同業者青年部の研修で訪れた 大和ミュージアム。
呉の造船の歴史を、戦争を中心とした視点で捉えている素晴らしい展示内容だった。
そして、いつも感じている『戦争の愚かさ』を、より一層感じた展示内容でもあった。
戦艦大和に投じられた頭脳、情熱、資源、人命が、平和裡に活用されていたらと考えると、悔しくて悔しくてたまらない。
時代がそうさせざるを得なかったという考えもあると思うが、基本的に、日本を戦争に導いたのは当時の指導者とマスコミであったことに間違いない。
そう考えると、間違った指導者をいだいてしまった国民の悲劇は、昔も今も変わらないかも知れないが・・・
また、大和ミュージアムの前にある てつのくじら館 も、色々なことを考えさせてくれた。
巨大な潜水艦の実物。
そして、いつも死と隣り合わせの環境で働く乗組員のことに思いを馳せると、全てにおいて優秀な人材達が、過酷な潜水艦業務に就かなければならない今のこの世の中は、明らかに間違っていることが確信できた。
この世の中が平和であれば、彼らも地震予知の為の海洋調査や海底資源探査と言った、国同士の諍いでなく人類の発展に資する行動に、その能力を費やすことが出来る。
とはいえ、“ならず者”国家や集団が存在する限り、真の平和が訪れることは決してないだろう。
広島原爆の日~敗戦記念日が続く8月に、もう一度平和について考えてみたい。
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