「あ、ハンカチ忘れた。貸して!」「いいですよ。どうせ涙なんて出ないから・・・」
普段、映画鑑賞する前には原作などは読まない主義だったのに、魔が差したのでしょうか、つい文庫本(以下、ページ数は講談社の文庫を参照)を買って読んでしまいました。よって、今回は原作との比較を含めるという初めての感想になります。
【ネタバレ全開】
元々福井晴敏の原作小説も、自衛隊賛美で国防力の優れた点を延々と記述。アメリカの力を借りないで独自の軍隊を持つことを主張している内容ではあるが、テロの危険性や自衛隊が内包する諸問題も提起していたように思う。映画化を前提としたかのようなアクションシーンの記述は、小説なのに目の前で展開するかのような錯覚に陥るし、人物描写や様々な主義主張を広角度で捉えていた。何しろ小説は上下巻合わせると1100ページもあるのです。1ページ1分かかるとしても約20時間の大作だ。これを2時間強の映画に収めるとなると・・・
さて、映画はというと、上巻P201から始まります。いきなり乱闘騒ぎの後のシーンとなり、如月行が警官にしぼられてるところからだ。この時点ですでに端折ってるエピソードがいくつもあり、原作を知らない人は急な展開に戸惑うばかりであろう。つまり、掴みの時点で失敗しているのである。そして如月行による機械室の爆弾セット。仙石と如月の人間関係を描写するかしないかの内に突然の説得申し出。要は自衛隊内のテロ・クーデターだろうと予想できる映画なので、如月の正体を謎のまま進めたかったのでしょうけど、多分この前半30分で置いてけぼりにされてしまった観客が多かったに違いない。
更なる失敗は女性工作員ジョンヒの扱い。上映終了後、「あの謎の女、最後までしゃべらないで死んでいったけど、何者?」という声があちこちから聞こえてきたくらいです。映画だけ見ると、何者なのかさっぱりわかりません。原作ではヨンファの妹。北朝鮮で収容所に入れられ、慰みものにされていたところをヨンファが救い、立派な工作員として育て上げた。しかも首の傷でわかるように声帯を失い、口がきけないのだ。彼女は旅客機を爆破し、旅客機が海に墜落するが奇跡的に一人生き残って、いそかぜに入りこんだFTGに助けられた。彼女こそがグソーを持ってヨンファに手渡した功労者だったわけです。そして、如月との水中キスシーンも意味不明だと感じる方が多いようですが、、彼女が自分と如月の境遇や性格に共通点を見出し、テロの仲間に誘おうとしていたわけです。かつての北朝鮮工作員キム・ヨンヒがモデルなのかもしれないですね。
こうやって前半の端折られた部分とジョンヒの無意味さに加え、意図的な脚本の変更も目立ちました。原作を読んだ人ならわかるのですが、日米安保批判やアメリカ批判が含まれているのに何故アメリカ人まで絶賛しているのか?また、自衛隊批判も含まれているのに、何故全面協力を取り付けたのか?これは、内閣総理大臣梶本がアメリカべったりの政策や沖縄基地問題、そして存在意義を問われるダイスの庇護等々がばっさり切られていること。そして、実は、グソーは偽物であり、全てはアメリカが仕組んだテロだったこと。この内容を大幅変更したおかげで、アメリカ人には評判がよくなったのでしょう。そして、確信はもてないのですが、宮津艦長が副長になっていること。イージス艦のトップがテロを起こすなんてことは避けたかったのかもしれません(これでOKが出たのかな…)。さらに、原作では北朝鮮とはっきり書いてあるのに、映画では一切出てきませんでした。これはどうなんでしょう。小さな論議が起こりそうなところですね・・・
