法政大学院での避難所運営ゲーム(HUG)

2013-11-16 20:57:29 | 避難所運営ゲーム

法政大学院での私の授業が始まり、第一日目にHUGをやってみました。

 

私がやるHUGは、静岡県のを元にしていますが、「本来の避難所運営協議会」のような組織が到着するまでの間の7時間を最初に来た5人くらいの人たちがともかく避難してきた人を体育館や教室に収容する、食糧の配給や救護施設などは、明日以降になるという前提です。

 

偶然、座っている近くの人で5人ずつに分けたら、男女のグループに分かれました。女性グループに男性が一人入っていましたが、彼は、カードを配る担当で、討議には参加しない形でゲームを進めました。

 

すると、凄く興味深かったのは、男性のグループは、ゲームを始めるにあたって、まず、必要そうな係りを書き出し、受付係、誘導係を決めて、受付係が、どの部屋や体育館のどのあたりを居場所にするかを決めていきました(たとえば、子供を面倒みるエリア、外国人のエリアなど)。そのほか、トイレ係、食糧係、救護係など(食糧や救護は、当面は不要な係りとなりました)。そのうち、たとえば、ペットを連れてくる人が多いのを知ると、ペットを連れてきた人たちで扱いをどうするかを考えるようにし、その中からペット係りを選びました。途中から、受付と誘導は、5人がやるものの、トイレ係りなどは、バケツリレーを募るのと同時に、その壮年者のなかから決めることにしました。

要は、リーダー(受付係)が役割や、部屋の割り当てを決め、残りの4人や、他の避難してきた人は、そのリーダーの指示に基本的に従うというやり方。組織的に決め、命令系統がはっきりしている方が皆安心するのではないかという考え方でした。

 

一方、女性のグループは、小雨のなか、避難してきたので不安だろうから、まずは、安心させるために、ともかく、部屋に入れ、かつなるべく家族一緒にいられるように配慮するという方法を取りました。そして、子供がいる人は、最初から、家族で(元気の良い父親はバケツリレーなどに駆り出されるので母と子)、一部屋に集めました。このため、ここを授乳や女性の着替えにも使うというように展開していきました。

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その後の情報共有で、男性のグループからは、リーダーを決めないで、どうやってものごとが進んでいくのか分からないという意見が出て、女性の側からは、赤ちゃんが泣いていれば、必ず誰かが声を掛けるものだし、余裕のある人が率先して何かやりだす・・・そうすると、その人は、頼れる人だと皆に思われて、自然にその人がリーダーのようになっていくという意見が出ました。

女性の側からは、リーダーがダメな人だったらどうするのだという意見が出て、男性からは、僕らは、会社のなかで、ダメな上司に慣れている。ダメな上司との間を取り持って、上手にコーディネートするのが得意なのだという話が出ました。

 

しばらく落ち着いて考えてみると、私が前提として、「本来の組織」が動きだすまでの間、先に集まった5人がいろいろと決めていくと言っているので、男女とも、その5人が全体を仕切っているわけで、進め方として大差なかったのです。

 

しかし、効率的に進めるには、組織が必要・・・という男性陣の考え方と、トップダウンでリーダーを決め、役割を決めるということに納得できない、基本平等のなかで、自ずと率先者が出てくるものだという女性陣の考え方とが相対立して、とても面白い話し合いになりました。

 

また、受付を女性陣は、校庭にテントを使ってやったのに対し、男性陣は、体育館の中に受付を作りました。男性陣の反省として、受付や司令塔のようなものをもっと見える化した方がよかった。ステージのようなところに司令塔を設け、そこに行けば何か決めてもらえる、文句や不安ごとがあったら、そこに行けばよいということが分かった方が安心感を与えるうえで良かったのではないかというような話がありました。

 

これまで、何度か地域でHUGをやりましたが、命令系統の話が出たのは、始めてで、とても面白かったです。


西東京市周辺のイメージ調査

2013-11-14 01:01:28 | 西東京市周辺 イメージ

11月9日(土)10(日)の西東京市の市民祭りを活用して、100人を目標に「西東京市周辺のイメージ調査」を実施してみた。

正式な発表は、入力をチェックしてもらい、また、皆の意見を聞いてから行う予定だ。

 

