ある仲間からは。。『ワイらに関係あらへん』『知らんわ~』では済まされない事であり、
『次の『孫世代』を、『後期高齢者』がしっかり支えな~』との声も聞こえたが・・・
『自分達も精いっぱい・・』となる事は否めない・・
+***
今朝、統計君から御礼のメールが届き、昨年も作成の『世代マップ』の更新要請があり、『人口減』などとも合わせて、今一度、勉強を始めた





まだ未完であるが・・とりあえず作成分を貼り付けておきたい

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『Project X』 / 追いかける『Needs』すら無くなった日本

2024-04-09 13:23:26 | 日記
『MEMO』の更新をしばらく開けていた。言い訳になるが、頭の中の引出しに詰め込んだ『雑情報』の『断捨離』を行うため、日々、『アれ・・』と感じる、目新しい事を、出来るだけ取り込まないよう、しばらく『半休眠』とし、『WAIGAYA』も、一方的に『一旦タイム』としていたが ・・・
一昨日、友人から、桜も満開となり、お花見の宴を開くとの事で、『秘密基地』への『非常呼集』が飛び込み、久しぶりに、話の輪へ参加してみた ・・・
主の思いもあり、参加メンバーは、いつもの『古希』を過ぎた、同じ話題を展開できる『元エンジニア』達である。
『感受性』の高い『ボヤキ』から始まり、『今後どうなる??』までの、多くの『話題』が、次々と飛び出し・・ 『休眠』どころではなくなり、再び『裏メモ』を残す事へ、逆戻りをしてしまった。・・・・
やはり『脳活性』のため、『話す事』は、やめてはいけない事と・・・改めて考えさせられた・・
+*+***
こんな中、仲間達から多く出された多くの『雑話』の中から、一つだけを『アれ』で残す事にしたが ・・ 多くの『話題』は、先週末、NHKで放送された、『新Project X』での『感想』 として・・・
『何かが、違う??』『次はどうする??・・』・・という事に集約される。
以下、この時の話題を、幾つか、次のために書き残したが ・・・・
集まったメンバーからは・・『今、日本は『Project X』の様に・・追いかける『欲望』『Needs』すらなくなっている・のでは』・・・『『Needsの横展開』と共に、『Wants』の『創出』を急がないと・・『日本』は、沈没したまま』 『どうすれば・・』・・・ との声が、多く聞こえた・・
+*+**
前回の『Project X』は、丁度、サラリーマン生活が最も忙しい時であり、すべては見れていないが、どちらか言うと、再放送でも見た『黒部・電源開発』や『富士通・コンピューター』など、我々の父親世代の、戦後復興からの『武勇伝』。『先進国』へ『追いつけ追い越せ』と言うような『根性論』としての、『イメージ』が残っている・・との感想が、聞こえ・・
今回の『新ProjectX』でも、『東京スカイツリー』が取り上げられたが・・・ 『前放送内容』と、ほとんど同じようなスタイルであり・・・
『今、日本は何を求めるのか・・』『今後、どうあるべきか・・』を、問うような番組とはなっておらず・・
『最先端技術』を駆使した『チャレンジ』を、見せる様な『番組』となっていない事は、残念・・とのコメントも出てきた・・・
こんな事から・・・前回と、新たに始まった『Project X』とは・・『何だったのか』
我々『古老技術屋』から見て、『今の『日本』で不足している事』へ・・『話題』は展開した・・・
***+
色々と意見が出てくる中で・・
『Project X』は、『成功体験』の『過程』を纏めたものにすぎない。
どちらか言うと、色々な『Needs』を『具現化』する『プロセス』を、『時系列』で示したものにすぎず、
ここでの『技術』も、『過去知見』の『集約』でしかない・・・
こんな話が進む中・・これが、いま日本が『停滞化』。世界へ『ジャンプ』出来ない原因なのかも・・との意見も
『東京スカイツリー』も、この先代の『東京タワー』も・・『電波不足解消』という事を、解消するだけの『Needs』を打破するための『手段』であり、能動的な『Wants』ではない・・・
