俺たち別れよう・・・実はクビになったんだ・・・憲兵を・・・
観客は9割くらいは若い女性。多分、それぞれの登場人物に「うん、うん」と頷きながら感情移入したのでしょうか。男の視点からすると結婚したくないと思わせる女性ばかりで、結婚率低下もここに原因があったんじゃないかと思わせるような設定。個人的に共感できるのは過食症のイラストレーター塔子(岩瀬塔子)だけ。さすがに原作者自身がモデルなだけあって、悪いようには描かれてないせいかもしれないけど・・・劇中画もちょっと不思議感が漂ってましたけど、某都知事の四男坊の作品よりは格段にいい絵でした。
冒頭では恋の訪れを待つフリーターの里子(池脇千鶴)が男に捨てられるシーン。彼女はデリヘリの受付というバイトをしながら、その店の秋代(中村優子)に憧れていた。「神っているのかな」などとつぶやく秋代に対して、里子が拾った石を自分の神と崇める伏線の面白さもある。しかし、相思相愛になる男を待ち続け、力強く生きている里子に対して、秋代は棺桶の中で寝起きし、死ぬことを人生の目標としているような厭世主義的な考えだ。全くタイプも違うし、命の重さを考えたら、憧れる対象は逆なんだろうけど・・・
塔子とルームメイトである、結婚願望の強いOLちひろ(中越典子)は「男なら誰だっていいんじゃない」と噂されながらも懸命に尽くすタイプ。しかし、軽すぎるのです。男の前では事後に恥ずかしがってすぐに下着をつけるという純情ぶりっ子しながら、乗り換え術がとても上手いようにも思えます。
こうした四人の群像劇なのですが、中華料理屋の中国人青年の存在が怪しすぎることもあって、どうもノリきれませんでした。さすがに最後には再生の道を歩むという清々しい終わり方にはなってるものの、なんだか騙されたような気がしてなりません。それは小さな伏線や小道具、水槽とかストッカーとかカメラアングルなど、雰囲気がとても良かったおかげかなぁ。男の描写としては、安藤政信が一番まともだったのですが、なかなか就職が決まらず、金のない生活なんて将来が大変です。
完全に女性向けの映画なのかといえば、そうではありません。R15が示す通り、男でも楽しめるはず・・・池脇千鶴のヌードがないじゃないかとご不満の方は『ジョゼと虎と魚たち』をセットでご覧下さい。
★★★・・
観客は9割くらいは若い女性。多分、それぞれの登場人物に「うん、うん」と頷きながら感情移入したのでしょうか。男の視点からすると結婚したくないと思わせる女性ばかりで、結婚率低下もここに原因があったんじゃないかと思わせるような設定。個人的に共感できるのは過食症のイラストレーター塔子(岩瀬塔子)だけ。さすがに原作者自身がモデルなだけあって、悪いようには描かれてないせいかもしれないけど・・・劇中画もちょっと不思議感が漂ってましたけど、某都知事の四男坊の作品よりは格段にいい絵でした。
冒頭では恋の訪れを待つフリーターの里子(池脇千鶴)が男に捨てられるシーン。彼女はデリヘリの受付というバイトをしながら、その店の秋代(中村優子)に憧れていた。「神っているのかな」などとつぶやく秋代に対して、里子が拾った石を自分の神と崇める伏線の面白さもある。しかし、相思相愛になる男を待ち続け、力強く生きている里子に対して、秋代は棺桶の中で寝起きし、死ぬことを人生の目標としているような厭世主義的な考えだ。全くタイプも違うし、命の重さを考えたら、憧れる対象は逆なんだろうけど・・・
塔子とルームメイトである、結婚願望の強いOLちひろ(中越典子)は「男なら誰だっていいんじゃない」と噂されながらも懸命に尽くすタイプ。しかし、軽すぎるのです。男の前では事後に恥ずかしがってすぐに下着をつけるという純情ぶりっ子しながら、乗り換え術がとても上手いようにも思えます。
こうした四人の群像劇なのですが、中華料理屋の中国人青年の存在が怪しすぎることもあって、どうもノリきれませんでした。さすがに最後には再生の道を歩むという清々しい終わり方にはなってるものの、なんだか騙されたような気がしてなりません。それは小さな伏線や小道具、水槽とかストッカーとかカメラアングルなど、雰囲気がとても良かったおかげかなぁ。男の描写としては、安藤政信が一番まともだったのですが、なかなか就職が決まらず、金のない生活なんて将来が大変です。
完全に女性向けの映画なのかといえば、そうではありません。R15が示す通り、男でも楽しめるはず・・・池脇千鶴のヌードがないじゃないかとご不満の方は『ジョゼと虎と魚たち』をセットでご覧下さい。
