文部科学省特別選定作品。教育基本法が変わったら選ばれることもなくなるのかもしれない・・・
「愛国心を教育してやる!12歳になれば徴兵は当然だ。国を守りたくないのか?ゲリラは国を破壊しようとしてるんだぜ。奴らは虫けら同然なんだよ。こんな無駄な戦いを終わらせるためにも奴らを皆殺しにしてやるんだ。銃も撃たせてやるよ。武器なら豊富にあるんだ。なんたってアメリカが全て援助してくれてるからな。アメリカの言うことを聞いていりゃ間違いねーよ。どうだ、入隊する気になったか?よーし、ついてこい。そのかわり、ゲリラに少しでも情けをかけたら、お前等を撃ち殺すからな!」などと政府軍兵士の言葉の続きを脳内補完しながら鑑賞しました。
世界中あちこちの地域で起こっている内戦。ほとんどの内戦にはアメリカが絡んでいる。この映画にも米軍兵士がちょっとだけ出てきましたけど、犬にエサを与えるような仕草で子どもたちにチューインガムを与えていました。「アメリカっていいな。チューインガムをいっぱい食べられるんだ。チューイングボンじゃないよ。ガムだよ。」と思ったかどうかは窺い知る余地もありませんが、少年チャバはバスの燃料まで飲んでしまってアメリカ嫌いに拍車がかかりました。
主人公たちの住まいは政府軍とゲリラの境界に閉じ込められた小さな町。夜になると外出禁止。銃撃戦は日常茶飯事だった。そんな中でも『小さな恋のメロディ』や『リトル・ロマンス』風の淡い恋心は芽生え、“紙のホタル”で幻想的なデートを楽しむ子供たち。星だって23万個まで数えられちゃうのです。だけど、戦争はいつでもやってくる。近所の友達は銃撃戦の犠牲となり、楽しみだった学校も登校停止。一時の平穏も奪われてしまう・・・
内戦の悲しさは、親しい仲であっても敵・味方に分かれてしまうこと。友達は徴兵され政府軍へ、ベト叔父さんはゲリラ軍。憎みあってるわけでもないのに殺しあうなんて・・・安全な地域まで逃げるしかない。人を殺すなんて嫌だ!自己防衛のために銃を構えたチャバが最後まで撃つことをためらったことに反戦への祈りがが見えました。
★★★★★
(衝撃を受けて動揺しているため乱文となりましたことをご了承願います)
「愛国心を教育してやる!12歳になれば徴兵は当然だ。国を守りたくないのか?ゲリラは国を破壊しようとしてるんだぜ。奴らは虫けら同然なんだよ。こんな無駄な戦いを終わらせるためにも奴らを皆殺しにしてやるんだ。銃も撃たせてやるよ。武器なら豊富にあるんだ。なんたってアメリカが全て援助してくれてるからな。アメリカの言うことを聞いていりゃ間違いねーよ。どうだ、入隊する気になったか?よーし、ついてこい。そのかわり、ゲリラに少しでも情けをかけたら、お前等を撃ち殺すからな!」などと政府軍兵士の言葉の続きを脳内補完しながら鑑賞しました。
世界中あちこちの地域で起こっている内戦。ほとんどの内戦にはアメリカが絡んでいる。この映画にも米軍兵士がちょっとだけ出てきましたけど、犬にエサを与えるような仕草で子どもたちにチューインガムを与えていました。「アメリカっていいな。チューインガムをいっぱい食べられるんだ。チューイングボンじゃないよ。ガムだよ。」と思ったかどうかは窺い知る余地もありませんが、少年チャバはバスの燃料まで飲んでしまってアメリカ嫌いに拍車がかかりました。
主人公たちの住まいは政府軍とゲリラの境界に閉じ込められた小さな町。夜になると外出禁止。銃撃戦は日常茶飯事だった。そんな中でも『小さな恋のメロディ』や『リトル・ロマンス』風の淡い恋心は芽生え、“紙のホタル”で幻想的なデートを楽しむ子供たち。星だって23万個まで数えられちゃうのです。だけど、戦争はいつでもやってくる。近所の友達は銃撃戦の犠牲となり、楽しみだった学校も登校停止。一時の平穏も奪われてしまう・・・
内戦の悲しさは、親しい仲であっても敵・味方に分かれてしまうこと。友達は徴兵され政府軍へ、ベト叔父さんはゲリラ軍。憎みあってるわけでもないのに殺しあうなんて・・・安全な地域まで逃げるしかない。人を殺すなんて嫌だ!自己防衛のために銃を構えたチャバが最後まで撃つことをためらったことに反戦への祈りがが見えました。
★★★★★
(衝撃を受けて動揺しているため乱文となりましたことをご了承願います)
俺の場合、学生時代に勉強しなかったせいか、常に勉強したいと思っています。それも生涯学習みたいに押し付けによるものではなく、興味を持ったものから手当たりしだいで・・・(笑)
すっごく勉強したくなるときってありますよね?
数年前に「ものごとのしくみ事典」て本を買ったんですけど、知らないことだらけでビックリでしたよ。それでも全然読んでない・・・(汗)
その為には、大人も勉強し続ける必要があると思います。
大人は、勉強しなくても落第するわけではないし、生活に最低限必要な知識はもっている。
けれど、自分の年齢が、学年だとしたら?