確かに『プロセス』『構造設計』では『画期的』な『手法』であるが・・何かが、足りない
この『何か』を見いだせないと・・これからの『日本の発展』は、ないような気がする・・・
多分、世の中から出てきた『Needs』を追いかけているだけでは、『世界・席巻』はできない・・・
今、この『Needs』すら、探せない日本になってしまったのでは・・
『政府』肝いりで『半導体産業誘致』を計画しているが・・『半導体不足』という、目の前の『Needs』を解消するだけの様な気がしている。確かに『防衛』という事では重要な事なのかもしれないが、新しい物を生み出すという、次の『Project X』にはならない・・との、強硬な意見も・・
同じように『SDGs』も、あるべき姿。決められた『GoaL』へ突き進むだけの『行動』で・・悪く言えば『Needs』すら見えていない。やっているだけの『感』が強い・・
先だけが見えてしまうと・・最初の『必然性』『Needs』が、理解されないまま、進んでしまう…可能性もある
多くの日本の企業が、この『SDGs』を取り入れ、『環境経営』などを柱に展開しているが、これが『会社経営方針』ではおかしい。目指す所は『儲ける事』。これがないと『賃金』は上がらず、新しい物を開発する『投資』や、工場を拡充するための『資金』は確保できない。最近は、どこか取り違えている感がある。
このためには『売れる物』。逆に言うと『買ってもらえるもの』を、『商品』として、世の中に送り出す事であり、このためには『何を欲しがっている』を探る事が重要。『Needs』ではなく『Wants』を求める事が重要・・・・
ここまで出来てこそ、次の『環境』という事への展開が出来るのではないかと思うが・・
もう我々の『経営感覚』は、古いのかもしれない・・・
+*+*+*
少し『禅問答』的になり始めたたが・・・
ある仲間から・・この『隠れ家』で、最初に『WAIGAYA』をした頃、『話題』にあげた、『『WALKMAN』 の次は生まれるのか・・』を思い出してくれ・・・
今一度、この時のPP(『小さくなった役員会』/『それでもSDGs』/『利益の創出』/『市場創生』)を、振り返ってみた ・・
確かに・・・・この時も・・『今、『日本』の『企業』が必要なのは・・『Needs拡張』。
ここからの『Wants』を探りだす事ではないか・・』と、書いた事を、改めて確認したが・・・
『このあと‥どうする』まで、導き出せなかった記憶も、よみがえった。
+**+
この後も、色々な意見が飛び交ったが・・・帰宅後、今一度整理してみると・・
これまで『日本』は、前『Project X』での『主眼点』となる、
『国民』の『Needs』『豊かになる』『便利になる』『楽になる』という『Needs』に答えるため・・・先人たちは、色々な『創意工夫』をしてきたが・・・『戦後』『高度成長』し、『豊』となるなかで、『欲望』は、あたりまえの世界(レベルが下がった)となり、『Needs』が判らなくなってきたような、気もしている。
『中国』も、日本の伸長と同じように、『文化革命』以降、『欧米』や『日本』に追いつきたいという『Needs』があり、ここへの『努力』で、国は『豊』となり、『世界の工場』という地位も確保できたが、『先進国・コピー』が終了し、『停滞期』となり始めた感は否めず、『Needs』の『一巡化』だけではなく、次の『欲求』『Wants』が『何か』が見つけられない事が要因とも、感じている。
この事は、『日本』と共に、『先進国』でも同じで、ドイツの停滞なども含め、『Wants』という事が、もう必要なくなったのか。それとも、人々が飛びつくような『画期的』なものが生まれないだけなのか・・・が、判らないところである。
一時期、『Wants』を先取りするため、『Needs』を『横展開』させるための『着眼点』として、『軽・薄・短・小』と言う『キー』があり、色々な『商品』が、ここから生まれ、さらなる『横展開』で、『スマホ』なども生まれたが・・・この後の『Wants』を引き寄せる『切口』として、『W&W』。『Wearable』『Wellness』なども、あったような気もする