ただ、第一次集計のざっとした印象では、予想以上に、良い印象を持たれているということだった。

もちろん、年齢が若いほど、吉祥寺や新宿と比べて魅力がないという意見が多いし、壮年者に遊ぶところがないという意見もあった。

しかし、多くの人は、魅力的で、活気があって、ふれあいもあって楽しいし、住み続けたいと思っているようだ(当てはまる+やや当てはまる)。

アンケートを取りながらお話したなかでも、緑が多い、静かだ、買い物も便利、都心にも近い(交通の便がよい)という言葉が出てきた。

アンケートを取る前に、「都会に近い田舎」というフレーズが仲間から出てきたが、そんな感じだ。

 

なかには、まぁまぁ良いがインパクトに欠ける、公園はあってもお洒落な空間になっていないという意見も。

もっとも、住んでいる場所によって、近くの駅(西武柳沢)の開発が進まず不便だという意見や、合併後10年以上経っても、保谷vs田無のような意見もあった。道路が狭い、危ないという意見は根強い。

 

全体の印象は、「住めば都」ということか。

 

今回の調査は、民間版で、西東京関係のウェブを作り、一体感や地域への愛着を持ってもらいたい、ついては、その効果を1年後に計測したい、そこで、その前の基礎データを得たいというのが目的であった。

このデータから、どんなウェブを作ったら、より愛着等を持ってもらえるようになるのだろうか。この辺りを16日に議論してみたい。


このみ庵での炉開き

2013-11-12 12:09:36 | お茶 このみ庵

昨日は、コーラスのお友達にワンコインレッスンの日。

一人は久しぶりの方、もう一人は、先月も来られた方。ワンコインは、月一回なので、皆さん、毎回すっかり忘れている。興味が湧いてくれて、せめて月2回くらい来てくれるようになると良いのだけど・・。

 

お茶は、変化がないようで、毎月、いろいろしつらえが変わる。一番変わるのが風炉から炉、炉から風炉の時期。

夏の間は、お客さんに一番遠いところに火(風炉)を置いて、お客さんに近いところに水(水差し)を置くが、季節がだんだん寒くなるにつれ、火が少しずつお客さんに近づき、逆に水が遠いところに置かれる。

だから、お点前すると、身体といろいろな道具の置き場が逆になるので、頭が混乱するのだ。

 

昨日は、お茶のお正月ということもあり、前大徳寺のお坊さんだった大綱さんと言う方の掛け軸を掛けた。「唖は、納僧の口に帰る」というような文字で、高僧の口から出た言葉が世を清めたりして、それがまた僧の口に戻ってますます良くなるというような意味らしい。

お茶では、千家の宗匠方が書かれた掛け軸は、素直で、お茶席には良く合うと思う。しかし、桁が違って、とても私には手が出ない。

床の間は、皆が頭を下げるところなので、字が上手だからと友達のではダメらしい。せめて禅宗のお坊さんということになっている。

 

折角なので、言われを紐解いた「亥の子餅」を食べてもらい、棗は、古道具屋で手に入れた、松葉に扇面のものを用いてみた。

花は、玄関脇に咲いている小菊なのだけれど、水差しも菊柄だし、玄関で見てきているものだけでは、ものたりないと思い、山法師の紅葉した枝と、とてもきれいに色づいた千両を加えてみた。

 

本当は、炉に炭をくべる(炭手前)ところお見せして、うすぐらい部屋のなかで、火が燃え、釜がしゅんしゅんと音を立て、お香の香りがするの(五感)を楽しんでもらいたいのだが、昨日は、なかなか炭が起きてくれず、稽古の終盤になって、とてもよく燃えてくれたので、垣間見せるだけになってっしまった。

お点前を覚えるなどよりも、日常生活では、味わえない、こうした五感を刺激するような豊かな時の流れを共有してもらいたいと思うのだが。

 


