なんと松井秀喜がハリウッドデビュー!
なんというダサい邦題。しかもキャッチコピーが「失くしたハッピーを、探しに行こう」である。日本ではそれほど人気もないアダム・サンドラーではありますが、これでは配給側は全く売る気がないと思われてもしょうがない。彼には評価の高い『ウェディング・シンガー』や『50回目のファーストキス』にだって出演作もあるんだし、もっと考えてほしいものです。
たしかに映画の序盤は家庭での子供ネタや犬ネタと、会社においてもいいコンビとは思えない社長とのやりとりは面白さを期待できなかったのです。しかし、万能リモコンを手に入れてからはコメディパワーが全開。しかも、日常のつまらないシーン、主人公マイケルが見たくないシーンは全て早送りするのですから、テンポの良さはどんな物語にも負けないくらいです。
万能リモコン。テレビ・DVD・その他家電製品を一つのリモコンで操作できる優れものですが、マイケルが手に入れたのは怪しいオヤジ(クリストファー・ウォーケン)がただでくれたモノ。しかもこのリモコンは人の動作も一時停止や早送りできたり、音量調節したりできるシロモノ。自分がその場にいたのなら、巻き戻して再現することもできる(ただし、見るだけ)。いわゆるタイムパラドクスを扱った映画ではないのですが、現代的なSFの発想には拍手喝采モノでした。
建築設計士として、仕事最優先のマイケル。家族サービスも忘れがちだけど、なんとか昇進して家族を幸せにしようとしたことが禍してしまった。日常のつまらないこと、イライラしてしまうこと、人が悲しむようなこと、それら全てを早送りして人生における絶頂期だけを味わおうとしてしまったのです。早送りした部分は取戻すことができない。やり直そうと思っても、巻き戻して見るだけしかできないのです。家族を大事にしなければ・・・よくある家族愛のテーマですが、自分自身をも大切にしなかった後悔が怒涛のように押し寄せてきてしまうのです。オチだって想像できるのに、涙が止まらなかった・・・
アダム・サンドラーの映画といえば、なぜか選曲がとてもいい。この映画も例外ではなく、少年時代に戻ったときには、ピーター・フランプトンの「ショウ・ミー・ザ・ウェイ」やキャプテン&テニールの「愛ある限り」など、懐かしの70年代ポップスを聞く事ができます。特に嬉しかったのはTOTOの「ホールド・ザ・ライン」でした。その他80年代の音楽を聴けるシーンもアリ。また、マイケル・ジャクソンやブリちゃんネタも笑えます。
ケイト・ベッキンセールもクリストファー・ウォーケンもとても良かったのですが、一番の演技賞は愛犬サンダンスとその他の犬たちでした。ちなみに我が家ではアヒルのぬいぐるみではなく、私の腕にやられています。
★★★★★
なんというダサい邦題。しかもキャッチコピーが「失くしたハッピーを、探しに行こう」である。日本ではそれほど人気もないアダム・サンドラーではありますが、これでは配給側は全く売る気がないと思われてもしょうがない。彼には評価の高い『ウェディング・シンガー』や『50回目のファーストキス』にだって出演作もあるんだし、もっと考えてほしいものです。
たしかに映画の序盤は家庭での子供ネタや犬ネタと、会社においてもいいコンビとは思えない社長とのやりとりは面白さを期待できなかったのです。しかし、万能リモコンを手に入れてからはコメディパワーが全開。しかも、日常のつまらないシーン、主人公マイケルが見たくないシーンは全て早送りするのですから、テンポの良さはどんな物語にも負けないくらいです。
万能リモコン。テレビ・DVD・その他家電製品を一つのリモコンで操作できる優れものですが、マイケルが手に入れたのは怪しいオヤジ(クリストファー・ウォーケン)がただでくれたモノ。しかもこのリモコンは人の動作も一時停止や早送りできたり、音量調節したりできるシロモノ。自分がその場にいたのなら、巻き戻して再現することもできる(ただし、見るだけ)。いわゆるタイムパラドクスを扱った映画ではないのですが、現代的なSFの発想には拍手喝采モノでした。
建築設計士として、仕事最優先のマイケル。家族サービスも忘れがちだけど、なんとか昇進して家族を幸せにしようとしたことが禍してしまった。日常のつまらないこと、イライラしてしまうこと、人が悲しむようなこと、それら全てを早送りして人生における絶頂期だけを味わおうとしてしまったのです。早送りした部分は取戻すことができない。やり直そうと思っても、巻き戻して見るだけしかできないのです。家族を大事にしなければ・・・よくある家族愛のテーマですが、自分自身をも大切にしなかった後悔が怒涛のように押し寄せてきてしまうのです。オチだって想像できるのに、涙が止まらなかった・・・
アダム・サンドラーの映画といえば、なぜか選曲がとてもいい。この映画も例外ではなく、少年時代に戻ったときには、ピーター・フランプトンの「ショウ・ミー・ザ・ウェイ」やキャプテン&テニールの「愛ある限り」など、懐かしの70年代ポップスを聞く事ができます。特に嬉しかったのはTOTOの「ホールド・ザ・ライン」でした。その他80年代の音楽を聴けるシーンもアリ。また、マイケル・ジャクソンやブリちゃんネタも笑えます。
ケイト・ベッキンセールもクリストファー・ウォーケンもとても良かったのですが、一番の演技賞は愛犬サンダンスとその他の犬たちでした。ちなみに我が家ではアヒルのぬいぐるみではなく、私の腕にやられています。
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確かに発想には脱帽ですね。
私は中盤のあのスピードだけの猥雑感みたなものに
何となく冷めてしまったのですが・・・。
でもブリトニーネタには私も思わず笑っちゃいました。
また時々お邪魔させて頂きますね。
一方通行タイムスキップなんて見事な発想の転換ですよね。
タイトルは私もぎこちなさを感じてましたが、毎度の事ながらひっかかったのは日本版のCMの仕方。
なんで配給会社って、観たまんまに宣伝してはいけない、みたいな傾向なんでしょうね。たしかに感動のシーンもあるけど、あのCMではまるで催涙系映画みたいじゃないですか。
それを期待していったら、あのワン公のスーパーギャグとか、とても初デートでは行けそうにもない笑いの内容ですよねえ。
これはあれですね、個人的にタイトルはやっぱクリックのままでいいのではと思います。
この手の作品は初盤中盤笑わせて最後に感動のアメリカンコメディーの王道の様な気がするんですが何ですかねあの日本国内のCMは(笑)
まるで今年一番の感動作みたいに宣伝してますがこれ結構おバカシーン多いですよね?(もちろん感動できる)
アメリカの宣伝だとコメディーシーンを推していますがアメリカの方が宣伝上手いとこれに関してはそう思いました。
日本の宣伝信じて見に行ったら絶対苦情来ますよこれ。
家族連れで見ていたら絶対『アダム・サンドラーを作っているシーン』に苦情殺到ですぜ旦那!
