ちょイス(まちの中にベンチを!!)

2013-11-03 01:01:25 | 練馬 ベンチ

◆コミュニティ・デザインとしてのベンチ

何かのセミナーで、街の中にベンチを置いている方のお話を伺い、いいなぁと思いました。

コミュニティ・デザインとして、人とひとが触れ合う、会話が生まれる仕掛けとして素晴らしいと思ったのです。

最初、我が家の入口にスペースがあるので(家を建て替える折、消防車が入れるように、2メートル道路を4メートル道路にするために確か1メートルくらいセットバックしなければならないというので空けてありますが、全部の家が揃わないと道路にならないので、いつのことになるやら)、そこにいたずらで(社会実験で)置いてみようかと思いました。でも、夏は蚊に食われるだろうし、北側なので冬は寒いだろうし、大工さんや植木屋さんなどが車で来たときに車を半分くらい入れられるので、ベンチを置いたら邪魔かなぁと渋っていました。

 

◆「はなバス」停留所にベンチ設置?!

ところが、FBで、はなバスの停留所にベンチを置いている方がいると聞いて、ええっ凄いなぁ、我が町でも既にやっている方がおられるんだぁと興味深く思っていました。でも、FBは、どんどん更新されていくので、誰がいつこの話をアップしたのか分からなくなっていました。

そうしたら、西東京市のすぐ側だけれども練馬区になる辺りに住んでいる相原さんから、「前にFBのベンチの投稿に興味あると書かれていましたが、別の方が視察に来られるので、ご一緒されませんか」とのお声かけがありました。相原さんは、ご自宅(昔は芝農家だった)を「ラララ農園」として市民に開放されている若い方です。めったにない機会なので、ご一緒させて頂くことにしました。

西東京市の「はなバス」第一ルート「変電所東」という停留所にベンチがあるのですが、実は、西東京市の方がやっているのではありませんでした。

練馬区にお住まいの佐伯さんという方(円居の会:まどいのかい)が練馬区の補助金(窓口は、練馬まちづくりセンター)を得て、作成したものでした。置いてあるのも、「はなバス」の停留所なのですが、道路にではなく、変電所(東京電力)の所有地でした。

「ううむ、お主(練馬区)やるなぁ・・・」と思いましたが、やられていること自体は、素晴らしいです。

 

◆「ちょイス」

「ちょイス」のスの真ん中に人の絵が描かれていて、「休む」という字になっているロゴもお洒落です。

道路に置くには、道交法などで難しいので、お店の軒先など個人や会社の所有地に置かせてもらっているようです。

佐伯さんが買われて設置したベンチもあるのですが、たとえば、整骨院などが、使わなくなった古い椅子を表に出してくれ、それにロゴを付けている場所もあります。

ベンチを置くと、置かれた方が周りに花を飾ったり、いろいろ綺麗にして下さるそうです。

佐伯さんの先輩にあたる加藤さんは、少し前から、練馬区の違う街にベンチを置いてこられたそうです。加藤さんのベンチには、子供たちの描いた絵が貼られているとのこと。でも、一部は、商店街のビル建て替えなどで、無くなってしまったベンチもあるらしいです。

 

◆西東京市でも、やってみたいなぁ

佐伯さんが設置した「ちょイス」は、現在12ヶあるそうですが、もっと増やしたいと思われています。補助金事業としては、既に終了し、卒業したので、作成したロゴは、円居の会が自由に使えるとのこと。隣接している西東京市でも、この活動を広げたいと思っておられます。ロゴの印刷代を負担してくれたら、使って良いので、一緒に広げませんかと言われています。

そんな話を友達にしましたら、西東京市でも、第四ルートの「みたけ分社通り」に、近くの方が独自に停留所に屋根付きのベンチ?を設置されているとのことでした。

また帰り道、保谷から田無行のバスに乗りましたら、保谷中央医院入口の停留所には、椅子が2つ置いてありました。

はなバスルートは、狭い道が多いので、なかなか設置しにくいでしょうが、私有地を利用するなどして、西東京にも、ベンチを増やしたいものです。

確か、西東京市でも、企業が設置する場合には、補助金があるらしいので、誰かがやる気になり、数社に声掛けすればやれる気もします。

 

 (円居の会の佐伯さん、ねりまエコ・アドバイザーの加藤さん、相原恵理子さん)

 

 



最新の画像もっと見る