そんなこんなで、この映画。楽しめたかというと、全く・・・でした。予想通り、自衛隊全面協力の割には、迫力あるシーンはいそかぜが白波を立てて邁進する姿とF2戦闘機が飛ぶシーンだけだし、アクションもこじんまりとしていた。旅客機墜落、イーグル戦闘機撃墜、ジェットライダー殲滅等々のハリウッド映画にありがちな大掛かりなアクションもない。「平和であれば国と言えるのか?!」などといった台詞も耳に残るし、専守防衛という方針を批判するかのような言葉も強調されすぎだ。産○新聞社も後援してるので、脚本手直しに口を出したのではないかとも想像できる。そんなことより、形は違えど国を愛する心、命の尊さを訴える映画であってほしかった。そして、ラストシーン・・・『戦国自衛隊1549』と同じかよ・・・
良かったのは真田広之と佐藤浩市くらい。特に、原作の仙石は中年太りのおっさん。真田はちょっとふくよかに体重を増やしたのではないでしょうか。忘れてならないのが、岸部一徳の脱力系ギャグかもしれない・・・
★・・・・
普段、映画鑑賞する前には原作などは読まない主義だったのに、魔が差したのでしょうか、つい文庫本(以下、ページ数は講談社の文庫を参照)を買って読んでしまいました。よって、今回は原作との比較を含めるという初めての感想になります。
【ネタバレ全開】
元々福井晴敏の原作小説も、自衛隊賛美で国防力の優れた点を延々と記述。アメリカの力を借りないで独自の軍隊を持つことを主張している内容ではあるが、テロの危険性や自衛隊が内包する諸問題も提起していたように思う。映画化を前提としたかのようなアクションシーンの記述は、小説なのに目の前で展開するかのような錯覚に陥るし、人物描写や様々な主義主張を広角度で捉えていた。何しろ小説は上下巻合わせると1100ページもあるのです。1ページ1分かかるとしても約20時間の大作だ。これを2時間強の映画に収めるとなると・・・
さて、映画はというと、上巻P201から始まります。いきなり乱闘騒ぎの後のシーンとなり、如月行が警官にしぼられてるところからだ。この時点ですでに端折ってるエピソードがいくつもあり、原作を知らない人は急な展開に戸惑うばかりであろう。つまり、掴みの時点で失敗しているのである。そして如月行による機械室の爆弾セット。仙石と如月の人間関係を描写するかしないかの内に突然の説得申し出。要は自衛隊内のテロ・クーデターだろうと予想できる映画なので、如月の正体を謎のまま進めたかったのでしょうけど、多分この前半30分で置いてけぼりにされてしまった観客が多かったに違いない。
更なる失敗は女性工作員ジョンヒの扱い。上映終了後、「あの謎の女、最後までしゃべらないで死んでいったけど、何者?」という声があちこちから聞こえてきたくらいです。映画だけ見ると、何者なのかさっぱりわかりません。原作ではヨンファの妹。北朝鮮で収容所に入れられ、慰みものにされていたところをヨンファが救い、立派な工作員として育て上げた。しかも首の傷でわかるように声帯を失い、口がきけないのだ。彼女は旅客機を爆破し、旅客機が海に墜落するが奇跡的に一人生き残って、いそかぜに入りこんだFTGに助けられた。彼女こそがグソーを持ってヨンファに手渡した功労者だったわけです。そして、如月との水中キスシーンも意味不明だと感じる方が多いようですが、、彼女が自分と如月の境遇や性格に共通点を見出し、テロの仲間に誘おうとしていたわけです。かつての北朝鮮工作員キム・ヨンヒがモデルなのかもしれないですね。
こうやって前半の端折られた部分とジョンヒの無意味さに加え、意図的な脚本の変更も目立ちました。原作を読んだ人ならわかるのですが、日米安保批判やアメリカ批判が含まれているのに何故アメリカ人まで絶賛しているのか?また、自衛隊批判も含まれているのに、何故全面協力を取り付けたのか?これは、内閣総理大臣梶本がアメリカべったりの政策や沖縄基地問題、そして存在意義を問われるダイスの庇護等々がばっさり切られていること。そして、実は、グソーは偽物であり、全てはアメリカが仕組んだテロだったこと。この内容を大幅変更したおかげで、アメリカ人には評判がよくなったのでしょう。そして、確信はもてないのですが、宮津艦長が副長になっていること。イージス艦のトップがテロを起こすなんてことは避けたかったのかもしれません(これでOKが出たのかな…)。さらに、原作では北朝鮮とはっきり書いてあるのに、映画では一切出てきませんでした。これはどうなんでしょう。小さな論議が起こりそうなところですね・・・
