『エクソシスト』では首が回るシーンが有名だが、この映画ではまるで中国雑技団によるイナバウアーのような決めポーズが印象に残る。
悪魔が取り憑くのは深夜3時。草木も眠る丑三つ時である。被害者はエミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)。最初は原因不明の痙攣と幻覚。医師もさじを投げてしまうほど症状だったが、薬によりなんとか改善が見られそうだったのですが、結局はエクソシストのムーア神父(トム・ウィルキンソン)に依頼し死なせてしまうことになり、過失致死罪に問われてしまう。
ホラー映画というよりは法廷劇。悪魔の憑依による恐怖映像も流れますが、悪魔の存在をいかに証明するかが映画のテーマとなっています。初期症状である痙攣のシーンでは野村芳太郎監督の『震える舌』を思い出してしまいましたが、音響効果も素晴らしくて、ビク~ンっと体が硬直してしまいそうになりました。そして漫画チックでもあった『エクソシスト』よりもリアルさが溢れていて、やはり実話なのか?と信じてしまいそうになります(はっきりと結論づけたくないのです)。また、映画の中ではかなり脇役でしたが、エミリーのボーイフレンド、ジェイソンが彼女の家族とともに最後まで面倒を看ていたところが良かったです。
【ネタバレ反転】
裁判の結果は有罪。しかし、刑の執行は今日で終わりという執行猶予よりも甘い判決でした。陪審員も悪魔の存在を信じた結果として捉えてもよいのでしょうけど、エクソシストとしてカトリックの任務を全うしたムーア神父を評価しただけかもしれません。
何しろ法廷において悪魔が存在すると認められたら、魔女裁判なども正当化されそうで危険です。司法と宗教というものが相容れないものであるから、悪魔が存在するなどという判例は作れないでしょう。しかし、宗教家としての職務であることも否定はできないので、映画としても結論はぼかしてあるように思えました。まだまだ議論の余地がありそうな問題ですね。
★★★・・
悪魔が取り憑くのは深夜3時。草木も眠る丑三つ時である。被害者はエミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)。最初は原因不明の痙攣と幻覚。医師もさじを投げてしまうほど症状だったが、薬によりなんとか改善が見られそうだったのですが、結局はエクソシストのムーア神父(トム・ウィルキンソン)に依頼し死なせてしまうことになり、過失致死罪に問われてしまう。
ホラー映画というよりは法廷劇。悪魔の憑依による恐怖映像も流れますが、悪魔の存在をいかに証明するかが映画のテーマとなっています。初期症状である痙攣のシーンでは野村芳太郎監督の『震える舌』を思い出してしまいましたが、音響効果も素晴らしくて、ビク~ンっと体が硬直してしまいそうになりました。そして漫画チックでもあった『エクソシスト』よりもリアルさが溢れていて、やはり実話なのか?と信じてしまいそうになります(はっきりと結論づけたくないのです)。また、映画の中ではかなり脇役でしたが、エミリーのボーイフレンド、ジェイソンが彼女の家族とともに最後まで面倒を看ていたところが良かったです。
【ネタバレ反転】
裁判の結果は有罪。しかし、刑の執行は今日で終わりという執行猶予よりも甘い判決でした。陪審員も悪魔の存在を信じた結果として捉えてもよいのでしょうけど、エクソシストとしてカトリックの任務を全うしたムーア神父を評価しただけかもしれません。
何しろ法廷において悪魔が存在すると認められたら、魔女裁判なども正当化されそうで危険です。司法と宗教というものが相容れないものであるから、悪魔が存在するなどという判例は作れないでしょう。しかし、宗教家としての職務であることも否定はできないので、映画としても結論はぼかしてあるように思えました。まだまだ議論の余地がありそうな問題ですね。
★★★・・
『震える舌』もホラーにしか見えない予告と演出でしたね。来るぞ来るぞ… こないかな? キター!みたいな。
オカルトとしては変化球ですけど、中々面白かった。
ジェニファー・カーペンターの演技は凄かったですね。
顔がもう怖くて怖くて。
ちなみに「震える舌」は勝手に日本製オカルト映画の最高傑作に認定しております。
破傷風菌?いえいえあれは悪魔ですって。
一番怖いのはそうですよね。
恐怖体験はビデオにでも写さないとわからないことだし、それを聞いた人の判断が一番怖い。
>ノラネコ様
ジェニファー・カーペンターは良かったですね~
あの格好はかなり痛かったことだろうと想像してます。
『震える舌』は怖いですよね~
悪魔のような気もしますけど、破傷風そのものが悪魔菌なのかもしれないですね・・・それにしてもオカルト最高傑作とは(笑)
ドアがバターン!と閉まる音とか
べたべたなのでしょうが、結構驚いてしまいました。
ジェニファー・カーペンターの顔は
実は割と好みなので、頑張って演じてはいるものの
その歪みに小ショック。
これからいい役がつくといいなぁと希望してしまいました。
俺も驚いていたようです。
座席が揺れるくらい・・・隣の人ごめんなさい。
ジェニファー・カーペンターは今後も活躍するのかわかりませんけど、リンダ・ブレアーのように落ちぶれないことを願ってます。
俺もローラ・リニーが好きになりました。
今までどうして注目しなかったんだろう・・・結構出演作は観てるのに・・・今までは弱い女性を演ずることが多かったからかもしれないですね。
弁護した人が殺人事件を犯した事実を聞いたときの微妙な表情もよかったです。
その原因はどうであれ、餓死みたいなものなわけで・・・
栄養を与える・・・もしくは病院に入院させることを怠ったと言う意味で有罪じゃないかな?
「震える舌」はちょっと誤解を与えかねない映画でしたね(^^;
どれもこれもイナバウアーでヾ(@^▽^@)ノわはは
やっぱ時期が時期だけに、エミリー
のイナバウアーは見物でしたよねw
検事と結託して、悪魔までもが自分
の存在を証明させないように力を使っ
ているのか?と思ってしまいましたw
エミリーの豹変と法廷での淡々とし
たやりとりがなかなかのバランスで描
かれていたなぁ~と♪
なるほど、餓死だったのですか・・・よくわかりませんでした。
そういえば、ネパールの菩提樹の下で半年間絶食していた少年が行方不明だそうです。半年も食わないってのは、すごいですよね。
イナバウアーはみなさん書かれているようで(笑)
>たましょく様
エミリーはすごいです!
どうしてあんな格好が出来るのでしょう。
とりついた悪魔だって頭を悩ませながら手足を動かしたのでしょう・・・・て、6匹の悪魔がいるんだっけか・・・
悪魔が操作するのは検事より陪審員が正解だったのかもしれませんよね。6匹いれば1匹あたり二人ずつってことで。
法廷劇とすればいい映画でしたけど、なんだか結末が微妙だったので、点が下がっちゃいました。