このみ庵のお披露目は、延期に

2013-11-09 20:22:56 | お茶 このみ庵

炉びらき

これまでは、先生にお借りした置き炉(畳の上に炉を置く)でお稽古してきましたが、今年の夏に思い切って、炉を切りました(床に穴をあけて炉壇を入れ、畳にも炉の分を開ける)。

 

前にも書きましたが、茶道では、10月までが風炉で、11月から炉に変えます。これを炉開きといって、お茶のお正月となります。

昔は、茶壺に半年間寝かせておいた茶葉を壺から出して、お茶を挽いて抹茶とし、新しいお茶を頂きました。今は、お茶やさんで抹茶にして売っていますので、形ばかり、茶壺を拝見します。

 

亥の子餅

11月の炉開きと書きましたが、旧暦10月(亥の月)の亥の日が正確らしい。2013年だと、新暦の11月5日が旧暦の10月3日で亥の日になるようです

陰陽五行説(木、火、土、金、水)では、季節も、春が木、夏が火、秋が金、冬が水(土は、それぞれの季節の最期の月)とのことで、さらにこれに干支があてはめられていて、旧暦の10月が亥の月にあたるらしい。

昔から、この日に亥の子もちを食べると無病息災になるといういわれがあるとか。上記陰陽五行説で水の月にあたるため、囲炉裏など火を使い始めるのに良いとされているとのこと。イノシシが身体についたダニなどを落とすために、泥浴・水浴をすることから水との関連を言う人もいる。

 

正式なお茶事でお招きすべき!

一緒にお茶を習っている方々に、折角だから、炉開きと一緒にお披露目もしてはという話が出た。私は気楽にお友達を自宅にお呼びする程度で良いと思っていたら、先輩に、お茶の方をお呼びするのだから、それなりのお料理やお酒を出さなければダメと言われ、それには、裏方をやってくれる人がいないと無理と分かった。

気が重くなっていたのだが、裏方をやっても良いと言ってくれた先輩が急にご都合が悪くなったこともあり、延期されることになった。

先輩が裏方をやってくれるとなると、台所も大掃除しなければならないし、お懐石を出すとなると、調味料も全部普段のものとは異なるので買い出しに行かなければならず、頭がいっぱいになってしまった。が、延期ということですごく気が楽になった。

 

ソフトが追い付かない

まぁ、炉を切ったばかりで、懐石料理も習いしだしたばかりだし、人をお招きするには、10年早い。でも、歳を取ってから始めたので、10年後だと、今度は身体も動かなくなって、できなくなる。

先生がいろいろなお道具を貸してくれて、背伸びした感じでハードは、そこそこ整ったのだが、ソフトが追い付いていない。

先生も口では「このみ流でやれば」などと気楽そうに言ってくれるものの、先輩は、「正式なものを崩すのはいつでもできるのだから、正式を目指さなきゃダメ」と言ってくれる。こちらが本当なんだろう。

だらしない生活をしているので、こんな七面倒くさいの、本当にやっていけるのだろうか。

 


西東京庶務部

2013-11-03 17:49:37 | 新しい働き方

◆西東京子育てコムの新しい事業

子育て中のお母さんに有用な情報を提供するHPからスタートした西東京子育てコム(代表田中のり子さん)は、最近では、NPO法人も取得し、ママ・レポーター養成講座やママ記者養成講座を開催、その人たちが新聞⇒最近では、立派な『MaMamimi』という子育て情報誌をつくるまでになっています。活動内容は、リンクのHPで拝見できます。

 

前から、新築マンション建設に伴う、小学校や保育園など周辺環境に関するモニターに協力するなど企業のニーズに対応してきた(近隣の小学生のママ、幼稚園児のママなど8名が参加して、マンション近隣の小学校や幼稚園についての情報を提供し、マンション購入検討者への配布パンフレットに掲載)。

西東京市のママたちの出産年齢は高い。ということは、それだけ仕事経験があるわけで、そういう人たちの能力を活用できる仕組を作りたいと、このほど、非営利型株式会社ポラリスと提携し、「西東京庶務部」を発足したいとのこと。

 

