NHK判決に思うこと。どうやらNHKは実質敗訴したようだ。

2017-12-09 | 裏社会
 ここでは、立花孝志のU-Tube動画がわかりやすく解説している。
 まず、テレビをもっている人(B-CASカード番号を通知したか、BS放送の字幕消去手続きをした人)が受信契約をすることは、裁判所を通じて個々の意思に無関係に結ばされる。
 このことは、裁判所が万一否定したらNHKは廃止に追い込まれる訳で、べつに「勝訴した」と大声をはりあげるところとは思えない。

 一方で、NHKが切望していたシステム。受信契約書を内容証明付きの封筒で国民に送りつけて2週間後に自動的に受信契約が成立するという主張は、全員一致で退けられた。
 本当はNHKが上告した趣旨はこれなのだろうから、敗訴したと言っても過言ではない。
 つまり、裁判を通じてしか、受信契約を結ばせることはできないということだ。
 極端な言いようだが、NHKが告訴したらテレビをゴミ箱へ入れる。すると、告訴を取り下げざるをえない。またテレビをゴミ箱からだす……という方法でNHKはお手上げ状態になるということだ。
 何はともあれ自動契約システムについては当然上告費用はNHKが負担する
 百歩譲っても、引き分け以上にはならないのである。

 https://www.youtube.com/watch?v=undZjd3rh48
 では、なぜ民放各社がNHK側の立場に立って「NHK勝訴」と報道するのか。送信設備、オリンピックなどの催しなどで、NHKは民法を支配しているからだ。送信設備、オリンピックなどの放送権料では9割方NHKが負担しているので、民放は手も足も出ない。

 NHKは、ロンドンオリンピックでは、直接放送権を得ることはせず、電通を仲介業者に仕立てて、電通に50億円以上の不労所得を獲得させる形にした。受信料を、電通に流す仕組みを作り上げたのだ。
 電通といえば、CIA、米戦争屋、シオニストなどの下請け業者としても長い歴史を築きあげている。電通を肥やす仕組みをつくり上げることは不思議なことではない。

 また、NHK職員の平均年収(生涯)は1700万円以上、これに対しても、受信料を払っている側は批判するべきででしょう。
 立花氏によると、問題は国会議員にあるという。山本太郎、蓮舫氏以外の国会議員がなぜ、受信料制度に異議を唱えないのか。既得権を打ち崩すことはドン・キホーテの有り様に似ている。 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

   勝負事。相手方との相性はどうきまるのか

2017-12-09 | 囲碁よもやま
 常々考え続けた。囲碁などで、相手との相性がなぜこうも勝負に対して強い影響を及ぼすのだろうか。と。
 最近はようやく結論めいた答えが出たように思う。

 私の場合は相手が自信満々で石を打つ様子を前にすると、どうやらこっちの形勢芳しからずと、何時にも増して集中力が高まってくる。当然勝率が良くなる。反対に、自信なげに打つのをみると、とたんに気をゆるめてしまう。勝ったと思った時が負ける時。とは誰もが言うことだ。
 逆の人もいるのだろう。相手が自信有りげに打ってくると萎縮してしまうとか。
 韓国のイチャンホが依田紀基と対戦する際、依田のパシーンッという石音に気後れして勝率が芳しくなかったという噂もある。だからなのか、韓国では石を打ち付けるような打ち方はマナー違反とされている。

 その他、相手が女性であると、相手の形勢がやや苦しい場合、何やら異様なフェロモンとかいうのだろうか、そんなものを発散しはじめて、酒に酔ったような感覚に襲われることがある。そうなると、あらぬ妄想にとらわれて集中力が途切れてしまうのだ。テレビの囲碁棋戦でもそういう場面で、はかなく散っていった男どもを何度も見ている。
 韓国のトップ棋士、朴廷桓が、国際ペア碁で優勝したのだが、相手の黑嘉嘉という台湾の超美人棋士を一切見ないで戦ったのが勝因だったという感想を述べていたのを聞いた。これ、本当は鼻も塞いで打たないと実力は出せないのではなかろうか。

 私が時々いくヤフーの碁会所では、自分より100点ほど低い相手との勝率はだいたい40%、自分より100点ほど高い相手との勝率は5割強。まるで真逆の勝率を醸し出している。
 目の前にはパソコンのモニターしかないのであるが、石を打つ間合いとか、攻撃的、守備的とかで相手が楽観しているか悲観しているか、怒っているのか、笑っているか、モニターの碁盤ごしに伝わってくるのである。つまり打ち方で相手の有り様があらわになる。相手が見えないからといって相性が消えるわけではない。

 囲碁もAIブームではあるが、やはりそれぞれの個性をもっている人間と碁を打つほうが楽しいものだ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする