本当に失笑を起こすためにはオドレイ・トトゥではなくモニカ・ベルッチを登場させるべきだ。そして、ポール・ベタニーではなく、ジム・カヴィーゼルを!
何かと話題を振り撒くカンヌの失笑問題(爆笑問題ではない)。しかし、フタをあけてみると、そこまで批判される映画ではないことがわかった。要するに無神論者にとっては、普通のサスペンス映画。シオン修道会に関する記述や登場人物がよくわからない程度なのでしょう。とにかく、クリスチャンにとってはイエス・キリストが結婚していたという説に不買運動を展開していることがこの作品(=原作)の正当な評価を曇らせているだけだと思われます。そうは言っても、情報量が多すぎるため詰込過ぎ感がありました。
5月20日、全世界同時公開!関連番組も各放送局が放映しましたが、映画よりもこの特集番組のほうが面白い!なんて、どうしたことでしょう。wowowの「ダ・ヴィンチ・コードの謎」、フジ系列の「ダ・ヴィンチ・コード ミステリーSP」、と映画化に際しての補足的な役割を意図したものが、モナ・リザや岩窟の聖母、最後の晩餐の謎、そして聖杯伝説などは特集番組のほうが詳しいので、映画よりも面白くなってしまったような気がします。しかもwowowでのドキュメンタリーにも出演していた作家が映画でもバスに乗ってたような・・・
ストーリーそのものはミステリー&サスペンスであり、アナグラムや暗号といった謎解きも面白いのかもしれませんが、世界で6000万部も売り上げた原作をわざわざ映画化すること自体がもしかすると暗号になっていたのかもしれません。それはずばり、“もっと映画を観よう!”といったメッセージ。『ポセイドン』にも言及してるし、『ピンクパンサー』のジャン・レノも出てくるし、天使を描いた『アンジェラ』、隠し子を描いた『ブロークン・フラワーズ』、悪魔を絡めた『エミリー・ローズ』、『オーメン』と、全て関わりを持っています。そして、Mから始まる謎の核心に迫る『Vフォー・ヴェンデッタ』なんて、この作品の答えを暗示しているような・・・これは映画好きにはたまらないミステリーです。
映画を観終って、録画しておいた「ダ・ヴィンチ・コード ミステリーSP」をチェックしましたが、迫害されたマグダラのマリアが1969年にようやくヴァチカンから娼婦ではなかったと発表され、聖母の扱いを受けることとなった事実に感動しました。そして、マグダラのマリアは迫害をまぬがれるために奴隷を装って南フランスへ渡ったらしいのですが、偶然にも、オドレイ・トトゥをアナグラムすると「奴隷とお父」になることを発見しました!これは世紀の大発見です。ダン・ブラウンさんに教えてあげなきゃ・・・
★★★・・
《追記》
2006年カンヌ国際映画祭の司会者がヴァンサン・カッセル。彼の妻モニカ・ベルッチは審査員の1人でした。『パッション』でマグダラのマリアを演じたベルッチですが、この映画でもメインのミステリーとなった壁画が『最後の晩餐カッセル』だというオチまでつけました・・・これも神が導いたものなのでしょうか・・・
何かと話題を振り撒くカンヌの失笑問題(爆笑問題ではない)。しかし、フタをあけてみると、そこまで批判される映画ではないことがわかった。要するに無神論者にとっては、普通のサスペンス映画。シオン修道会に関する記述や登場人物がよくわからない程度なのでしょう。とにかく、クリスチャンにとってはイエス・キリストが結婚していたという説に不買運動を展開していることがこの作品(=原作)の正当な評価を曇らせているだけだと思われます。そうは言っても、情報量が多すぎるため詰込過ぎ感がありました。
5月20日、全世界同時公開!関連番組も各放送局が放映しましたが、映画よりもこの特集番組のほうが面白い!なんて、どうしたことでしょう。wowowの「ダ・ヴィンチ・コードの謎」、フジ系列の「ダ・ヴィンチ・コード ミステリーSP」、と映画化に際しての補足的な役割を意図したものが、モナ・リザや岩窟の聖母、最後の晩餐の謎、そして聖杯伝説などは特集番組のほうが詳しいので、映画よりも面白くなってしまったような気がします。しかもwowowでのドキュメンタリーにも出演していた作家が映画でもバスに乗ってたような・・・
ストーリーそのものはミステリー&サスペンスであり、アナグラムや暗号といった謎解きも面白いのかもしれませんが、世界で6000万部も売り上げた原作をわざわざ映画化すること自体がもしかすると暗号になっていたのかもしれません。それはずばり、“もっと映画を観よう!”といったメッセージ。『ポセイドン』にも言及してるし、『ピンクパンサー』のジャン・レノも出てくるし、天使を描いた『アンジェラ』、隠し子を描いた『ブロークン・フラワーズ』、悪魔を絡めた『エミリー・ローズ』、『オーメン』と、全て関わりを持っています。そして、Mから始まる謎の核心に迫る『Vフォー・ヴェンデッタ』なんて、この作品の答えを暗示しているような・・・これは映画好きにはたまらないミステリーです。
映画を観終って、録画しておいた「ダ・ヴィンチ・コード ミステリーSP」をチェックしましたが、迫害されたマグダラのマリアが1969年にようやくヴァチカンから娼婦ではなかったと発表され、聖母の扱いを受けることとなった事実に感動しました。そして、マグダラのマリアは迫害をまぬがれるために奴隷を装って南フランスへ渡ったらしいのですが、偶然にも、オドレイ・トトゥをアナグラムすると「奴隷とお父」になることを発見しました!これは世紀の大発見です。ダン・ブラウンさんに教えてあげなきゃ・・・
★★★・・
《追記》
2006年カンヌ国際映画祭の司会者がヴァンサン・カッセル。彼の妻モニカ・ベルッチは審査員の1人でした。『パッション』でマグダラのマリアを演じたベルッチですが、この映画でもメインのミステリーとなった壁画が『最後の晩餐カッセル』だというオチまでつけました・・・これも神が導いたものなのでしょうか・・・
映画をレイトで観たは良いけど、様々なインパクトが交差して眠りにつけなくて困ってました。
安心して眠ります…。
確かに期待しないで行けばそこそこかもしれませんね。
私は過度に期待し過ぎてしまったので失敗しました。
ロンハワードとトムハンクスだから余計に安心感があったのかもしれません。
それにしてもジャンレノは「レオン」以来あまりパッとしませんね。
あああ、先に唸られてしまうと、変更ができなくなってしまいましたぁ~(なんちゃって、笑)
レイトで観るときついですよね~
なんだか、膨大な情報が一晩で忘れ去ってしまうような。
録画してからでかけました?
>ペッタンコ様
もちろん、みなさんと同じ気持ちでいたいために・・・
いやぁ~さすがに混んでました。
会場は熱気むんむん。
熱くなるのに、映画はそれほど熱くなれませんでした(笑)
一流俳優を贅沢に使いすぎたために、もうちょっと見たい人の出番が少なかったりで・・・特にジャン・レノとアルフレッド・モリナ~~
「奴隷とお父」サイコーです!
ラングドンも真っ青!
失笑事件や不買運動はもしかして宣伝の一環かとも思えますよね。
おすぎや江原センセが宣伝するよりもよほど効果があるような・・。
日本ではほとんどの人がサスペンスとして楽しめるのではないかな?ただ宗教絡みの言葉などが分かりづらいから事前な特集みてるといーよね。私も以前みてたのでたすかったわ(笑)
あーーーそういえば、列記されたタイトル
ちゃんと絡んでる(笑)ポセイドンなんて台詞でちゃんと出てるし
まだ未見な『アンジェラ』と『ピンク・パンサー』も
観にいかなくちゃ(笑)
『奴隷とお父』に噴出しました!!!
ほんっと世紀の大発見!(笑)
TB有難うございました♪ 時間が押してきたので 短文で失礼します(何しに来たんじゃ・・ですね 笑)
各地でロケ拒否の憂き目にあっていること、
バチカンの反対にあっていること、
は知っていましたが、
「パッション」と一緒で宣伝になるんじゃないの、
程度しか思ってませんでした。
確かに特番の内容は面白いです。
しかしダヴィンチだって、キリストが死んでから
千何百年もたって登場しているわけで、
当時すでに真実は闇の中だったんじゃないでしょうか。
ほんとに、うまく宣伝・・・こうしたニュースまでもが我々を映画館へと導いてしまう(笑)
なんたってニュースソースはカンヌですから!
こりゃ、自分の目で確かめなきゃと誰でも思うことですもんね。やられました。
>更紗さま
最後の晩餐にしてもパソコンでの説明でしたから、ちょっと迫力に欠けてしまいましたね。
ポール・ベタニーが直接殺人を犯したという情報しかないわけですから、影で操ってるのは誰だ?導師とは誰だ?といったサスペンス要素でグイグイと・・・さすがにちょっとは緊張した場面もありましたが、その部分も少なかったですなぁ・・・
>にゃんこ様
シオン修道会と聖杯の謎。暗号に使われたダ・ヴィンチの絵との絡み。すべてはキリストの末裔へと帰結するのですが、今公開されてる映画もこの映画に帰結する・・・なんて壮大な映画界のパワーバランスというか、なんというか・・・
奴隷とお父さん・・・マグダラのマリアはお母さんであるはずなのに、あらたな父の存在も・・・(笑)
>PocketWarmer様
ホントにテレビの特番は参考になりました!というより、特番をメインにしてもいいような、それほど歴史ミステリーは面白いですよね~
連続ドラマにすると、もっと余計な知識を植え付けられそうです(笑)
>とんちゃん様
時間のあるときにまたゆっくりと・・・
いやいや、わざわざコメントまで残してくださってありがとうございました。
これだけウケていただくと、次のネタを考えるのに勇気を与えてくれます。