◆非営利型株式会社ポラリス-シゴト軸のコミュニティを作る

  非営利型株式会社ポラリスは、専業主婦をしていて働きたいが、子供が熱を出すなどして納期に間に合わないなど仕事に責任が持てるだろうかという不安や、仕事を依頼する側からみると、子育てしている主婦に本当に仕事を頼んで大丈夫なのかといった疑念を「一人では無理でも、組織化したら大丈夫」という方法で克服し、ライフステージに合わせて働ける選択肢を増やし、地域経済にも貢献する仕組み(基盤)を作ろうとしている。それが「セタガヤ庶務部」である。


非営利型株式会社としたのは、NPOというと、仕事を提供する側からボランティアとイメージが重なり、仕事を依頼するにあたって不安感があるので株式会社という名前にし、しかし、定款で株主への配当を制限し、非営利型として運営するという立ち位置を示している。現在、株主は、中心になって運営している人たちなので、軸をブラさずにやれているとのこと。

 

代表の市川さんは、IT系企業で働いている頃には、ただ寝るだけの町であったが、出産し、ボランティアやNPOで働くことを通し、ただ住む居住地ではなく、愛着のある我が町になっていった。しかし、非常にお世話になった先輩ママたちが、子供の大学進学などでお金が必要になると、地域の外に出て行ってしまう。育ててもらった町で働ける仕組みを作ったら、外に出て行かなくても良いし、町にも貢献できるのではないかと思うようになった。そこで、多様な立場の人々が対等にコミットできるシゴト軸のコミュニティを作りたいと思った。仕事という切り口でみると、町には、まだまだ未開拓の可能性がたくさんある(町ならではの人材のつながりと掘り起しで)。

 

◆セタガヤ庶務部-ゆるやかだけど本気で働く

ポラリスは、仙川に「cococi」、国領に「Loco cococi」というコ・ワーキングスペースを持っているが、「セタガヤ庶務部」は、基本的には、在宅クラウドの形を取っている、FBでこういう仕事が来ましたとお知らせし、手を挙げた人に仕事をしてもらう。納期や品質管理(検品)などの責任は、ポラリスが負う。

 

世田谷区に住んでいる人だけでなく、西東京子育てコムの方もメンバーに入っているし、そのほか、埼玉や千葉などにもメンバーがいる。夫の転勤でマレーシアに居る人も仕事をしている。子育てや転勤などの働きにくい環境、課題を前提として、それを別の角度から検討して、どうしたら、可能になるかという価値の変換をするのだという。

たとえば、①一人では無理でも、チームでならやれる、②まとまった時間は取れないけど、組織があれば、あるいは場所があれば、③特別な資格を持っていないし、職場経験のブランクがあるなら、ふつうの人でもやれる仕事を(引越しの下見代行サービスのように、特別な資格はなくても、その町に住んでいるからできる仕事もある。あるいは、普通のママでも、毎日のご飯の献立は作るので、豆乳を使った料理を開発するなど)。もっとも大事なのは、働く私たちの意識を変換させる(価値観を変える)ことという。

良く例に出すのが、ケーキの分け方で、等分に分けるのではなく、私が欲しい分で分けることが平等ではないかということ。お役所がやると、悪平等になりがち。たとえば、一人ひとりに同じようにアリーナがみえる台を一台ずつ分け与えるような話。それでは、背の低い人は見えない。背の高さに合わせた台を提供することが本当の平等では。前者は、equality 後者は、justice。

たくさん仕事を受ける人も、少ししか受けない人も、対等にコミットしているという考え方。

 

◆新しい働き方の提案

ポラリスは、「仕事をあっせんしている」のではなく、「新しい働き方を提案している」。日常をもっとクリエイティブにしよう。だから、仕事を配分するのではなく、メンバーの方から手をあげて、コミットしてもらう。

本当は、ママたちだけを対象にしているのではなく、男性のメンバーもいる。将来的には、もっといろいろな人を対象にしていきたいが、とりあえず、自分たちがママなので、ママを主に対象としている。

ポラリスは、創業から係る3人に加え全部で7人運営している。2人以上いれば部を作れることになっており、IT部やミシン部などもできている。

毎月10人を目安に仙川で説明会をし、有料メンバーとして登録してもらうと案件にエントリーできるようになる。

 

