金沢、鶴来、勝山そして能登。北陸らしい背景映像と悲しく切ない大人の愛をたっぷりと満喫させてくれます。地元です!初日ということで、主演女優の秋吉久美子さんと根岸吉太郎監督が舞台挨拶を行いました。
ストーリーは、ドキュメンタリー制作会社社長の今井郷が、かつて刀鍛治を取材した石川県鶴来町へ赴き、25年ぶりに山崎火峯の娘千桐と出会う。火峯本人は寝たきり老人となっていて、今井は、離婚し借金に追われていた千桐に金銭援助を申し出る。そして二人は・・・という内容です。R18
最初は資金援助という名目と25年前のセーラー服への想いがそうさせた究極の愛。今井としても冗談まじりの申し出であったが、運命は二人を忘れかけていた恋愛へと導いていった。男の愛情表現は、女性に対して経験豊富であるはずなのにぎこちなく、微笑ましい。永島敏行という俳優はそれほど好きではないのだが、これも演出だったのだろうか、嫌悪感がわかないのだ。秋吉久美子の演技も、まるで少女であるかのような初々しさを感じます。
老人性痴呆の問題もさりげなく取り入れ、熟年不倫を狂おしいまでに演技する俳優と淡々と流れる映像表現。この上手さには結末がわかっていても涙を誘われました。R18ということで、官能的な映画に敬遠しがちであったのだが、テーマは別のところにあったので充分に楽しめます。谷崎潤一郎賞を受賞した高樹のぶ子の同名小説ですので、テーマは「老い」と「不倫」、そして「性」といったところでしょうか。。。
個人的に好きなところは、ランプの宿での夕食のシーン。「すけべ」と言う千桐。この台詞が「助平」でも「スケベ」でもない、ひらがなのすけべなんだよなぁ・・・よくわからんが(笑)。アマエビ食べたくなってくる。
根岸監督と秋吉久美子の舞台挨拶・・・12月の鶴来ロケの苦労話が中心でした。北陸の冬の気候が変わりやすいことや、寒空の下でのラブシーン。方言と標準語をバランス良く配置した細かな脚本についても触れていました。
残念なのは、影の主役とも言える象徴的な六郎杉は山形新庄市にある「トトロの木」ということだ。探しに行こうと思っていたのに・・・
・透光の樹@映画生活
ストーリーは、ドキュメンタリー制作会社社長の今井郷が、かつて刀鍛治を取材した石川県鶴来町へ赴き、25年ぶりに山崎火峯の娘千桐と出会う。火峯本人は寝たきり老人となっていて、今井は、離婚し借金に追われていた千桐に金銭援助を申し出る。そして二人は・・・という内容です。R18
最初は資金援助という名目と25年前のセーラー服への想いがそうさせた究極の愛。今井としても冗談まじりの申し出であったが、運命は二人を忘れかけていた恋愛へと導いていった。男の愛情表現は、女性に対して経験豊富であるはずなのにぎこちなく、微笑ましい。永島敏行という俳優はそれほど好きではないのだが、これも演出だったのだろうか、嫌悪感がわかないのだ。秋吉久美子の演技も、まるで少女であるかのような初々しさを感じます。
老人性痴呆の問題もさりげなく取り入れ、熟年不倫を狂おしいまでに演技する俳優と淡々と流れる映像表現。この上手さには結末がわかっていても涙を誘われました。R18ということで、官能的な映画に敬遠しがちであったのだが、テーマは別のところにあったので充分に楽しめます。谷崎潤一郎賞を受賞した高樹のぶ子の同名小説ですので、テーマは「老い」と「不倫」、そして「性」といったところでしょうか。。。
個人的に好きなところは、ランプの宿での夕食のシーン。「すけべ」と言う千桐。この台詞が「助平」でも「スケベ」でもない、ひらがなのすけべなんだよなぁ・・・よくわからんが(笑)。アマエビ食べたくなってくる。
根岸監督と秋吉久美子の舞台挨拶・・・12月の鶴来ロケの苦労話が中心でした。北陸の冬の気候が変わりやすいことや、寒空の下でのラブシーン。方言と標準語をバランス良く配置した細かな脚本についても触れていました。