そんなこんなで、この映画。楽しめたかというと、全く・・・でした。予想通り、自衛隊全面協力の割には、迫力あるシーンはいそかぜが白波を立てて邁進する姿とF2戦闘機が飛ぶシーンだけだし、アクションもこじんまりとしていた。旅客機墜落、イーグル戦闘機撃墜、ジェットライダー殲滅等々のハリウッド映画にありがちな大掛かりなアクションもない。「平和であれば国と言えるのか?!」などといった台詞も耳に残るし、専守防衛という方針を批判するかのような言葉も強調されすぎだ。産○新聞社も後援してるので、脚本手直しに口を出したのではないかとも想像できる。そんなことより、形は違えど国を愛する心、命の尊さを訴える映画であってほしかった。そして、ラストシーン・・・『戦国自衛隊1549』と同じかよ・・・
良かったのは真田広之と佐藤浩市くらい。特に、原作の仙石は中年太りのおっさん。真田はちょっとふくよかに体重を増やしたのではないでしょうか。忘れてならないのが、岸部一徳の脱力系ギャグかもしれない・・・
★・・・・
F15もF2に変わってたり(?)原作と結構違ってるみたいですね。
鑑賞お疲れ様でした。
疑問点はいっぱいあると思うのですが、
みなさんあまり気にしてないようで・・・
俺の場合は原作を読んだので、ストーリーを追うように観てしまいましたけど、やはり自然体の鑑賞がよいようです。
インパクトは予告編よりも弱かったし、ボーっと見てたら、やはりB級アクション映画になっちゃうんですよね~
だからこそいままで避けてたんですが、、、「そうだ、谷原が出てるんだ!」ってことで、、、うっかり借りてきてしまいました。
こっちは原作を読んでいないので、まさにKOSSYさんのいう疑問浮かびまくり。
原作のほうの作者が好きなのと、ローレライのはぶきっぷりから、いろいろ予測はできたのですが、、、、、、
この記事を書いた当時は、星一つの評価はちょっとやりすぎかな~とも思ったのですが、原作を読んでしまったのでしょうがないとあきらめております。
手旗信号に関しては『ザ・ロック』でも同じですし、物語には必要なものなのでしょうね。ただ、本当は工作員にしたって威嚇の意味しか持たなかったんだし、そこへ攻撃するのは過激すぎるんですよ。
原作では、そうやって日本に「テロの恐怖」で煽って国防を急がせる策略にまんまとひっかかる政府を皮肉っていたかと思うんです。
人物描写や話の展開もそれほど無理があるようには感じませんでした。
ジョンヒの描写の甘さや説明のないキスシーンも、作品の全体的な流れからすれば、そこまで深く考える必要はなかったように思います。
原作を読んだ人がジョンヒの描写を気にするのは、原作中の彼女がとても魅力的に書かれているからなのでしょうね。
どちらかといえば手旗信号のほうが気になりました。
あんなにちっちゃく映ってたら工作員との区別がつかないから、私が総理大臣だったら東京の安全優先でブチこんでます。
それにしても原作の展開は聞けば聞くほど魅力的ですね。
大丈夫です。
ホワイトアウトに似てるという意見は結構多いようですよ。『ダイハード』『ザ・ロック』という意見が一番多いようですけどね・・・
もうこれで凝りました。
とにかく原作を読まずに映画を観るという、従来のスタンスに切りかえることにしようと決意しました!
