事件当時のニュース映像を見ていても、怒りや悲しみは感じず呆然としていただけだったけれど、この映画によってようやく悲しみが伝わってきました・・・
ミサイル発射というキーワードさえも虚しく感じ、テロリスト・・・そりゃ何じゃ?と、社会派ドラマであるにも拘らず、政治的、軍事的なことは全て忘れて、ただ悲惨な運命を背負わされた人たちに涙するだけでした。“リアル”なんて単純な言葉だけで片付けては犠牲者やその家族たちに失礼にあたるだろうし、“事実を忘れないために”というアメリカ人から見た意見だけでも物足りない。それぞれの人間ドラマなんて全く描いていないのに、どうして胸の奥底から慟哭したくなるのだろう・・・それほど不思議な魔力を持った映画なのです。
前半は数ヶ所の管制官たちのドキュメンタリー風のエピソード。登場人物も俳優に混じって実際に体験した管制官(だと思う)が熱演し、“どの機がハイジャックされたんだ?”といった混乱を細部にわたって再現している。アメリカ上空に4000機も飛んでいた事実により、レーダー、無線の混雑ぶりが観客にもひしひしと伝わってくるのです。そして世界貿易センタービルから黒い煙の上がるシーンで彼らの当惑ぶりに拍車がかかる。事件当時に何度も見た映像であるはずなのに、登場人物と同じように唖然としてしまいました。
後半はもっぱら最後の1機ユナイテッド航空93便のハイジャック。殺されるパイロット、戸惑う乗務員、怯える乗客、そして実行犯の表情。全てが今までのハイジャック映画よりも迫力があり、あたかも同じ場所にいる乗客になったかのような感覚に陥ってしまいます。高度がどんどん下がっていき、死を覚悟した犠牲者たちの心がずしりと伝わってくる・・・電話、電話、愛する人に電話をしなければ・・・とめどなく涙が出てしまい、エンディングのテロップが読めなくなる・・・ううう。そして、エンドロールにて“as himself”がやたらと多かったり、93便の乗客名を全て載せていたことにまた泣いた。
大韓航空機撃墜事件によって、大学時代にお世話になった先生が亡くなったことまで思い出してしまい涙も倍増でした。こんな悲惨な事件を無くすためにも人間同士がいがみ合うことのない世界を・・・。とりあえず、中国、韓国、ロシアとの外交を上手くやってくれ!!
★★★★★
ミサイル発射というキーワードさえも虚しく感じ、テロリスト・・・そりゃ何じゃ?と、社会派ドラマであるにも拘らず、政治的、軍事的なことは全て忘れて、ただ悲惨な運命を背負わされた人たちに涙するだけでした。“リアル”なんて単純な言葉だけで片付けては犠牲者やその家族たちに失礼にあたるだろうし、“事実を忘れないために”というアメリカ人から見た意見だけでも物足りない。それぞれの人間ドラマなんて全く描いていないのに、どうして胸の奥底から慟哭したくなるのだろう・・・それほど不思議な魔力を持った映画なのです。
前半は数ヶ所の管制官たちのドキュメンタリー風のエピソード。登場人物も俳優に混じって実際に体験した管制官(だと思う)が熱演し、“どの機がハイジャックされたんだ?”といった混乱を細部にわたって再現している。アメリカ上空に4000機も飛んでいた事実により、レーダー、無線の混雑ぶりが観客にもひしひしと伝わってくるのです。そして世界貿易センタービルから黒い煙の上がるシーンで彼らの当惑ぶりに拍車がかかる。事件当時に何度も見た映像であるはずなのに、登場人物と同じように唖然としてしまいました。
後半はもっぱら最後の1機ユナイテッド航空93便のハイジャック。殺されるパイロット、戸惑う乗務員、怯える乗客、そして実行犯の表情。全てが今までのハイジャック映画よりも迫力があり、あたかも同じ場所にいる乗客になったかのような感覚に陥ってしまいます。高度がどんどん下がっていき、死を覚悟した犠牲者たちの心がずしりと伝わってくる・・・電話、電話、愛する人に電話をしなければ・・・とめどなく涙が出てしまい、エンディングのテロップが読めなくなる・・・ううう。そして、エンドロールにて“as himself”がやたらと多かったり、93便の乗客名を全て載せていたことにまた泣いた。
大韓航空機撃墜事件によって、大学時代にお世話になった先生が亡くなったことまで思い出してしまい涙も倍増でした。こんな悲惨な事件を無くすためにも人間同士がいがみ合うことのない世界を・・・。とりあえず、中国、韓国、ロシアとの外交を上手くやってくれ!!
★★★★★
この事件があったとき、私はアメリカに住んでいました。
あの朝の事は忘れられません。
何とも言えない無力感、底知れぬ不安感。
戦争が始まった、それだけは判りました。
漠然と、太平洋戦争の始まりを聞いた祖父や祖母たちはこんな気持ちだったのかと思いました。
後から判った事ですが、私のカレッジ時代のクラスメイトがこのユナイテッド93便に乗っていて帰らぬ人になりました。
きっと彼の名前もクレジットにのっているんでしょうね。
この映画、観たいと思いますが、実際観る勇気があるか判りませんでした。
この前、映画館で予告を観たのですが、この映画だと判った瞬間に急に激しい動悸におそわれました。
どうしても、亡くなったクラスメイトの顔を思い出してしまいます。
でも、こちらの記事を読んでこれは観なければならないと思いました。
ありがとうございます。
さっそくのコメントありがとうございます。
日本に住んでいても「戦争がはじまった」という印象がありました。不謹慎かもしれませんが「映画の宣伝なんじゃないか」などとも感じました。
ノラネコ様のように身近にいる方が犠牲となっては、この映画を観るのも辛いことでしょうね。
忘れ去ってはいけない事件。二度とこうした事件を起こしたくない。どうすれば平和な世の中になるんだろう、と後から色んな思いが駆け巡ります。
決してアラブ人を憎んでしまう映画ではなかったです。
この作品、ニコラスの「ワールドトレードセンター」
と共に、あの悲劇をもう映画化??
