少し前に早めに今年最後のお詣り済ませてきました。
空はもうすっかり冬の空です。
寒さが本格的になってきたけん、やっぱり温まる麺食い道が続きました(^^♪
揚げ丸天カットにかしわうろん。
肉入り鍋焼きにかしわのおにぎり。
清湯使うた味噌ラーメンに手作り叉焼・・・・・・
今日は大晦日やけんまた蕎麦食わないけません(^^♪
先ほどトッピングの海老天揚げて正月の仕込みもひと段落したところです。
ばってんが最近は正月て言うたっちゃぁ昔とはだいぶ景色も変わってきました。
昔は年越しは一大イベントやったですもんね。
暮れになったらどこのお店もあちこちで大掃除の風景が見られました。
大掃除ででたごみばどこも店の前でもやしよりました(今じゃそげなことしよったら怒られます(>_<))
おいしゃんちも商家やったけん社員全員で大掃除が始まりました。
29日の朝礼終わったらすす払いの笹取りに行く人、作業場の畳も起こして掃除する人、半年でたまった割れ人形ばごみ埋め立て場にふてにいくひとで別れて二日がかりのイベントやったです。
もちろん子供のおいしゃんも手伝わされよりました。自分の部屋の掃除ば澄ましたら仕事場の手伝い、事務所の窓ふきからゴミもやし、ゴミ捨てにもついて行かされよりました(>_<)
大学生の頃、彼女と待ち合わせしとったけん掃除さぼって出て行こうとしよったら見つかって「ゴミ捨てに行ってこい、お前も人数に入っといっちゃけん」て無理やり車に乗せられて(>_<)・・・ごみ捨て行ったら二時間は帰ってこられませんもん(>_<)当時は携帯もない時代やけん、彼女に連絡とることもでけません、待ち合わせに二時間も遅れて行ったらまだ待っていてくれとったばってんそれはそれはすごい剣幕やったとば覚えとります(>_<)
30日は昼頃、掃除もひと段落した頃に町内の消防団が臼担いで餅つきに回ってきます。これにはご祝儀包まないけません(^^♪、ついた餅ば女性従業員全員で次々に鏡餅用、雑煮の小餅用に丸めて作業場で乾かします。車や什器、各作業場にもしめ縄つけてそれが終わって住み込みの従業員たちも帰省して広い我が家は家族だけになります。おいしゃんは爺さんと一緒に紙縒りづくり手伝わされます。半紙に米昆布するめ干し柿ば丸めて紙縒りでくくり鏡餅のお飾りにするとです。これは三が日開けて四日の福入雑炊で一緒に炊いていただきよりました。餅やお節の残りも全部入った雑炊やけん「福入雑炊」です。味の濃いもんばっかり食べるお正月明けに胃にやさしか博多の知恵ですね。
大晦日もゆっくり寝とられません、爺さんに朝から玄関の掃き掃除させられ(昨日大掃除したばっかりやろうもん(>_<))て思いながらも・・おふくろと婆ちゃんはお節の支度にとりかかります。我が家は正月には人形師たちが年始の挨拶にきんしゃったりその昔は従業員も雑煮食べに来よりました(まだ正月て言うても腹いっぱい食べられん時代でした)。そいけんおいしゃんの子供の頃は元旦に雑煮食べるだけでお客さん用のお節は食べられんかったです(>_<)
大晦日のお昼もおふくろは忙しかけん「貰いもんのハムでも切ってご飯食べとき」やったです。
正月は兄貴とふたんでこそっとお客さん用のお屠蘇の盗み飲みやらお節ば隠れて摘まみよったもんでした(^^♪
「正月元旦は外に出るもんじゃない」て言われてだらだらお笑い番組見て過ごし
二日はすることないけん「お櫛田さんにお詣りでも行こうか?」てなもんで、その頃は今と違いお櫛田さんも正月て言うタッチャガラガラで前年のお札燃やしに行く程度やったです。
もちろんどこのお店も開いとりません、外で飯食う人もないし神社の露店が開いとうぐらいです。
当時は二日から唯一開いとるとがおもちゃ屋さんで子供がお年玉で買いにくるけん。
コマやら凧かいよりました、凧も当時は奴凧に新聞紙切って長い足つけてとばしよりました。
いまは電線のあるけん町中で凧やら揚げよったら怒られます。独楽だっちゃぁ危ないけんて(>_<)
昔はコマの芯ばギチで削ってとがらして相手の独楽ば割ったりしよりました。
そういえば妹と羽子板しよったとも覚えとります(すること無かけん(>_<))
どこのお店も三が日開けて四日からが初売りと仕事始めです。
デパートも四日から。
今は正月て言うたっちゃぁコンビニは開いとるしスーパーも24時間開いとります。
年明けてお節の買い物もできますもんね、すっかり様変わりしてきました。
て、いうたっちゃぁいつの世も暮れも正月も無く働く人が陰で一杯おるとば忘れたらいけません。医療関係、交通関係、介護施設、コンビニ、スーパー等々。そげな人たちに感謝しながら新しい歳ば迎えないけません。
今年は元日から能登の地震、航空機の事故と続きました、来年は良か歳であって欲しいもんですね。
今年も一年、おいしゃんのたわごとに付き合うて頂きありがとうございました。
皆さま良いお年をお迎えください