最近の映画って、オリジナル脚本って少ないんですよね・・・
原作読まないで見るほうが良いですね。(笑
ぜひ読んでみてください。
小説は映画のように思想の一方的な押しつけは無く、多面的に色んな考えができるものとなっています。
例えば、
映画では如月が「撃たれる前に撃つ」という台詞によって専守防衛を疑問視させるように煽ってますが、小説ではその後に「銃を構えてるってことは殺されても文句は言えない」という言葉が続きます。明かに自衛隊の存在自体によって他国からの攻撃を受けることを示唆していたりします。
比較するのも面白いかも!です。
はじめまして!いつも楽しく読ませて頂いてます。
小説版を今から読むか悩んでいます。
どっぷり寺尾聰も気になりますが、映画版は映画版で世界が完結してる気もするので・・・。
小説読んでさらにDVDも買っちゃう、とかだとまさに製作側の思い通りなんだろうなぁ(笑)
寺尾聰はあっさりしていましたね~
映画としては、親子の絆(勝地を息子とだぶらせて)を表現したかったために簡単にやられちゃいますが、小説では彼が憂国論にどっぷり浸かって恐ろしい存在に映ってしまいました。
不要な部分をカットして、わかりやすくしないと満足得られませんよね~
テロリストに手を貸す程日本に失望してるわりに最後あっさり願えるし。
真田広之、佐藤浩一はさすが。
中井貴一の最初からいかにも「ただ者ではない」雰囲気もさすが。
そしてこのテの作品には「謎の女工作員」の役柄がはずせない。
原作読んでなかったんですが、意味不明なシーンがあるとせっかく話に入り込んでるのに「あれ、なんか伏線あったっけ?」と思い返してしまっていまいちっすね。
それとジョンヒという固有名詞はたしか出てこなかったと思います。
ありがとうございます。
パンフには色んな説明があるんですね~
それほど話題にはなっていませんが、劇中に「ジョンヒ」という固有名詞が出てきたかどうか・・・これも気になるところです。
おかげでコメントを全て読むのにえらい時間が。
ご多分に漏れず原作未読の俺には楽しめる映画でしたよ。水中キスだけは「えっ?!何でキス?」と全く意味が分かりませんでしたけど他の点はほぼ理解できましたしね。
↑のKさんのお訊ねのスタジアムのシーンですがパンフによると、このシーンは映画オリジナルで工作員として日本に潜伏しているために気軽に会うことが出来ない二人がお互いの様子を確認するため群集で目立たない場所を選んで落ち合ったということらしいです。
このシーンの直後がヨンファと両親そして赤ちゃん(ジョンヒ)の写った写真を焼き捨てるシーンでした。
スタジアムのシーンだけは原作にもなかったように思います。単純に、防衛庁側の人間と接触するためだけのシチュエーションだったのでしょうかね~推測するに、「ここでグソーを放ったらどうなる?」みたいな意味も込められていたのかもしれません。
私生児の如月を引き取ったのは、犯罪者であるから『ニキータ』のように暗殺者として使い捨てができるからでしょうね。このあたりは漫画チックな内容ですが、原作では北朝鮮の特殊工作部隊の軍事教育を想像させ、途中まではダイスという組織だったとは全くわかりませんでした・・・
リーフレット・パンフレット等も未読です。おかげで如月×ジョンヒ、如月×宮津の関係は当然謎だったのですが、こちらのコメントのおかげですっきりしました☆
ありがとうございます。
<あ、でも私生児の如月を引き取ったのが、なぜあの男だったのかはまだ謎ですが・・・
ところで・・・ 一応、伺ってみたいのですが・・・
ヨンファとジョンヒがスタジアムを歩くシーンの意味は、原作を読んでいればわかる種類のものだったのでしょうか?
あれは何をしている、あるいは何を象徴しているシーンなのですか?
