最初はグー。トム・ヤン・クン!
などと宣伝していたかどうかは知らないのですが、オバカな某政治家が某選挙で演説した結果と同じく、公開週の興行成績ベスト10では僅か900票差で次点に甘んじる結果となったようです・・・
『マッハ!』では熱く燃えさせていただいたムエタイ・アクションでしたが、『トリプルX』のように数台のカメラを角度を変えて撮影したものを何度も流す編集にしつこさまで感じたところが難点でした。それがこの映画ではあっさりカット。映像のしつこさよりもショットの繋ぎを大切に編集して、極力無駄を省く作戦に出てきました。ところが省きかたも度を過ぎてしまい、「おやおや?」と感じさせるところがいっぱい・・・タイのヤクザがカラオケパーティで楽しんでいるところへ殴りこんだかと思ったら、いつの間にかボート・チェイス。あ、これはストーリーを追っていてはダメなんだと気づきました。
基本的に格闘技映画の場合、撃ち合うシーンがあると興醒めしてしまうのですが、象を拉致したジョニーを追ってオーストラリアに乗り込んだ途端に銃撃戦となってしまいました。しかもファンキーなタクシー運転手がいきなり殺されちゃったのです。ここから頭の上にハテナマークが点灯しながらの鑑賞になったわけですが、逮捕される理由もわからないトニー・ジャーはせっかく言葉が通じるマーク巡査と話すことができたのに逃亡してしまいました。
ツッコミ箇所が多くストーリーも穴だらけ。普通ならダメ映画のレッテルを貼られてしまいそうになるのですが、そうでもありません。巨大なお店、多分キワモノ・ゲテモノ料理店“トム・ヤン・クン”に殴りこんでからが凄いのです。『死亡遊戯』をも彷彿させる階段登りアクションで、しかも長回し!4階まで登った時点でフラフラになるトニー・ジャーがとても痛々しく、こぶしを握り締めて声援を送りたくなる瞬間でした。その他、倉庫におけるバイカーとの戦いも『死亡遊戯』に負けじと頑張っていたし、匿われたお寺やクライマックスの敵の本拠地も凄かった。
「象を返せーー!」と悲痛な叫びを発する主人公。『マッハ!』では「像を返せーー!」と悲痛な声をだしていたので、“ぞう”には相当縁が深いのかと思われます。彼の次回作ではきっと寺の坊さんが拉致されて「憎を返せーー!」と訴えるに違いありません。だけど、今度はちゃんとストーリーをしっかり組み立てましょうね。
★★★・・
などと宣伝していたかどうかは知らないのですが、オバカな某政治家が某選挙で演説した結果と同じく、公開週の興行成績ベスト10では僅か900票差で次点に甘んじる結果となったようです・・・
『マッハ!』では熱く燃えさせていただいたムエタイ・アクションでしたが、『トリプルX』のように数台のカメラを角度を変えて撮影したものを何度も流す編集にしつこさまで感じたところが難点でした。それがこの映画ではあっさりカット。映像のしつこさよりもショットの繋ぎを大切に編集して、極力無駄を省く作戦に出てきました。ところが省きかたも度を過ぎてしまい、「おやおや?」と感じさせるところがいっぱい・・・タイのヤクザがカラオケパーティで楽しんでいるところへ殴りこんだかと思ったら、いつの間にかボート・チェイス。あ、これはストーリーを追っていてはダメなんだと気づきました。
基本的に格闘技映画の場合、撃ち合うシーンがあると興醒めしてしまうのですが、象を拉致したジョニーを追ってオーストラリアに乗り込んだ途端に銃撃戦となってしまいました。しかもファンキーなタクシー運転手がいきなり殺されちゃったのです。ここから頭の上にハテナマークが点灯しながらの鑑賞になったわけですが、逮捕される理由もわからないトニー・ジャーはせっかく言葉が通じるマーク巡査と話すことができたのに逃亡してしまいました。
