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ウォーターズ

2006-05-19 23:32:22 | 映画2006
 貴女に涙を流させるわけにはいきません。ほら、この札束で涙を拭いて・・・あ、鼻水も出てます。貴女に鼻水は似合わない。この札束で拭いて・・・あ、ヨダレも・・・

 スポコンものや音楽映画など、青春サクセスストーリーを、ホストという職業に変えただけの映画かと思っていました。しかも難病少女も登場するし、青春してるし、「ゼロからのスタート」ならぬ「マイナスからのスタート」だったし。ふ~ん、なるほどね。などと簡単に終わらせない!騙されたですよ・・・

 新人イケメンホストたちが詐欺にもめげず、改装した「DOGDAYS」という店で取られた金以上のものを稼ごうとする。選ばれた7人の経歴もさまざまで、ホスト経験のある者は一人だけ。主人公良平(小栗旬)は大道芸人(ストリートパフォーマー)で世界一周するという夢を持ち、他のメンバーも元銀行員、元バスケット選手、元板前、元インテリア・コーディネーターなど各方面では秀でたモノを持ちながら、やむを得ぬ事情でホストとして身を立て直そうと考えていたのだった。「白雪姫」の“7人のドワーフ”をモチーフにして、心臓病を患ったオーナーの孫娘を救おうといった本筋と、ベンチャー企業で成功した5人の女性たちを客として満足のいく接客をするというクライマックスが待っている。

 ホストを華々しい職業として扱うのではなく、それぞれの若者たちの人生の目標といったテーマや、金に固執するよりも仲間を大切にするといったテーマで爽やかに描かれていました。一方の女性起業家たちは成功を収めた金満家であり、金を紙切れのように扱う傲慢さによって「金が全てだ」という風潮へのアンチテーゼともなっています。その中でも社長(真中瞳)だけは大事な何かを失ってしまったという喪失感のため、芸で世界一周という夢を持った良平に興味を持つのですが、彼女の憂いの表情がよかったです。そういえば、彼女も電波少年的世界一周を経験しましたもんね・・・

 う~む、しかし、まんまとやられましたよ・・・ネタバレしたいけど出来ない悲しさ・・・

★★★★・

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6 コメント

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ホストクラブ (kossy)
2006-05-20 23:45:48
>nick_right様

ほんとに面白かったです。

予想してた内容をことごとく裏切られた感じで、

気持ちよく映画館をあとにしました。

結局どんでん返しがあってもなくても印象が変わらないところもメッセージ性があってよかったです。

そんな優待券があったのですか・・・

でも優待されても実際は高額だろうから、

売れなかったでしょうね・・・
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TBありがとうございます。 (nick_right)
2006-05-20 21:04:05
ホストって仕事をとても爽やかに描いていて、面白い作品でしたね。

なんだか直ぐに公開終了になってしまったのは残念な所…。

ラストの大どんでん返し(古いっ)には唖然です。(笑)

そう言えば、この映画、前売り券でホストクラブの優待券?ついていた物がありましたよね?売れ行きは如何だったのでしょうか・・・?
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今日は (kossy)
2006-05-20 13:49:45
>ペッタンコ様

wowowでの特集も見たし、

準備万端!

今日行ってこようかと思いますけど、

人はいっぱいだろうなぁ・・・

ま、期待はしていませんが、

考えたらすごいプリント数ですよね。

採算は取れるのでしょうけど、

あとはラジー賞が心配になるところでしょうか・・・
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Unknown (ペッタンコ)
2006-05-20 13:13:37
そうですねー。劇場チェーンの規模も小さく

配給会社も最初からあまり力が入っていなかったようです。

もったいないですよねー。



逆に配給会社の意地というか、命が懸かっている大作

「ダヴィンチコード」は今日から公開ですね。

試写会に行ったんですが、あまりに退屈で寝ました。

世界中の人が今日一気にダヴィンチに幻滅するんですよーきっと。

期待してる人が多いだけに暴動が起こらないかと心配です。
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面白かったです (kossy)
2006-05-20 08:18:09
>ペッタンコ様

いやぁ~ほんとにビックリしたとです。

どの場面で終わってもいいような気もしますが、

「金がすべてじゃないんだ!」といったメッセージが強調されたような終わり方でしたよね。

こだわりも感じられたのですが、興行的にはそれほどこだわってなかったのでしょうか。結構もったいないような。

俺は好きなのは真中瞳・・・電波少年以来(笑)
返信する
Unknown (ペッタンコ)
2006-05-20 01:36:43
最後にドンデン返しがある映画だとは思ってなかったので

私も見てビックリしましたよ!

この映画のCMで芸人のヒロシさんにナレーションをお願いしたんですが(ホストつながりという事で)

知らなかったのが「・・・したとです」という「と」は

ひとつのネタに一回しか使っちゃいけない、という法則があるらしく、

文章的に二回出てきてしまうナレーション原稿を

直されてしまいました。こだわりを感じます。



私が個人的に好きなのはユウキ役(青年実業家)の須賀貴匡君です。

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