大人・親・有権者として、習得すべきことを習得し、経験、行動しているか?
(私は・・落第です)
大人こそ、義務教育の対象かもしれません。
俺の中学時代なんて社会科の授業が苦手で・・・あの頃に戻りたいといつも感じてしまいます。もっと勉強しておけばよかったと・・・
『ホテル・ルワンダ』の中のセリフにもありましたけど、裕福な国の人々はテレビで悲惨な状況を見ながらも「かわいそうね」と言ってそれで終わり。社会人になってしまうと、アクション起こすことさえもためらってしまうものです。
純粋な子供時代のほうが、同世代の子が戦争に駆り出される様子に敏感なはずなんですよね。
俺の使命は、こうした映画を多くの人に見てもらって関心を持ってもらうようにブログでアピールすること・・・なのかもしれません。
誕生日は楽しみだった。中米エルサルバドルでチャバ達が、こんな体験をしているなど、知らず・・いや、知っていた。
社会の授業を受け、地図帳も持っていたし、戦争・内戦・難民・飢餓も習った。
でも、それ以上、想像せず、テスト・受験の暗記項目の一つだった。
戦争・内戦・飢餓・難民・環境汚染・政治・政策・外交・問題はデカク、個の力はチイサイ。
でも、政治家・有権者・企業トップ・労働者も昔は子供。
モンスターチルドレン・ペアレンツ・選挙投票率低下・スカスカ経済大国日本人に、必要な教育・改革は?
関心こそ第一歩ではないかと思う。
今年ベスト1というのも納得です。
ここまで心に訴えてくる映画もなかなかないですよね。
これが現実なんだと理解しながらも嘘の世界であってほしいと願ってしまう・・・ほんとに苦しくなりました。
コメントありがとうございます。
銃社会批判にもなっていますよね。
あの場面、撃たないでくれと祈る気持ちになっていた自分がいました・・・
>kazuki-kt様
文章の構成とか考えないほうがいいことだってたまにあるんですね・・・
12歳の兵士なんて、ほんとはそれほど役に立つはずがないのに、徹底した洗脳ができる。政府の考えはひどすぎますよね。
日常生活と戦場が背中合わせ。
ガキが兵隊に雇われるという現実。
その事実だけでも衝撃的でした。
本当に辛い映画でしたが、これがこの映画のメッセージだと私も思いました。kossyさんの文、素敵!
おねだり攻撃だけだったので助かりました。マシンガンで攻撃されるよりはずっといいですもん(笑)
本人も気付かない操作ミスや、うっかりミスってのは結構あるかもしれませんので、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
NGワードのせいじゃなくてホッとしました。
でも安心しました。こちらが、ど、どうようしましたよ。
こんな気持ちにさせたgooが憎いです。
ありがとうごじゃいました。
愛国心なんてだれでも持ってますよね。
結局、その言葉を利用することがまずいんであって、愛国心自体が悪いことじゃない・・・
う~む、上映禁止といことまで想像すると、ちょっと怖いですね・・・
>PocketWarmer様
現実におこってる。
この臨場感を感じ取れただけでも、自分にとってプラスになりました。
>zooquie様
NO1になる価値はあります!
俺も今のところはそうかもしれません・・・
彼の勇気ある選択。
それはどちらか側につくことじゃなくて、引き金をひかなかったこと。
それだけでも立派な行為。
彼が現実を伝えてくれたことに感謝です。
メッセージはkossyさんのおっしゃる通りだと思います。
それも、監督の実体験だからこそなのでしょう。
子供は大人が思っているほど子供じゃないんですよね。
チャバはしっかり男になってました。
映画を観てから2ヶ月経った今も興奮冷めやらずです。
言いたいことが上手く書けません(笑)
TBさせて頂きました。
文部科学省推薦は、ま、とりあえずどうでもいいですが…
うーむ、「愛国心」の意味を勘違いしているお偉いさんが少なくない気のする昨今ですから・・・
間違っても、良質な映画が上映禁止作品として「選定」されないことを祈ります。
どうもありがとうございます。
たまたま教育基本法問題が一面に取り上げられるようになってから観たので、「愛国心」という台詞が耳に残りました。しかも教育を扱う文部科学省特選ですもん、ちょっと考えさせられました。
>ミチ様
コメントありがとうございます。
ほんとは、ずっと反面教師的な感想文にしてもよかったのですが、そこまでの力量がありませんでした・・・
シネモンドじゃなかったのも意外でしたよね~
最近のルネスの映画選択もいろんなスタッフの好みが混ざってるのか知りませんけど、大変興味深いものがありますね。
俺も同じように胸を絞め付けられるようになってました~
>coccim様
ど、どうよう・・しました(笑)
だって、なかなか感想が書けませんでしたもん。
これを観たあとの他の映画はかなりかすんでしまいます。
後遺症が残るのもわかります。
でも そろそろ立ち直りましょう~(笑)
臨場感があって私も見た直後の気持ちを思い出しました。
この類の映画はシネモンドかなと思っていましたが、思いがけず大きなスクリーンで見られて良かったです。
おかげで銃声にずっと身をすくめていましたが。
チャバが初めて銃を手にしたときの顔が忘れられません。
演技過剰という向きもあるようですが、私の胸にはとても響く映画でした。
いや、日本の社会の動きも絡めた素晴らしい一文だと思います。
思わず書き込みさせていただきました。