仕事には、難易があり、①一番簡単なものが「マイクロジョブ系」(均一で分割・分担が可能)。名刺入力、テープ起こし、ライティングなど。②二番目が「コラボワーキング系」(スキルを考慮して分担可能)。サイト制作、運用、経理サポート、マーケティングリサーチ、領収書整理、マンショングリーティングサポート(口コミ情報提供)、空き室巡回掃除サービスなど。③もっとも難しいのは「プロジェクト系」(ビジネスモデルの仕組みづくり、新規事業の立案)。これは、主にポラリスが担当する。

①については、10円~100円などと低価格な仕事。これについえは、今年の7月に㈱サムライファクトリーと提携して、仕事が常時来るようになったそうです。

 

◆全国に多様な「庶務部」を

セタガヤ庶務部については、いろいろなところから注目され、アドバイスを欲しいとの申込みがたくさんあるようです。それぞれの地域に合った「庶務部」が誕生するのを支援したいとのことです。

 

とても楽しみです。

 

西東京子育てコムも、現在、コ・ワーキング・スペースをお持ちとのことです。すぐにもはじめ、メンバーが不足した場合には、セタガヤ庶務部とも連携しながらやっていきたいとのこと。こちらも展開が楽しみです。


 


コーラス

2013-11-03 16:18:22 | コーラス

◆こ~ろ・ふぁ~ら

私は、今、「こ~ろ・ふぁ~ら」というコーラスグループに入っています。

我が家は、皆音痴で、せめて娘は音痴にならないようにと小さい頃からピアノを習ったりしたのですが、蛙の子は蛙で治らないようです。

だから、私がまさかコーラスグループに入るなんて思ってもいませんでした。

 

このグループは、私の小・中学校の同級生が主催しています。小・中学校以来、時折町で会うと「元気?」などと声かけるぐらいの間柄だったのですが、母親同士がウマがあって、しばしば彼女のお母さんが我が家に遊びに来て、互いの愚痴を言い合っていました。

母が亡くなって、悲しくはなかったのですが、一人暮らしとなり、誰とも話をしない日が数日続き、さすがに誰かとしゃべりたいと思い始めた頃、彼女がお花とお線香を持って見舞いに来てくれました。

彼女も気楽なつもりで、気が向いたら、グループに入らないと言ってくれたのでしょうし、まさか私がこんなに下手くそとは思ってもみなかったでしょうが、藁をつかむような感じでそれに乗ってしまいました。

 

それからもう2年半くらい経つのですが、やはり地声で歌っており、皆が折角はもっているのに、私の声が邪魔をしているようです。

このグループは、伴奏をつけずに、アカペラで歌うので、なおさらハーモニーにならないとまずいのです。

 

◆一人暮らしの高齢者は喉の筋肉が衰える

自分が下手なのは良いとして、折角練習している皆に迷惑がかかるのがどうもたまりません。

自分では、ちゃんと歌っているつもりなので、どこが違うのかが分からないため、直しようもないのです。

同じアルトの方にも、私が後ろから歌うと自分が狂うから「口パク」にしてと言われたり、なんか一人だけ違うメロディ歌ってるのよねと言われたりしています。

そこで、10月末の市民文化祭を最期に止めようかと考えはじめました。

 

そんなある日、天気の具合が気になってテレビを付けたところ、石原良純のコーナーで、「一人暮らしの高齢者は、誰ともしゃべらないので、喉の筋肉が衰え、誤嚥を生じて肺炎になりやく、死に至ることも多い」とやっていました。

それを解消するための方法として紹介されていたのが発声練習でした。・・・なんだ、いつもやらされていることだ!と思い、皆には、少し迷惑かかるけど、もうちょっとやってみようかという気になりました。

お茶の先生にまで「オペラ・カス」などと言われているのですが・・・(^_^;)

 

コーラスのみんな、もう少々我慢してね。

 