もし差し支えなければ教えてください。よろしくお願いします。<(_ _)>
俺の場合は予告編が登場してから小説を読み出したため、けっこうイメージをいただきました。
しかし、あの予告編って、かなりネタバレしてるんですよね・・・やばいところでした。
映画を見た後、原作を読むと読み進むにつれ映像が広がってより楽しめるかもしれませんね。
原作を読んでないほうが楽しめますよ♪
なんといっても想像力をたくましくできますからね~
ですから、既読者にとっては、キスシーンにせよ、「確かこういうシチュエーションだったな」と想像することも許されなくなります・・・
あの場面、声を出せないジョンヒですから、テレパシーを送ってきたのです。「わたしたちと一緒に無能な人間を殺さない?わたしと一緒にくれば楽しい世界が待ってるわよ」などとテレパシーでメッセージを出すのです。
まぁ、心を通わせたことには間違いないのですが、恋愛感情じゃなく、色仕掛でテロリスト仲間にしようと考えていたのでしょうね・・・
親子関係については、如月行が父親を殺すシーンが短すぎましたのが原因だと思います。彼のトラウマもわからぬまま、途中で忘れてしまう人も多かったのではないでしょうか・・・
とても見応えがあって、胸がいっぱいになりました。
私は人物の詳しい背景はハッキリ描かれず、
想像を膨らませる方が好きなので、
如月行の背景については、必要十分でした。
妙に描かれると冷めちゃうんです。
でも、ジョンヒに関しては、もう少し情報欲しかったですね。
収容所から助け出すシーンとかあったら良かったかも。
ヨンファと恋人ではない特別な関係ということは読み取れましたが。
(最後の写真で妹だということ、おそらく唯一の肉親ということも)
首の傷から想像したのは、昔何事かあってショックから口が聞けなくなっているのかと思っていました。
物理的に声が出なくなってたなんて。
あと行とのキスシーンですが、テロリストにしたかったから助けようとしたんでしょうか?
似たものを感じた相手と、一瞬心を通わせたと思ったのですが。
あの巻き込まれていく時の顔を見ても。
心が通ったから、仲間にしたいと思ったのかな。。。
意外なのは、“如月と宮津副長が本当の親子だと思う人が多い”って・・・
その程度の読解力しか無いなら映画見なくてヨシ!って感じですが。
あぁ、スイマセン。感動が大きかったのでついキツイ口調に。
確かに、テロの収束の場面とか雑やなーと思うところも多かったのですが。
原作も読んでみたいです。
より楽しめそう。
乱文失礼いたしました。
はじまってすぐ・・・
いきなりケンカの後でしたもんね。
ちょっとくらい格闘シーンがあってもよかったかも。
勝地くんを汚れ役にしたくなかったからなんでしょうか。
映画を観る前までは、犬を食うシーンがあるのかと思ってたのに(笑)
でも始まってすぐに見に来たことを後悔!
最初っからはしょりすぎでしょ~~~。
本を読んだ時の仙石のイメージも真田広之じゃなかったし・・・。
ミハルの話はしていなかったように思います。終始戦争の起こり方や武器の発展について語っていました。そして、最後にはちゃっかり『亡国のイージス』の宣伝をしていました(笑)
こないだのBSガンダム特集で、福井氏が出てたと思うけど、ミハルの話してた?
色んな人の意見を読んでみると、「実は宮津と如月は本当の親子だった」と感じる方が多いようです。
原作では、全く血縁関係はありません。
如月は自分の父親を殺し、
宮津は同じ年頃の息子を失っていた。
それで、互いに自分の父親、息子をオーバーラップさせてしまった。
死を覚悟していたからこそ、彼らは肉親のそばで死にたかったのでしょうね。
見終わった後に良い映画だったと思う反面、
どうも人間関係がうまく掴めませんでした。
如月と宮津の関係っていったいどうなっていたのか未だに理解できてません。もし良ければ教えていただけますか?
少し遅いのですが、今日見てきました。
原作をよんでいないせいか、見終わっ
原作読んでいると、別の意味でつらかったです。
一番いい鑑賞法は、原作を読まずにパンフやブログなどで登場人物や設定を予習してから観ること!
