◆こ~ろ・ふぁ~ら
私は、今、「こ~ろ・ふぁ~ら」というコーラスグループに入っています。
我が家は、皆音痴で、せめて娘は音痴にならないようにと小さい頃からピアノを習ったりしたのですが、蛙の子は蛙で治らないようです。
だから、私がまさかコーラスグループに入るなんて思ってもいませんでした。
このグループは、私の小・中学校の同級生が主催しています。小・中学校以来、時折町で会うと「元気?」などと声かけるぐらいの間柄だったのですが、母親同士がウマがあって、しばしば彼女のお母さんが我が家に遊びに来て、互いの愚痴を言い合っていました。
母が亡くなって、悲しくはなかったのですが、一人暮らしとなり、誰とも話をしない日が数日続き、さすがに誰かとしゃべりたいと思い始めた頃、彼女がお花とお線香を持って見舞いに来てくれました。
彼女も気楽なつもりで、気が向いたら、グループに入らないと言ってくれたのでしょうし、まさか私がこんなに下手くそとは思ってもみなかったでしょうが、藁をつかむような感じでそれに乗ってしまいました。
それからもう2年半くらい経つのですが、やはり地声で歌っており、皆が折角はもっているのに、私の声が邪魔をしているようです。
このグループは、伴奏をつけずに、アカペラで歌うので、なおさらハーモニーにならないとまずいのです。
◆一人暮らしの高齢者は喉の筋肉が衰える
自分が下手なのは良いとして、折角練習している皆に迷惑がかかるのがどうもたまりません。
自分では、ちゃんと歌っているつもりなので、どこが違うのかが分からないため、直しようもないのです。
同じアルトの方にも、私が後ろから歌うと自分が狂うから「口パク」にしてと言われたり、なんか一人だけ違うメロディ歌ってるのよねと言われたりしています。
そこで、10月末の市民文化祭を最期に止めようかと考えはじめました。
そんなある日、天気の具合が気になってテレビを付けたところ、石原良純のコーナーで、「一人暮らしの高齢者は、誰ともしゃべらないので、喉の筋肉が衰え、誤嚥を生じて肺炎になりやく、死に至ることも多い」とやっていました。
それを解消するための方法として紹介されていたのが発声練習でした。・・・なんだ、いつもやらされていることだ!と思い、皆には、少し迷惑かかるけど、もうちょっとやってみようかという気になりました。
お茶の先生にまで「オペラ・カス」などと言われているのですが・・・(^_^;)
コーラスのみんな、もう少々我慢してね。
◆ようやく分かってきたみたい
実は、これまでは、そこまで自分がひどいとは全然わかっていなかったのです。
自分がひどいらしいとやっと2年半でわかってきたということかもしれません。・・・これは進歩でしょう(ちょっとずうずうしいかも)。
市民文化祭は、リハーサルはそれでも、小さな声で歌いなんだか上手くいったように思ったのですが、本番は、途中で痰が絡んで声が出なくなってしまいました。
そこで、得意の「口パク」。まぁ、この方が皆さんには、迷惑は掛からないわけだけど・・。
それにしても、市民文化祭では、丸一日、朝から晩まで、コーラスが続きます。良くもまぁこんなにやる人がいるんだなぁと思います。東京都の合唱祭なんか数日かけてやるのです。
今回の文化祭では、裏方の経験もしました。出演者の出入りの扉を開け閉めする係りです。まぁ、いろいろな方々の手間でこの文化祭が行えているのだということも分かりました。
次は、2月頃に前記事の「アスタセンターコート」でやるくらいです。少し落ち着いて練習できそうです。
★先日、NHKの復興ソングに応募した時のユーチューブをリンクしておきます。これも、自分では風邪をひいて声が出ないので、笑顔だけやったつもりなのですが、一人表情が硬いです(^_^;)