◆ようやく分かってきたみたい

実は、これまでは、そこまで自分がひどいとは全然わかっていなかったのです。

自分がひどいらしいとやっと2年半でわかってきたということかもしれません。・・・これは進歩でしょう(ちょっとずうずうしいかも)。

市民文化祭は、リハーサルはそれでも、小さな声で歌いなんだか上手くいったように思ったのですが、本番は、途中で痰が絡んで声が出なくなってしまいました。

そこで、得意の「口パク」。まぁ、この方が皆さんには、迷惑は掛からないわけだけど・・。

 

それにしても、市民文化祭では、丸一日、朝から晩まで、コーラスが続きます。良くもまぁこんなにやる人がいるんだなぁと思います。東京都の合唱祭なんか数日かけてやるのです。

今回の文化祭では、裏方の経験もしました。出演者の出入りの扉を開け閉めする係りです。まぁ、いろいろな方々の手間でこの文化祭が行えているのだということも分かりました。

 

次は、2月頃に前記事の「アスタセンターコート」でやるくらいです。少し落ち着いて練習できそうです。

 

★先日、NHKの復興ソングに応募した時のユーチューブをリンクしておきます。これも、自分では風邪をひいて声が出ないので、笑顔だけやったつもりなのですが、一人表情が硬いです(^_^;)

 


西東京 アスタセンターコート

2013-11-03 11:48:14 | 西東京 アスタ 会話

◆会話が生まれる空間

「ベンチ⇒会話が生まれる」という意味では、西東京市の田無駅北口の再開発ビルアスタのセンターコートもそうした空間だ。

いろいろなイベントがなされ、その壁面に長いベンチがしつらえてある。ここは、イベントがなくても、結構、お年寄りや赤ちゃんを連れた人などが休んでいる。

向かい側にアイスクリーム屋もあり、そこで購入したアイスを食べながら休むことができる。

西東京市に本社のあるシチズンの仕掛け時計が毎時音楽も奏でる。

ここは、不思議と知らない人同士でも会話することが多い。

 

私も母を車いすに乗せて、ここでアイスを食べながら休憩したものだが、「子ども、犬と同じで、高齢の母」というのも会話しやすいこともあるだるうが、良く話しかけられた。

「私も、母をこの間まで介護していました」とか、「お嫁さんでなくお嬢さんだから遠慮がないのねぇ」などと話しかけられた。

またイベントで音楽などが演奏されているときには、隣の人に「上手ですねぇ」などと話し合うこともある。

 

アメリカの住みたいまちと言われる人口10万人程度のまちでは、公園脇などに日曜日には青空市などが立って、木漏れ日のなか、そこで音楽や街頭パフォーマンス、そして会話がなされるらしい。

残念ながらアスタは建物のなかだが、吹き抜けということもあり、開放感があるからか、会話が弾む。


「椅子」でつなぐ街 吉祥寺

2013-11-03 10:46:27 | 吉祥寺 椅子

相原さんがお声かけして下さったのは、吉祥で椅子のプロジェクトを始めようという建築家のグループが練馬区の「ちょイス」を見学したいということがあったからでした。

彼ら彼女ら(水城さん、加藤さん、小谷さん)は、3人の建築家ですが、それぞれ別々の建築事務所で働いているけれど、吉祥寺というキーワードでなんとなくつながりのあるお仲間らしい。

 

◆「住みたいまち№1」は本当か?

吉祥寺は、いろいろな調査で「住みたいまち№1」に良くなる街ですが、最近では、情報が消費されるような観光地化が進んでおり、街の多様性が無くなりつつあるとの危機感を持たれている。

ハモニカ横丁の仕掛け人VICが住んでいて楽しくするためのコミュイティ・デザイン・コンペを行った。それに、彼ら彼女らの「椅子」でつなぐ街というコンセプトが選ばれた。

彼ら彼女らのアイデアは、「どの街も、そこで暮らし、働き、訪れたひとびとのさまざまな歴史が積み重なってできている。そのような『街の記憶』を多くの人に知ってもらい、共有することで、訪れる人と既に住んでいる人を結びつけることを目的とした仕組み」を提案すること。その仕組みの鍵となるのが「椅子」

