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怪猫トルコ風呂(1975)

2006-11-08 23:35:32 | 映画2006
 「しごきダコ」が出来なければ一人前になれない?

 赤線が廃止となって、嘆き悲しんだ団塊の世代よりもちょっと上のお父さん方。ドラマ「白線流し」をご覧になったであろう若きお嬢さん方。場内はまずまずの入りで、世代も多彩な観客が入り混じっての鑑賞となりました。

 トルコ風呂という名称が使えなくなって早20年。もちろん当時の成人向け映画だったので、観たくても観れない頃の映画でした。すぐに封印された映画なのでしょうか、フィルムも痛んでなくて、まさかデジタルリマスター版か?などと感じたくらい画質が最高でした。

 もちろんポルノ映画には違いないのですが、怪談をミックスして、笑いもあるし、スプラッター要素もあるという、贅沢な映画なのです。秋月という店で働いていた雪乃(谷ナオミ)は赤線が廃止となったことを機会に店を辞め、ヤクザな恋人鹿内(室田日出男)と一緒に暮らすことになったが、東北から状況した妹マユミも手篭めにし、博打で借金を作ったため、彼女は新しく作った“舞姫”というトルコ風呂に戻ることに・・・酷い男の代表格のような鹿内。女将とともに雪乃をリンチで殺し、壁に埋める。やがて、彼に姉が殺されたと思ったマユミがトルコ嬢となって店に探りを入れる・・・

 トルコ風呂社長の殿山泰司はなぜだか熱演。トルコ嬢トレイナーの山城新伍はとても楽しんでいたようだ。化け猫の姿は白装束で笑ってしまうほど。いつの間にか服を着てしまっているとかの不思議な編集には呆気にとられたし、黒猫の怪演は動物虐待ギリギリのところだと感じました。裸もたしかに多いけど、今の時代だったら暴力描写でR15になる程度だったかもしれません。

 「いらっしゃいませ」とギリギリの衣装でトルコ嬢が勢ぞろいするところも印象的。この冬公開される『大奥』もこんな雰囲気なのかな~などと妄想していたら、“舞姫”の隣のトルコ風呂の名前が“大奥”だった・・・

 上映中、シネモンドの隣でパーティのバンド演奏がとてもうるさかったのですが、「負けじとパーティ会場にあえぎ声を流してやれ!」などと映画を応援してしまいました。無理だったかな。

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4 コメント

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トルコ (kossy)
2006-11-10 19:30:04
>とらねこ様
あ~ついに「女獄門帖」を見逃してしまいました。色々あって、行けなかったのです・・・
まぁ、隠れた名作と思われるポルノ映画もあることですから、いつかはいいものを観てみたいものです。

>こっちゃん様
google検索でひっかかりましたよ~
なんだか嬉しくなってきました。

スパムTB増えてきましたね~
以前はかなり対処してたのですが、そんな暇もなくなり、といっても映画を観る暇はあるわけですが・・・そんなkossyを温かく見守ってください。

>Babi Kaoru様
実際、トルコ人からクレームがきたときのニュースは鮮明に覚えております。
それにしてもワールドカップの日本対トルコ戦はそのことばかり考えていました・・・
トルコ行きましょ♪と何度も誘われたけど、結局一度も行かなかったkossyです・・・なくなるんだったら行っておけばよかったかなぁ・・・なんて(笑)
返信する
トルネコ? (Babi Kaoru)
2006-11-10 18:07:31
工エエェェ(´д`)ェェエエ工 、トルコ風呂って言っちゃダメなんですぅかぁ~?

近所に美味しいトルコライスのランチがあるのですが、
若い美人の人妻の主婦仲間が無邪気に
『トルコに行きましょうyo~』と度々言われて赤面してしいす(苦笑)
返信する
お? (こっちゃん)
2006-11-09 13:19:28
「オヤジギャグ映画館」で検索したらココがヒットしました。

嘘ですけど。

最近、gooブロ、スパムTB多くない?
やんなっちゃう。もぅこうなりゃ寝るしかないな!
返信する
一番手嫌だなぁ、この作品で・・・ (とらねこ)
2006-11-08 23:52:08
でもでも、思わず来てしまいましたので、へへへ・・・^^;
殿山泰司は本当に熱演して、憎々しくてよかったですね。
これ石川県でやってたんですね、そういえば!
あと、確か『女獄門帖』もやってたんでしたっけ、あれも見てTBくださいね~
私はあっちの方が好きでやんす
返信する

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