残念なのは、影の主役とも言える象徴的な六郎杉は山形新庄市にある「トトロの木」ということだ。探しに行こうと思っていたのに・・・
・透光の樹@映画生活
「邦画ブラボー」のspok23と申します。
「透光の樹」、ネットで予告編見ました。
原作読んでいませんが興味あります。
その「樹」も見たいです。
根岸監督といえば「遠雷」もよかったですね。
記事を読んでいたら私もアマエビ食べたくなりました。
記事には書かなかったけど、秋吉久美子は色んな女優賞をとるかもしれません。R18というのがネックなんですけどね・・・
根岸監督って、よく知らなかったのですが、
久しぶりにメガホンを持ったとのことでした。
年齢を重ねると、こういった「老い」をテーマにした映画に興味を持つのでしょうかねぇ・・・そんなに重く扱ってるわけじゃないんですけどね(笑)
アマエビのシーンは・・・ポワ~ンとピンク色になるような・・・そんなイメージが残っています・・・
R指定と言うことで、エロい映画が苦手な私としてはちょっと足が向きません。「海猫」も同様にかなり抵抗が・・・(-_-;)ご覧になったら是非感想をお聞かせください(人様の感想で満足するクチです;しかし「笑の大学」は見に行く予定)
ちなみにアマエビ、美味しいですよね。今年はまだ1度しか口にしていません(また食べたい)
去年、鮭川村羽沢温泉に立ち寄ったときに、「トトロの木」の看板を見かけていましたが素通りしました。たち寄って置くべきでした。 改めて行くとなると 遠いです。
R18指定の映画にもかかわらず、50歳以上と見受けられる人が多く、1ヶ月以上のロングラン上映になっています。 老人達をひきつけている魅力はなんでしょうね。。
あたしにはこの映画理解できなかったです。。。
ゴシップネタと言えば、この映画での萩原健一の降板と彼の交通事故が盛り上がっていました。
確かに、ショーケンの声だと雰囲気が良くないかなぁ。
>祐さま
リンク先の写真、見ました!ありがとうございます。
この映画、石川県のマイカルでは集客1位でしたからね(笑)びっくりです・・・当然なのかな?
この映画はR18では生ぬるく、R35にすべきだと思っています(笑)
根岸監督も「熟年夫婦に観てもらいたい」とか言ってましたし、更年期対策、ボケ防止対策みたいな位置付けなのかもしれませんね・・・
エロいシーンは頭の中でカットしたほうが良さそうです。
「気ままなキラ日記」のキラでございます♪
結構何も知らないまま「透光の樹」見に行ったんだけど、R指定だったのね
平日にマイカルに見に行ったのだけど、熟年夫婦も沢山来てましたよぉ!
俺としてはR35が妥当だと思うのですが、
エロいシーンだけ省いていけば結構渋めの映画でした。
ボケそうな親を持つと尚更のこと・・・
原作を読んでから見たのですが、描いてほしかった場面がたくさんありました。
この映画の重要なSEXシーンは5~6回ほどでてきますが、どういうわけか全くそそられませんでした。
なんとなく、永島さんが遠慮がちに見えてきます。原作では二人の気持ちのズレなどが巧く表現されていますので、お互いの葛藤や心のすれ違いがよく分かるのですが、映画だとその点がいまひとつ分かりにくい上にすんなりと事が進んで行き過ぎて、疑問もたくさん浮かんできたんですが、私は永島敏行さんが好きなので、これは大人のファンタジーとして許します。が、せっかくの美しい映像に音楽が少し馴染んでいないような気もしました。
永島さんのマイウエイを聴かされるとは思いませんでした。サビにいくところでちょっと音程がはずれそうになったのでフッと笑って歌い続けるところは、永島さんらしさがでていました。
根岸監督と永島さんは遠雷以来。はじめから永島さんに決まっていたらまた違ったのかなあ?
ショーケンだったらどうだったでしょうね?
濡れ場はなんとなく合わないイメージがあるんですが
長文にて失礼しました。