と思ったのですけど。。。
観るのは勇気いりそう、、、
まだ傷が癒えない遺族の方たちから
映画化にあたっては抗議されてるみたいです。
それにしても10年、20年後ならわかるけど
もう映画化とは何か、すごい話
でも、なんだかんだ言っても必ず観ます
今気付いたんですけど
kossyさんのプロフィールフォトが
かわいいテリアになってる~
愛犬ですか??かわい~
こんにちは。
自分でもまさか満点になるなんて思ってなかったです。多分、事件当時には悲しみを味わえなかったことが原因だったのかもしれません。
ニコラス・ケイジの方はどうなのかわかりませんけど、被害に遭った人たちにとっては辛い映画でしょうね。
5年という期間は短かったのかもしれませんけど、現在・未来と平和な世の中であってほしいと願うならば観ておくべきなのかもしれませんよね。
mig様の感想も期待してます!
親父が犬好きなもので・・・俺は遊ばれてるだけです(汗)
多くを語らず、
ただただリアリティを映し出すことに
専念したのだろうなあと思った作品でした。
いま生きている者が
何をどう語っても、空虚で。
彼らの表情や空気を映画で感じることで
アメリカというひとつの国に与えた衝撃と、
哀しみが少しだけ分かった気がします。
個人的にも★★★★★です。
たくさんの人に観て頂きたいなあって思ってます。
この映画の完成度に感動されているようですが、これが事実を正確に再現したと
錯覚するのは危険だと感じています。犠牲者の遺族の方が映画に反対する理由も
公式報告に信憑性がない事にある様です。5月発表の米「Zogby」世論調査では、
42%の人が政府の9/11報告書は「事実をもみ消している」と信じる結果が。
チャーリー・シーンの「9/11テロは米国政府の自作自演だ」発言もご存知ですか?
(日本のマスコミは圧力が怖いのか、これらの情報が伝えていないようです。)
「マトリックス」ではないですが、アメリカ政府とマスコミが事実を隠したら、
私達はどうやって「真実」を知る事が出来るでしょう? …と考えました。
22歳のディラン・エイブリー監督らが自主制作したドキュメンタリーDVD
「Loose Change=ルース・チェインジ」が世界に配信され衝撃を与えています。
ビル崩壊の原因は公式報告の火災を否定して、計画的な爆破解体と指摘し、
93便もC・ホプキンズ空港に着陸したという情報を追跡。(3弾制作中)
又、各分野の専門家もようやく声を上げ、真実運動が高まっているようです。
http://www.loosechange911.com/
http://www.loosechange911.com/download/trailer.wmv
http://harmonicslife.net/Blog/2006/JimmyWalterTVAds/comm_8.4.wmv
まだ日本語化されてませんが、LC2弾が無料で落とせます。高画質の
Google英語版=410MBが人気だったのですが、先週、突然削除され騒然…。
が、昨日53位に「911 Cover Up」の名前で再登場しています。
ZIPの中身は英語字幕など。字幕の表示方法はPCが得意の方に。
http://video.google.com/videoranking
http://www.loosechange911.com/download/lc2e_subs.zip
http://www.wa3w.com/911/index.html
http://tanakanews.com/g0516WTC.htm
去年までは、普通の大学生だったエイブリー監督・右側。(6月下旬 撮影)
http://www.loosechange911.com/img/charlie.gif
私達の認識しているテロとの戦いは全て幻想かも知れません。
NHKにアメリカで高まる911真実追求運動・放送希望メールを送りました。
長文失礼しました。何かの参考になればと。映画ブログ頑張って下さい。では。
自作自演説は当然知っていますけど、
亡くなった人たちが大勢いることも事実。
プロパガンダの危険性をも孕んでいるのも承知なのですが、映画の内容はそれほどブッシュが大絶賛するものとは違っているような気がしましたよ。
締めくくりの言葉が、「大統領が旅客機撃墜命令を出したにも拘らず、軍はその命令を伝えなかった」で終わりましたから。
以前テレビ朝日だったかで、その謎を伝える特集番組がありましたし、「華氏911」でも見られたブッシュの表情にはそれを裏付けるかのようなものがありました。その中でもペンタゴンに突っ込んだ旅客機に関するものは納得でしたね~
映画でも旅客機撃墜のための戦闘機が少なかったりと、疑問点と思しき台詞もありました。
まぁ、自作自演だったにしろ、犠牲者と家族は悲惨な結果を迎えたのですし、恨みの対象をアラブに向けるような描写でもなかったし、自然体で捉えればいいかと思います。
最後までタオル握りっぱなしでした。
確かに、5年でこれを映画にしてしまうのは、時期尚早な気もします。
遺族はこの映画観るの、かなり辛いと思うし…
人に勧めるには正直キツイ映画だけれど、わたしは観て良かったと思ってます。
P.S.
わんこ可愛いですね~
これだけ緊迫感溢れる映画も珍しいですよね。
上手い演出だったので、自分があたかも乗客の1人になったような気もしてくるし・・・
人に勧めるのなら、あの事件に対してそれほど悲しんでなかった人とかどうでしょう・・・俺のように・・・
犬は人間の食べ物ばかり食べてます・・・そのうち成人病にかかっちゃいそう(笑)