手におえなくなった者は焼いてしまえ!魔女狩りにとどまらず、痛烈なブッシュ批判なのではないかと思えるくらいの社会派SF映画。
だと思っていたら、ゲームが原作であるホラー映画だったらしい。それほど怖くないのです。そもそも恐怖映画などというものは、誰であろうが殺してしまうシリアルキラー的なホラー映画以外は、後ろめたいことがなければ怖さが半減するはず。主人公のローズは娘を探し出したい一心で行動する設定ですし、魔女狩りに関しては嫌悪感を抱いている様子でしたから、彼女に共感すればするほど怖くなくなってくるのです。だけど、公式サイトはちょっと怖い・・・
廃墟と化したサイレントヒルという町へ入ったローズ(ラダ・ミッチェル)と娘シャロン(ジョデル・フェルランド)だったが、忽然と姿を消してしまった娘。そして女性警官シビル・ベネット(ローリー・ホールデン)も加わって、シャロンの行方を追ってこのゴーストタウンを彷徨い歩く。夫であるクリフ(ショーン・ビーン)は妻の後を辿り、サイレントヒルへ入ろうとするが、人間の気配すら感じられない町には手掛かりすらつかめなかった・・・
序盤において、彼女たち3人が30年前の同じ場所へタイムスリップしていて、ショーン・ビーンと他の男衆はわけもわからず空回りするばかり。偶然にも同じ場所にいた彼が「匂いが・・・」などとつぶやくのですが、30年も残り香があるなんて、よほど強烈な匂いだったのかもしれません。死んでしまったらタイムパラドクスが起きてしまうだろう?といった不安定な世界観ではありましたが、どちらかというとパラレルワールドのような雰囲気なので、彼の直感は多分気のせいだったと思ったほうがよさそうです。
恐怖感が薄れたのはこのタイムパラドクスのせいかもしれませんが、これは終盤までわからなくしたほうが良かったのでしょう。もしかすると主人公の夢の中なのではないかと思わせる浮遊感とか、現実離れしたCG効果も原因だったかもしれません。結局、憎き相手はクリスタベラだ!などと社会派映画的昂揚感によって、すでにホラー映画であるということを忘れさせてくれたのです。さすがにでかい包丁は怖かったけど・・・
途中までは★一つだったけど、♀マーク四つのカルト教団のおかげで徐々に加点・・・そして秀逸なラストシーンでもう一つ加点。匂いとともに生きていくことになったショーン・ビーンに乾杯。
★★★・・
そる様のブログ記事が詳しいです。
だと思っていたら、ゲームが原作であるホラー映画だったらしい。それほど怖くないのです。そもそも恐怖映画などというものは、誰であろうが殺してしまうシリアルキラー的なホラー映画以外は、後ろめたいことがなければ怖さが半減するはず。主人公のローズは娘を探し出したい一心で行動する設定ですし、魔女狩りに関しては嫌悪感を抱いている様子でしたから、彼女に共感すればするほど怖くなくなってくるのです。だけど、公式サイトはちょっと怖い・・・
廃墟と化したサイレントヒルという町へ入ったローズ(ラダ・ミッチェル)と娘シャロン(ジョデル・フェルランド)だったが、忽然と姿を消してしまった娘。そして女性警官シビル・ベネット(ローリー・ホールデン)も加わって、シャロンの行方を追ってこのゴーストタウンを彷徨い歩く。夫であるクリフ(ショーン・ビーン)は妻の後を辿り、サイレントヒルへ入ろうとするが、人間の気配すら感じられない町には手掛かりすらつかめなかった・・・
序盤において、彼女たち3人が30年前の同じ場所へタイムスリップしていて、ショーン・ビーンと他の男衆はわけもわからず空回りするばかり。偶然にも同じ場所にいた彼が「匂いが・・・」などとつぶやくのですが、30年も残り香があるなんて、よほど強烈な匂いだったのかもしれません。死んでしまったらタイムパラドクスが起きてしまうだろう?といった不安定な世界観ではありましたが、どちらかというとパラレルワールドのような雰囲気なので、彼の直感は多分気のせいだったと思ったほうがよさそうです。
恐怖感が薄れたのはこのタイムパラドクスのせいかもしれませんが、これは終盤までわからなくしたほうが良かったのでしょう。もしかすると主人公の夢の中なのではないかと思わせる浮遊感とか、現実離れしたCG効果も原因だったかもしれません。結局、憎き相手はクリスタベラだ!などと社会派映画的昂揚感によって、すでにホラー映画であるということを忘れさせてくれたのです。さすがにでかい包丁は怖かったけど・・・
途中までは★一つだったけど、♀マーク四つのカルト教団のおかげで徐々に加点・・・そして秀逸なラストシーンでもう一つ加点。匂いとともに生きていくことになったショーン・ビーンに乾杯。
★★★・・
そる様のブログ記事が詳しいです。
予告を見ていたら 同じだったので。。
「サイレン」は見てないのでなんともいえないけど「サイレントヒル」はおまけにつられて前売り券を買ったので、怖くても見に行くことにはなります。(笑)
オマケって何だったんですか?!
気になってきました(笑)
日本の「サイレン」はサイレンの音がやけにうるさかったですけど、こちらの「サイレントヒル」はそうでもありませんでした。
意味もなく驚かせる手法の最近のホラーとは違って、独自の恐怖感を味わわせることが新鮮だったりしましたけど、後半が面白かったですよ。
それほど怖くない作りも潔くて好感持てるかも(笑)
観にいく前に公式見て初めて気づいたんですけど、変な先入観無くしてから観てよかったです。
なはっ( ̄▽ ̄;)自分満点つけちゃいますた♪(苦笑
小説の原作も同様なのですが、こういうゲームの映画化にしても、知ってる人と知らない人では賛否が大きく分かれるのは否めないですよね。
ゲームをプレイした事のある自分としては、その忠実さに驚いてしまいましたです。
前売り券 1300円で、この時計がついてました。
世の中、間違っていると思った。
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e59076529
そっかぁ~サイレンと・・・
なんやかんやで、今年はゲームが原作の映画が多いってことですね~
やっぱり「バイオハザード」がヒットしたおかげなんでしょうけど、オリジナル脚本が不足してるってことなんだろうなぁ。
>メビウス様
驚き!
そうでもないか・・・
俺も「バイオハザード」を満点にしているし(笑)
ゲームが好きだったら思い入れも違うでしょうね~
あのエンディングはどうなんでしょう・・・ゲームでも不条理感漂う終わり方なのかな・・・それとも単に続編への布石なのか・・・
>祐。さま
すげぇ・・・千円だって・・・
こんなオマケがあるなんて知らなかったにょ・・・
もう売ってないんだろうけど、欲しくなってきた(笑)
でももし続編を作るとしたら、上手い終わらせ方だったな~と自分なりに思ってますよ。
今度はショーン・ビーンがゲームの『サイレント2』のように妻のローズを捜すのか、はたまた別なキャラクターが出てくるのか・・色々出来そうですね♪
あのエンディングは好きです。
上手すぎます。
なんだか他のタイムスリップ映画を思い出してしまいそうですけど、それが何だったか・・・
妻のローズを捜すストーリーだと、同じサイレントヒルというシチュエーションじゃないですよね?う~む、それも興味津々。
妻の香水のどんな香りがしたのか・・・
気になります(爆)
ショーン・ビーンの抑えた夫役、良かったです。
ホラーともスプラッターともSFともつかない世界観と雰囲気、ラストの切なさもただのホラー映画とは違った面白さがあり、堪能しました。
皆さんのお話だと、続編があるのでしょうか?
それは、あまり期待しないでおきます。