スパイダーマン2

　スパイダーマンになるのを躊躇うピーターの人間ドラマと核融合に心を奪われてしまったDr.オクトパスとの戦いの2本線だ。
　特撮ヒーロー物にはありがちのパターンではあるが、遅刻魔であるという伏線、MJとの恋愛やハリーとの確執、メイ叔母さんへの愛情がしっかり描かれていて、感動できるアクション映画になっていました。新聞社編集長のジェイムソン（J・K・シモンズ）も健在で、笑わせてくれます。エレベーターシーンやバイオリンでのテーマ曲、また「雨にぬれても」が聞けるというところも、ライミ監督の遊び心満載を表してますね。
　ヘンリー君や電車での「俺を倒してからにしろ！」という台詞には泣けました・・・まじで。これほど泣けるヒーロー映画も珍しいですよね。やっぱり童心に返ってヒーローに憧れることが出来れば、まだまだ楽しめますよ！頑張れ、スパイダーマン！頑張れ、サム・ライミ！

　個人的にはライミ作品によく出演するブルース・キャンベルには次回作以降に悪役として登場してもらいたい。