使わなくなった椅子を寄付してもらい、それを赤く塗って街中に設置する。地図に椅子が置いてあるところが記され、椅子には番号が振ってあり、スマホなどでみると寄付した人のメッセージやこの街への思いが読めるというもの。椅子を赤くペンキで塗るワークショップなども開きたいとしている。街づくりNPOを立ち上げてそこが椅子の管理運営をすることを考えているとのこと。

上記にリンクした記事に書かれているが、『Hanako』に特集され、それを片手に特集された店だけを回るような、消費されるまちにしたくない、あるいは、有名店にはずらりと列が出来て住んでいる人がちょっと買い物するには不便になっているまちになっているのではないか・・・・というような危機感がVICを始め古くからの店の人にはあるらしい。

 

◆赤い椅子に期待したい

コンペで優勝して手にしたのは、VIC(飲食店や家電のお店で使える商品券だったようで、実際にこのプロジェクトをやるには、資金的にも苦しいようだし、本業とは別の仕事だが、楽しいプロジェクトだし、意味もあると思う。

吉祥寺に出かけたら、赤い椅子がないかどうか、見てあげて欲しい。


ちょイス(まちの中にベンチを!!)

2013-11-03 01:01:25 | 練馬 ベンチ

◆コミュニティ・デザインとしてのベンチ

何かのセミナーで、街の中にベンチを置いている方のお話を伺い、いいなぁと思いました。

コミュニティ・デザインとして、人とひとが触れ合う、会話が生まれる仕掛けとして素晴らしいと思ったのです。

最初、我が家の入口にスペースがあるので(家を建て替える折、消防車が入れるように、2メートル道路を4メートル道路にするために確か1メートルくらいセットバックしなければならないというので空けてありますが、全部の家が揃わないと道路にならないので、いつのことになるやら)、そこにいたずらで(社会実験で)置いてみようかと思いました。でも、夏は蚊に食われるだろうし、北側なので冬は寒いだろうし、大工さんや植木屋さんなどが車で来たときに車を半分くらい入れられるので、ベンチを置いたら邪魔かなぁと渋っていました。

 

◆「はなバス」停留所にベンチ設置?!

ところが、FBで、はなバスの停留所にベンチを置いている方がいると聞いて、ええっ凄いなぁ、我が町でも既にやっている方がおられるんだぁと興味深く思っていました。でも、FBは、どんどん更新されていくので、誰がいつこの話をアップしたのか分からなくなっていました。

そうしたら、西東京市のすぐ側だけれども練馬区になる辺りに住んでいる相原さんから、「前にFBのベンチの投稿に興味あると書かれていましたが、別の方が視察に来られるので、ご一緒されませんか」とのお声かけがありました。相原さんは、ご自宅(昔は芝農家だった)を「ラララ農園」として市民に開放されている若い方です。めったにない機会なので、ご一緒させて頂くことにしました。

西東京市の「はなバス」第一ルート「変電所東」という停留所にベンチがあるのですが、実は、西東京市の方がやっているのではありませんでした。

練馬区にお住まいの佐伯さんという方(円居の会:まどいのかい)が練馬区の補助金(窓口は、練馬まちづくりセンター)を得て、作成したものでした。置いてあるのも、「はなバス」の停留所なのですが、道路にではなく、変電所(東京電力)の所有地でした。

「ううむ、お主(練馬区)やるなぁ・・・」と思いましたが、やられていること自体は、素晴らしいです。

 

◆「ちょイス」

「ちょイス」のスの真ん中に人の絵が描かれていて、「休む」という字になっているロゴもお洒落です。

道路に置くには、道交法などで難しいので、お店の軒先など個人や会社の所有地に置かせてもらっているようです。

佐伯さんが買われて設置したベンチもあるのですが、たとえば、整骨院などが、使わなくなった古い椅子を表に出してくれ、それにロゴを付けている場所もあります。

ベンチを置くと、置かれた方が周りに花を飾ったり、いろいろ綺麗にして下さるそうです。

佐伯さんの先輩にあたる加藤さんは、少し前から、練馬区の違う街にベンチを置いてこられたそうです。加藤さんのベンチには、子供たちの描いた絵が貼られているとのこと。でも、一部は、商店街のビル建て替えなどで、無くなってしまったベンチもあるらしいです。

