第78回アカデミー賞

「受賞おめでと～～！」っと言いたいのが普通ですが、見終わった瞬間、虚しさいっぱいになってしまいました。「俺にも見せろ～～！」って言いたいです。


何故だ？何故なんだ～～～！何故アカデミー賞作品賞を観ることができない？？
そりゃ、全国的に観れないのならわかるけど、一部地域（田舎？）では観ることができない『クラッシュ』がアカデミー賞作品賞を取ってしまいました。『ミリオンダラー・ベイビー』『そして、ひと粒のひかり』と配給しているムービーアイの株はこのおかげでどんどん上がることでしょう（上場してないけど・・・）。なんだか書いてるだけで虚しく・・・

結果はどうあれ、wowowでの生中継「第78回アカデミー賞授賞式」は楽しめました。オープニングでは過去のオスカー作品の出演者がCGでうじゃうじゃと登場するフィルムや、歴代司会者が何人も登場するコミカルな映像。そして特集コーナーでは「伝記映画」「フィルムノワール」「社会派映画」「スペクタクル」といったダイジェスト版特集が楽しめました。今年も時間短縮を目指していたため、45秒枠というスピーチもあっさりしていたのですが、ジョン・スチュワートによる3-6マフィアのしつこいほどのギャグによって笑わせていただきました。

プレゼンターも面白かったです。見所は視覚効果賞のベン・スティラー！緑色の衣装に身をつつんで「見えないはずだ」と言うのに気の利いた消す作業は全く行なわれない・・・笑えます。ウィル・フェレルのメイクアップ賞も面白いですよ。

・作品賞
『クラッシュ』
・監督賞
アン・リー（ブロークバック・マウンテン）
・脚本賞
『クラッシュ』
・脚色賞
『ブロークバック・マウンテン』
・主演男優賞
フィリップ・シーモア・ホフマン（カポーティ）
・主演女優賞
リース・ウィザースプーン（ウォーク・ザ・ライン）
・助演男優賞
ジョージ・クルーニー（シリアナ）
・助演女優賞
レイチェル・ワイズ（ナイロビの蜂）
・外国語映画賞
『ツォツィ』
・撮影賞
『SAYURI』
・作曲賞
『ブロークバック・マウンテン』
・歌曲賞
『ハッスル＆フロー』
・美術賞
『SAYURI』
・衣装デザイン賞
『SAYURI』
・メイクアップ賞
『ナルニア国物語』
・視覚効果賞
『キング・コング』
・音響効果賞
『キング・コング』
・録音賞
『キング・コング』
・編集賞
『クラッシュ』
・長編ドキュメンタリー賞
『皇帝ペンギン』
・短編ドキュメンタリー賞
『ノート・オブ・トライアンフ』
・短編実写賞
『シックス・シューター』
・短編アニメ賞
『ザ・ムーン＆ザ・サン』
・長編アニメ賞
『ウォレスとグルミット』

結構ばらけた感じでしたが、意外と『SAYURI』が大健闘！『キング・コング』だってきっちり押さえてました。意外性もそれほどなく、下馬評通りだったのかもしれません・・・唯一目玉の作品賞をのぞいては・・・あぁ、また・・・観たいぞ！こらっ

（注）今回、日本アカデミー賞の記事をブログに載せなかったのは、ばかばかしくなったからです。『ALWAYS　三丁目の夕日』は自分でも1位に選んでいるのですが、12部門も取っちゃうのはちょっとねぇ・・・選ばれなかった小雪が可哀想だし・・・

【追記】3.13
4月末から金沢のシネコンで上映決定しました。
お騒がせして申し訳ございません。
また、励ましのコメントありがとうございました！