3/31までの26試合中、全力疾走(俊足)の基準タイム「一塁到達4.3秒未満、二塁到達8.3秒未満、三塁到達12.3秒未満」を目安に、これから出場する選手がどんな走塁をしてきたのか紹介しよう。
■一塁到達タイム(バントのみ)~3.99秒
3/22 [5]3.72秒 竹内 司(健大高崎)
3/29 [1]3.81秒 松原 史弥(愛工大名電)
3/25 [3]3.88秒 中野 良紀(愛工大名電2年)
3/27 [2]3.90秒 岸 直哉(関東一)
3/29 [2]3.93秒 松原 史弥(愛工大名電)
3/25 [2]3.96秒 関口 隆祥(光星学院)
■一塁到達タイム(バント以外)~4.09秒
3/27 [1]3.82秒 岸 直哉(関東一)
3/27 [3]3.89秒 岸 直哉(関東一)
3/30 [1]4.01秒 安井 洸貴(大阪桐蔭)
3/29 [3]4.07秒 吉江 将一(関東一)
■二塁到達タイム
3/29 [3]7.96秒 中野 良紀(愛工大名電2年)
3/27 [2]8.19秒 大西 友也(大阪桐蔭)
3/30 [4]8.24秒 安井 洸貴(大阪桐蔭)
3/29 [2]8.26秒 木村斗史稀(愛工大名電)
■三塁到達タイム
3/30 [4]11.19秒 竹内 司(健大高崎)
3/30 [3]11.51秒 竹内 司(健大高崎)
3/22 [1]11.80秒 小林良太郎(健大高崎)
3/28 [5]11.91秒 大杉 諒暢(光星学院)
3/29 [2]12.17秒 鳥居 丈寛(愛工大名電)
現在、残っている学校は大阪桐蔭、健大高崎、光星学院、愛工大名電、横浜、関東一の6校。この中で横浜を除く各校がよく走っていることがわかる。とくに目立つのが愛工大名電で、松原史弥、中野良紀、木村斗史稀、鳥居丈寛の4人がここに名をつらねている。
1、2戦では前述の全力疾走のタイムクリアを宮崎西戦で5人(8回)、履正社戦で5人(7回)が達成し、これは6校中ナンバーワン。投手力、ディフェンス力のバランスもよく、優勝に一番近いところに位置していると言ってもいいだろう。
個人では健大高崎の竹内司がナンバーワンの走りを見せている。三塁を放ったときの三塁到達11.19秒はこれまでの26試合中、断トツの速さ。1番打者としての出塁率も高く、準決勝で対戦する大阪桐蔭側から見れば、竹内を抑えるか否かで勝敗の行方は変わってくる。
光星学院、愛工大名電、横浜、関東一の4校は今日から3連戦になって、投手をはじめ各選手の疲労が心配される。複数投手を擁している光星学院がそういう面から見れば有利と言えるが、今日の愛工大名電戦を勝たなければ、「連戦」も「有利」も関係ない。各校の実力は紙一重の差。どこが勝ち上がるか神のみぞ知るところである。
[註]ここまで26試合のストップウォッチ・ランキングをホームページで紹介しています。
http://kosekijunjihomepage.com/