 

◆西東京市でも、やってみたいなぁ

佐伯さんが設置した「ちょイス」は、現在12ヶあるそうですが、もっと増やしたいと思われています。補助金事業としては、既に終了し、卒業したので、作成したロゴは、円居の会が自由に使えるとのこと。隣接している西東京市でも、この活動を広げたいと思っておられます。ロゴの印刷代を負担してくれたら、使って良いので、一緒に広げませんかと言われています。

そんな話を友達にしましたら、西東京市でも、第四ルートの「みたけ分社通り」に、近くの方が独自に停留所に屋根付きのベンチ?を設置されているとのことでした。

また帰り道、保谷から田無行のバスに乗りましたら、保谷中央医院入口の停留所には、椅子が2つ置いてありました。

はなバスルートは、狭い道が多いので、なかなか設置しにくいでしょうが、私有地を利用するなどして、西東京にも、ベンチを増やしたいものです。

確か、西東京市でも、企業が設置する場合には、補助金があるらしいので、誰かがやる気になり、数社に声掛けすればやれる気もします。

 

 (円居の会の佐伯さん、ねりまエコ・アドバイザーの加藤さん、相原恵理子さん)

 

 


東北に行ってきました4

2013-11-02 01:43:19 | 東北 釜石

次の日は、オプショナルツアーで、花巻から電車で釜石に行きました。

プラットフォームサービス㈱が釜石で支援している現場を見せて頂きました。

 

◆牡蠣養殖漁家の支援(里海プロジェクト

一つは、牡蠣養殖漁家の支援です。この地域では、牡蠣養殖が盛んだったとのことですが、すべて流されてしまい、多くの漁家は、すぐに現金収入につながるわかめやホタテの養殖に向かったのに対し、二人の若い漁家がこのままでは、牡蠣の伝統が無くなってしまうと、牡蠣養殖に取り組みました。

これを里海プロジェクトとして、寄付をつのり、漁船、牡蠣の種、牡蠣を洗う機械などを購入することや、しばらくは収入がない間の生活を保障する(たぶん)ことや、販路開拓などを支援しています。

昨年は、まだ出来が不十分だったとのことですが、今年は、大分成長しているとのことでした。

プラットフォームサービス㈱は、地元支援のために㈱釜石プラットフォームも設立し、一人常駐しています。

里海プロジェクトは、寄付という形を取っていますが、実際には、「無利子貸付金」という制度らしい。元本を返すまでに復興するぞという意味を込めているという。投資ではないので、寄付金に見合う海産物などが得られるわけではない。

支援、応援に行ったつもりですが、漁船に乗って、養殖のいかだまでご案内頂き、そのあとは、牡蠣、ホタテ、ムール貝、シャケ、わかめの味噌汁、おにぎりをふるまっていただきました。前日までの雨模様から一転して良いお天気ということもあり、波は荒く、潮もかぶりましたが、楽しませて頂きました。

申し訳ないので、戻ってから、早速サポーターに登録しました。

 

キッチンカー

もうひとつは、キッチンカーです。居酒屋さんなど、店が流され、日銭を稼げなくなってしまったというので、キッチンカーを用意し、そこで、飲み屋やコーヒー屋などなどに営業できるようにしました。

こちらは、プラットフォームサービス㈱と公益財団法人釜石・大槌地域産業育成センターほかが協力し合っているようです。いろいろなところからの寄付金や補助金を得てキッチンカーを用意したようです。株式会社が寄付金を得ると税金など発生するため、公益財団法人を受け手にするなど工夫しているらしい。

現在8台くらいあって、最初からやっていた人のうち、4人が卒業して、本当のお店を持つまでになったそうです。

現在は、基本「おおまちほほえむスクエア」に集合していますが、イベントがあると、うち何台かは、そちらに行くこともあります。

スクエアには、本日のランチには、何屋と何屋がいるなどが書かれています。Uターンしてきてお店(キッチンカー)を始める人も数人いるとのこと。