★★★・・
やっぱり女性の評価が高いようで・・・
男の目線だと、どの子なら恋人として付き合っていけるかな~などと考えながらの鑑賞となるためかもしれません。
ラストは気持ち良かったけど、これからのことまで考えると・・・まだまだ彼女たちは若い。色々あるんでしょうね~
なんて思いました。
男の描写がいまひとつだったかもしれませんね。
そうだったんですかぁ~
tm様には失礼な返信しちゃったな・・・(汗)ごめんなさい。
そんなことならよく見ておくんだった(笑)
多分、原作者は手だけじゃないでしょうか・・・
漫画家がそのまま出演してヌードになるなんて、なかなかできないでしょう・・・ヌード写真を出した人はいたけど。
みた方は、まさか出ていたとは…と、言っていたらしい…
もしかすると娘を持つ母親の目線だとかなり感情移入してしまうかもしれませんよね。
俺はなんだったんだろ・・・やっぱり独身男目線だったのでしょうか(汗)
ラストまで観るといい映画に感じられましたけど、途中が好きになれなかったんです。
野菜に関しては、最初はスーパーで買ったものを「田舎から送ってきたから」と安藤くんに差し出してましたよね。昔、営業マンだった頃、よく使った手でした(笑)
ほんとの畑からトマトで心を入れ替えたように思ったのですが、それを道端に捨ててしまったところに納得できなかったのです。
apple様のおっしゃるとおり、映像とか音響効果とか、かなり凝ってました。これはなかなかのものでした。
どうせ女の子目線で描くのなら、思い切って女流監督の起用がよかったのかな~
女の子、あるいは、もと女の子、もともと女の子なら理屈抜きにすーっと心に沁みる(だろうと思う)この映画、kossyさんがどうコメントされるか、興味津々でしたが、結婚率低下もここに原因があったのではというご指摘に(爆)。
たしかに、棺おけやヘブンや神様、ペットの死や店長の葬式やデッサンの横の死ね死ね死ねという文字など、生とは逆向きのベクトルを感じます。
東京で孤独に生きる女の子たちの夢と希望と願望を表わしているようなstrawberry shortcakes。
でも、生きる力を与えてくれるのは、まっかなトマトやお母さんが送ってくれた野菜でしょう。
そして、中国人の青年のいう「アナタ、オカアサン、ゲンキ?」という言葉が、生へのベクトルを生み出しているようでした。
sweetな願望とbitterな現実を、乾いた静かな映像で
描いて印象的でした。
原作とは大胆に設定を変えていますが、原作のモノクロのモノローグの世界の味わいを残した、色と音の加わった世界もなかなかよかったです。
4人の女の子は、多面体のひとつひとつの面のように、女の子の中にある要素をその時々に浮かび上がらせているようです。
また、それぞれのエピソードの筋より、ブランコのギーギーいう音とか、目覚まし時計の音とか、それぞれの部屋のインテリアとか、トマトの赤とかのショットが、感性に訴えかける作品でした。
深く感動するとか、そういった映画じゃないのですが、登場人物の心がわかるとか、つい応援したくなるとか、そんな映画でした。金銭的に余裕があれば観てもいいんじゃないでしょうか・・・
>ミチ様
若い女性ばかりでビックリしましたですよ。シネモンドにもレディースデーがあったんだっけ?と。
あそこのラーメン屋は行きたくないですよね~ギョーザが残っていても下げられちゃうし・・・
加瀬、安藤の気持ちはよくわかるんですけど、あのシーツの汚れはどうするんだろ・・と気になってしまいました(笑)
>しんちゃん様
ご指摘ありがとうございます。
早速直しておきました・・・
で、先輩とOLの役者さんの名前が逆ですよ。
若い男性も多かったですよ~。
みなさんどういう感想をお持ちになられたのでしょうか。
確かに男性から見たらどの子も結婚したいと思わせるタイプではなかったですね。
男性陣の加瀬君も安藤君もとてもリアルに見えましたよ。
中国人のやっていたお店ですが、看板に「珈琲」の文字がありましたが、あのお店で飲む気にはなれませんね(汗)
ラーメンも不味いって言われてたし(汗)
この作品実は鑑賞候補なんですよね・・・ただ普段行かない市民映画館ですが・・・
この作品観たいとはおもっているのですがどうも渋っております。
特に女性ばかりだとね・・・
犬神家の一族をメインにしているだけにこれ観たとしてもレビューするかは微妙です。