アメリカ版の宣伝でそのシーンを見てテレビの前一人で大うけしましたが家族連れだと絶対「パパとママもあんなふうにしたの?」なんて質問が家に帰ったら絶対来ますよ。
この作品に関しては日本はもう少しコメディー色を出した宣伝でもいいんじゃないかと思いました。
皆さん予告CMにお怒りのようで(^^;
私はこの映画、昼間に母が観てきて良かった、と云うもんで急に夜に見に行きました。だから珍しく何の予備知識もなくてかえって楽しめましたw
あのアヒルちゃん、一番変わらずに長生きwうちの犬は足でしたねぇ、、、年老いて最近はしなくなりましたけど(笑
ブリトニーとマイケル。話題には事欠きませんね。しかし、今回のはかなりの高齢出産?(ちょっと計算がおぼつかないです)
スピード感は人生の大切な部分をすっとばしてしまったことがよく伝わってきました。
思えば下ネタも下品でしたが、雄犬を飼ってる人からみれば微笑ましかったですよ~♪
>よろ川長TOM様
そうですよね。過去を下手にいじくって矛盾だらけにならないところがよかったです。タイムスリップものの映画と比較してもかなり満足できる設定でした。
日本のCMは、実はまだ見てなかったりするのですが、みなさんがおっしゃるように、かなりギャップがあるみたいですねぇ・・・
俺が観た回は熟年カップルが多かったです。
>まっちゃん様
タイトルは絶対に『クリック』がいいですよね!
俺なんか欽ちゃんが好きなものだから、どうしてもわらべの「もしも明日が晴れ~ならば」を思い出してしまいました。彼女たちは今いずこ・・・
俺はCMを知らなかったので、アダム・サンドラーなんだから普通のコメディでしょ・・・などと軽く見ていました。
「泣ける」というのは観てからわかるのがいいんでしょうね。アダム・サンドラーに泣かされるなんて、とても悔しい思いでいっぱいです(笑)
やっぱりお子様には見せたくないですよね。「パパ、もうちょっと家庭を大事にしてよ」なんてワガママ言う子供が増えそうですし・・・
>PINOKIO様
お母様も大満足でしたかぁ~
これは親子三代で楽しめる映画だったのかもしれません。
定年を迎えた仕事人間だったお父さんたちにも是非お奨めしたい映画ですよね。
足にやられましたか・・・自分ちの犬だったら許せるんですけど、野良犬にやられたときには腹がたつものですよね(笑)
>祐。さま
アメリカ人の映画なのに、日本人にもよく理解できる内容でしたね~
アラブ人も日本人も同じように扱われてましたけど、そのあたりは皮肉がこめられているんでしょう。でも、あの描写だったらバブル期の日本人かもしれませんが・・・
音楽は、70s・80sが、40代前後の方なら絶対聴いたことある曲、満載。
しかし、あんな美人の奥様がいる方は、観なくて良いかなー。(笑)
笑えて泣けて――素敵な作品でしたね。
私もわりとジャンルを問わず観てるのでハズレもかなりありますが、今回は大当たり(^^♪
音楽も私の若かりし頃とピッタリだったので、懐かしかった~~(*^_^*)
まさしく新しい代表作ですね~
忙しく働くお父さん方必見の映画だと思いますけど、俺のように働いてない者でも身につまされる思いでした・・
音楽のよさからしても、40歳以上の男性が一番はまる映画なのかもしれませんね。
>honu様
笑って泣ける映画。こうしたコメディが一番いいですよね。まさしく大当たりの映画。邦題がださいので尚更でした(笑)
音楽の影響、大きいっすね♪
昨日は3本ハシゴでしたが、記事2本アップするのがやっとでした。
『フラガール』のあとでこれを見たのですが、おススメどおりなかなか良かったです!
ハリウッドはこういうタイプの映画を作るのが上手いな~と思いました。