ツッコミ箇所が多くストーリーも穴だらけ。普通ならダメ映画のレッテルを貼られてしまいそうになるのですが、そうでもありません。巨大なお店、多分キワモノ・ゲテモノ料理店“トム・ヤン・クン”に殴りこんでからが凄いのです。『死亡遊戯』をも彷彿させる階段登りアクションで、しかも長回し!4階まで登った時点でフラフラになるトニー・ジャーがとても痛々しく、こぶしを握り締めて声援を送りたくなる瞬間でした。その他、倉庫におけるバイカーとの戦いも『死亡遊戯』に負けじと頑張っていたし、匿われたお寺やクライマックスの敵の本拠地も凄かった。
「象を返せーー!」と悲痛な叫びを発する主人公。『マッハ!』では「像を返せーー!」と悲痛な声をだしていたので、“ぞう”には相当縁が深いのかと思われます。彼の次回作ではきっと寺の坊さんが拉致されて「憎を返せーー!」と訴えるに違いありません。だけど、今度はちゃんとストーリーをしっかり組み立てましょうね。
★★★・・
飲んでいたコーヒーを噴出しそうになりました(笑)
確かに日本語では韻を踏んでますがタイ語では違うようですね。
いかに沢山ツッコミ箇所を発見出来るかという新しい映画の見方ですね(苦笑)
それにしてもカメラマンもすごいと思いました。
あと、実際に骨を折られないまでも、皆さんかなり痛い思いをしたことでしょうねー。
インパクトがありました。象を返せ。
それだけタイの人たちには象は大切なものだということがわかりましたです。
途中までツッコミどころを考えていたのが恥ずかしく思えてくるほど凄いアクションでしたよね(汗)
>starblogger様
あの長回しシーンのカメラマンですよね。
花瓶は飛んでくるわ、イスは飛んでくるわで、よく当たらないものだとヒヤヒヤしながら見てました。あのシーンだけは何度も観たいですね~♪
実際に怪我人は出なかったのでしょうか。
ジャッキー映画では本人が骨折してますし・・・
いやいやいや・・・ラストのわらわらわらと出てくる敵(それもキチンと1人づつかかってくる)の骨を折りまくるジャーには「どれだけ骨を折ったら気が済むんジャー!」と思いつつうっとり見とれてしまいました。
が、そんなコトにこだわってはいけないとは思いつつ、アクションだけが見せ場の映画から少しづつ抜け出して欲しいなぁ・・・と思ってしまいました。
今後のジャーに期待!です。
コメントありがとうございます。
観た映画館のサウンドシステムが凄かったのでしょうか、骨を折るシーンではとてつもない効果音でした。あれだけ連続されると痛さに対して麻痺してしまいそうになりました(笑)
多分、脚本段階ではまともなストーリーだったのではと感じたのですが、編集によってズタズタになったのかなぁ。もったいなかったですね~
「マッハ!」見てなかったし、映画秘宝での騒ぎ方が尋常じゃなかったので、ものすごーく期待してたんですよ・・・。ストーリーのいい加減さに、ノる前に萎えさせられました。次ぎ見るときは、慣れてるかな~。
トラバありがとうございます。
>「憎を返せーー!」
像から象と来たら次は...とても興味深く思いました。冒頭のボートシーンは007顔負けでした。アクションは最高、ただもう少しびっくり箱が欲しかったけど。でも楽しめる事はいい事です(^^ゞ
あらら、なにかNGワードでもあったのかな。
映画秘宝が好きそうな映画ですよね~
多分年間ランキングにも入ることでしょう。
キネ旬報でも20位以内に入るかもしれません(笑)
>でんでん様
ほんとはトニー・ジャーにハリウッド進出してもらいたいところです。映画製作の技をも磨いてもらって、早いところジャッキーを超える存在になってほしい。
そうなってくると、この映画もプレミアがついて作り直されたりして・・・(笑)
像・象・僧はやられました
奪われた映画の脚本を取り戻すというので「SAWを返せ!」というのも考えました。
ジャッキーと同じ道を辿るならば、しばらくはストーリーはいい加減でもいいのかもしれません。だけど、やはり映画らしいものを見せてもらいたいですね。
SAWできましたか。
どちらにせよ、また「返せ」になるような気が・・・(笑)