・・が・・ドラエモンの『ドコデモドアー』のような『Wants』の域までは、達せていない。『タケコプター』に代わるものとして、『空飛ぶ自動車』は、来年の『大阪万博』で実現するようであるが・・・身のまわりの物。『商品』として、『Wants』は感じられない。
『日常生活』での『必要性』ではないためであろうか・・
・・・ この夜も、ある仲間からは、『宇宙食』ではないが、これ『1袋』で『1週間食事不要』や、『高齢化』での『Wants』として、人間の『生命』を操る『延命剤』。逆に『年齢調節材』『予定時期・人生停止剤』…なんていう、究極の『商品』への『欲求』もあるのかもしれないが・・、今、すぐに欲しい『物』が無くなってきている事は確かである。
;:;:
話しの中で出ていた『Nees拡大版』すら生まれていないという点についても・・・
例えば『100均』での『便利商品』や、『鉄工所』の『キャンプ用品展開』などの様に、『Needs』を、少し『横展開』したり、『合体』させるなどで、少し『欲求』を満足させるものは、次々と出てくるが、従来の『延長線上』であることは否めず・・中国の様な『物まね』からの『展開』も、簡単な時代ではなくなった。
『21世紀』となり、『家電製品』や『パソコン』『携帯電話』のような『情報・通信機器』も出尽くし始めた感もあり・・・次の『アれ』を見つけ出すことが出来るのであろうか・・・
『飽食の時代』という言葉があるが・・この対岸『飢餓』にならないと、次の『Needs』からの『Wants』は生まれないかもしれない。すべてを失い、一旦『Re-Set』しないと・・・新しいもの見えないかもしれない。こんな、話題も出ていた
*+*+
ただ、集まった『元エンジニア』達からは・・・
『まだ日本は基盤技術は残っている』『Wants』。せめて『Needs横展開』からでも、『欲しがる商品』『Wants』が見つかれば、まだまだ『世界』で買ってもらえるものは出来るはず。このためには『基盤』としての『素材産業』や『中小企業・保有技術』を失わないよう、ここ何年かは『耐え忍ぶ時期』とも思われる・・との声も
そして、子供達には・・・この『MEMO』でも、仲間たちとの会話の中で何度も出てきている・・・『ナゼ・ナゼ』『Why/What』の『醸成』が出来ないと、次の『Wants』をまとめ上げ、新しい『製品』として生まれさせることも‥難しいのかもしれない
ある仲間から・・『Wants・創生』の中で・・『Incubate』と同じような事も必要なのではとの事も飛び出していたが・・ 『Wants』は仕掛けて出てくるのだろうか
『Incubation』は『生みの苦しみ』から『実』を得るまでの『苦労』。そして『成果』を得た時の『喜び』という『プロセス』を経るが・・この『創生』を『Kick』出来るのだろうか・・
確か、この時・・政府の『新規開発』のための『基盤機構』などの話の中で、『やれ宇宙』や『やれデジタル化』など、『Needs』すら追いかけておらず、『Wants』が反映されていない・・との『話題』からであったと思うが・・確かに、『予算』といった『規定路線』の中では・・『成果』が優先され・・次に、『人』が求めている『Wants』は、まともに吸い上げれていないのかもしれない・・・
ある仲間からは・・究極の『Wants』は、『明日も食べれる食糧』『ドローン農業でどうなのか』との、極論もあったが・・
**+*
『日本』は、『食糧』を含め『資源』の無い国である・・『円安』となる中で、『外貨獲得』が出来ないと、『じり貧・国家』である・・・
国としての『Wants』は、 『売れる商品』の『創生』であり、このために『欲しい物』『ワクワクする商品』を探る事を急ぐ『国策』『ビジョン』を決める事も、必要なのかもしれない・・このために何が出来るか・・・
これまでに書き残した『想造性』・・『想い』『造る』を『醸成』する必要があり、このためには・・『研究者』として、既定の枠で縛られない『自由発想』も、必要なのかもしれない・・・ こんな事を思い起こさせられた、一夜であった・・・
(未推敲)
;:;;;:
<過去分を一部再掲示>



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