10月11日(金)~13日(日)にかけて、東北に行ってきました。
最初の日は、まったくの観光です。これまで平泉に行ったことがなかったので、せっかく近くに行くならと、金曜午前中の体操をさぼり、昼ごろに平泉に到着。
東北本線て、なんとなく、鉄の塊の列車をイメージしていたのですが、2~3両編成の普通の電車かつ、ワンマンなのに驚きました。昼ごろだったので、高校生がたくさん乗っており、ふつうの郊外の電車というイメージでした。
残念ながら、雨でしたが、平泉は、雨でも似合うという感じ。紅葉には、少し早かったです。
世界遺産になり、まちぐるみで対応しているのか、駅にある観光協会の方は、大変親切に対応してくれました。
ホテルに予定より早い時間に到着だったのですが、ホテルの送迎車を呼んでくれました。
その送迎車の運転手さんは、遠野の方で、少し前まで釜石の復興のボランティアをやっていたのだが、食べれないので、ちょうどここの仕事にありつけて平泉に来たとのこと。
自分は、「あまちゃん」で話題のように訛った岩手弁しかしゃべれないが、あの観光協会の人は、中国の方で、英語も中国語もちゃんとした日本語をしゃべれると言われてました。
ホテルのフロントの方も親切で、中尊寺を見学するなら、タクシーで上まで行った方が楽であるとか、料金はいくらぐらいとか、帰りは循環バスがあるとか、中尊寺からの帰り道(月見坂)は、滑るので、ロープが張ってあるから、それにつかまるようにとか、事細かく教えてくれました。
次の日も、午前中に毛越寺(もうつうじ)を見るにあたって、まず、駅まで他のお客さんと一緒に送るので、駅のロッカーに荷物を置くのを待っていてくれ、確かにホテルへの帰り道ではあるのですが、毛越寺まで送ってくれました。
本当にホスピタリティがあるので、驚きました。
送ってくれた運転手さんに、世界遺産になるので、まちぐるみでサービスについて勉強会でも開いたのかと聞きましたら、そんなものはないけれど、自分が旅行した時のことを考えれば、お客さんが望んでいることが分かるので、それぞれがお客さんの気持ちになって対応しているだけだとのこと。立派です。
中尊寺の宝物などが保管してある讃衡蔵を拝見すると、金箔や螺鈿も見事だが、いろいろな細工が実に素晴らしい。入ってすぐにある仏像のお顔も見事でした。
藤原一族が、戦乱の時代、この地を恒久的に平和の地にしたいと願っていたことが良くわかる。
私は、中尊寺って、単に富を見せびらかすようなものと思っていたが、この丁寧な作り方は、おそらく、本当に極楽浄土を作りたかったんだろうなぁと思える。
中尊寺には、白山神社もあり、そこに能舞台がありました。先日野村萬斎おっかけで、能舞台を見たこともあり、一応行ってきました。
そこには、干支ごとにお参りができるようになっており、イノシシにお参りしてきました。
毛越寺は、回遊式の大きな池があり、曲水や鐘楼がありました。鐘楼が500円で突けるようでしたので、お願いすると、護摩木に願ごとを書き、突いて、響いている間祈るようにと言われました。
「健康で心が穏やかに過ごせますように」と書いて突きました。結構余韻が長かったです。なんだか慣れずにあがってしまいましたが、もっと心を落ち着けてお祈りしたかった。