以前住んでいた街で、新しく設置する観光案内所について、多少の議論に参加したことがあった。「欧米でよく見るツーリスト・インフォメーションのスタイルを取り入れられないだろうか」と提案してみたのだが、実現には至らなかった。
初めて海外に出た時、一人で歩いた欧米豪の各地でツーリスト・インフォメーションの存在の大きさに感動したものだ。
ふらりと訪れた旅行者にとって、これほど頼りになる存在はない。
その基本的機能は、
(1)ホテル、ゲストハウス、ユースホステルなど多様な宿の紹介(または斡旋)
(2)観光ルートの紹介
(3)街で展開されている各種イベントの紹介
(4)ジャズバー、飲食店、商店などあらゆるサービス店舗の紹介
(5)上映映画、コンサート、演劇プログラムなど文化イベントの紹介
(6)各種施設、サービスのパンフレットや割引チケット
(7)観光や自然観察ツアー
ウィンチェスターでは、ヒースロー空港から到着したバス停のすぐ近くに「ツーリスト・インフォメーション」があった。
室内には、ウインチェスターの市街・郊外の見所、観光ルート、散策場所などがコンパクトに掲示されている。有料で市内ガイドツアーも日に数回に開催されていたり、絵葉書や土産物を売っていたりと収益事業も行っている。宿は、希望条件にあった宿をリストアップするところまでは無料で、宿泊予約まで依頼すると600円程度の手数料を払う。
手ごろなB&B(朝食つき民宿)をいくつか紹介してくれた女性スタッフは、「自分で電話をかければ80円程度なので、公衆電話を使ったほうが経済的ですよ」と笑顔で言った。
とにかく頼りになる〔i〕を、私は滞在中に何度も訪れた。こんな質問にも即時に笑顔で応えてくれる「案内所」が日本各地にあるといいのにといつも思う。
(1)インターネットが無料で使える喫茶店や公共施設
→リストアップされてペーパーになっていた
(2)映画館の位置と、現在のプログラムの上映時間
→パソコン画面を操作し、上映時間リストを印刷してくれた
(3)街づくりについての規則やガイドラインの存在
→多少説明してくれた後、市役所を紹介してくれた
(4)ジャズの生演奏をするカフェやパブ
→地図上ですぐにいくつか示してくれた
(5)安くて美味しい料理が食べられる店
→レストランもあるがパブがお勧めと、地図で示してくれた
(6)海沿いの街まで行くバスの時刻と料金
→パソコン画面を操作し、リストを印刷しバスの乗り方を教えてくれた
日本の「観光案内所」と〔i〕マークの「ツーリスト・インフォメーション」とは似て非なるものなのはどうしてなのだろう。
<街並み歩きツアーの案内。有料だが参加者は多い>
初めて海外に出た時、一人で歩いた欧米豪の各地でツーリスト・インフォメーションの存在の大きさに感動したものだ。
ふらりと訪れた旅行者にとって、これほど頼りになる存在はない。
その基本的機能は、
(1)ホテル、ゲストハウス、ユースホステルなど多様な宿の紹介(または斡旋)
(2)観光ルートの紹介
(3)街で展開されている各種イベントの紹介
(4)ジャズバー、飲食店、商店などあらゆるサービス店舗の紹介
(5)上映映画、コンサート、演劇プログラムなど文化イベントの紹介
(6)各種施設、サービスのパンフレットや割引チケット
(7)観光や自然観察ツアー
ウィンチェスターでは、ヒースロー空港から到着したバス停のすぐ近くに「ツーリスト・インフォメーション」があった。
室内には、ウインチェスターの市街・郊外の見所、観光ルート、散策場所などがコンパクトに掲示されている。有料で市内ガイドツアーも日に数回に開催されていたり、絵葉書や土産物を売っていたりと収益事業も行っている。宿は、希望条件にあった宿をリストアップするところまでは無料で、宿泊予約まで依頼すると600円程度の手数料を払う。
手ごろなB&B(朝食つき民宿)をいくつか紹介してくれた女性スタッフは、「自分で電話をかければ80円程度なので、公衆電話を使ったほうが経済的ですよ」と笑顔で言った。
とにかく頼りになる〔i〕を、私は滞在中に何度も訪れた。こんな質問にも即時に笑顔で応えてくれる「案内所」が日本各地にあるといいのにといつも思う。
(1)インターネットが無料で使える喫茶店や公共施設
→リストアップされてペーパーになっていた
(2)映画館の位置と、現在のプログラムの上映時間
→パソコン画面を操作し、上映時間リストを印刷してくれた
(3)街づくりについての規則やガイドラインの存在
→多少説明してくれた後、市役所を紹介してくれた
(4)ジャズの生演奏をするカフェやパブ
→地図上ですぐにいくつか示してくれた
(5)安くて美味しい料理が食べられる店
→レストランもあるがパブがお勧めと、地図で示してくれた
(6)海沿いの街まで行くバスの時刻と料金
→パソコン画面を操作し、リストを印刷しバスの乗り方を教えてくれた
日本の「観光案内所」と〔i〕マークの「ツーリスト・インフォメーション」とは似て非なるものなのはどうしてなのだろう。
<街並み歩きツアーの案内。有料だが参加者は多い>
宿泊所については、宿泊先リストを渡すか、来訪者の希望を聞いてその条件にあったものを複数示し、来訪者自身がその中から選択したりします。ビジターセンターは、その土地を訪問する人の「ワンストップサービス」センターなのですね。「公平性」の考え方の根底を探ると、日本のビジターセンターの機能も大きく変われるかもしれません。
行政は、「公平性」の元に企業名に触れる触れないに神経を使っていた時代もありましたが、今は、行政使用の封筒や広報誌に企業広告を募る時代。様々な「縛り」を別の角度から取り去れるといいのにと思います。