多分、これでOKでしょう。
>さえ様
原作は読まないほうが正解です。
楽しめた人がうらやましいです~
この映画脚本がペケだったみたいですね。
原作読んでいないとかなりつらかったです。
はじめまして。
やはりキスシーンが問題だったようですね。
いくら説明部分を省いたといっても、謎を残すようではいけませんよね・・・
年配の方が多かったようですけど、
今年の一番高平均年齢映画は『北の零年』かもしれません!
映画館に入ったとき、どこかの敬老会に紛れこんでしまったのかと錯覚したくらいでした・・・
疑問が氷解しました。
ありがとうございます。
なお、TBもさせていただきました。
今後ともよろしく、です。
そうなんですよね。
どちらかひとつでいいのだと思います。
ただ、面白かったと思ったら、もう一方も見たくなるのが人間の性。
しょうがないです・・・
やはり、原作未読の場合はいい評価です。
これからは原作読むのはやめます。
やめるぞぉ~~
原作に興味なくて、普通の女の子(もしくはおばさん)の感想は、こんな物なんじゃないでしょうか。コメント等をつらつら読んでいると、皆さん熱心に原作が先か、映画が先かと語ってますが、どっちかひとつでもいいじゃん。と思ってしまいます。「壬生義士伝」は原作しか読んでないです。映画見ればそれなりに楽しめるとは思うけれど・・・。
原作読んでなくても結構大筋は分かったし、なぞの女もヨンファの家族位は分かったし、日本映画としては迫力あって、私は満足でした。
意味不明なコメントを残しまして申し訳ありません。
いつのまにかここのコメント数もすごいことになってました!
福井氏も阪本監督も自分ではニュートラルだっておっしゃってましたから、特別なものはないように思います。あるとすれば周りの人たちなのでしょう。
なんだか不思議な映画です・・・
私が思うに、そもそもこの映画(原作は置いといて…)、思想的な議論ができるようなレベルの代物じゃありませんから、娯楽として見てどうなの? という論点以外、無意味なように思っています。思想的な話なんて持ち出す方がおかしい、と受け流すのが一番なんじゃないでしょうか。
なんか、余計なお世話みたいなコメントになっちゃって、どうもすみません。
あちこちのレビューサイトを見回しても、原作既読者が低評価というのは定説になりつつありますね(笑)
結局、「ここは原作のあの場面で・・・」とか「これは原作にはないぞ」とか、何でも原作に結びつけながら鑑賞してしまいがち。
パトレイバー2に言及される方も多いですね~俺は未見ですので、近いうちに確認したいです。(ちなみにガンダムも見てないです・・・)
色々と意見が飛び交ってるので、そういった効果を考えるとよかったのかもしれませんね。
>coccim様
パンフより丁寧でしたか・・・(汗)
俺が観たときも観客はみな真剣でした。
中高年の方が多かったためか、礼儀正しい鑑賞会といった雰囲気だったかもしれません。
勢いでパンフを買ってしまいましたが、ここを読んだらパンフより丁寧な解説が載っていました。でも、あくびや眠気のウェーブが起こらなかった日本映画(しかも大作)には好き嫌いは別として私は1票を投じます。
私的には『パト2』と『ザ・ロック』を足して2で割ったような映画に見え・・て言ったらつまんないですね。「宮津学校」と聞いて『パト2』の柘植学校か?と思ったし「もう一回言ってくれ」云々のやりとりは本当に『パト2』まんま。「もう一回言って」て言うのは通常の手続きなんでしょうか(笑)。
『ローレライ』よりはっきりずっしりぐっさりきました。みっともない親父が頑張る、映画として正しい形に仕上がってたと思うし、中井貴一と格闘するとこは二人の気迫に圧倒されました。気が付いてみると親父いっぱい。原田総理以下ぶつぶつ言いながら最後はきっちり片つけてる・・。原作を読んだのは『ローレライ』だけですけど福井さんは日本を(親父を)見捨ててない(まだ期待している)人だ、と感じます。思考が似てるからよく分かる(笑)。
実は私、『ガンダム』ではシャアよりブライトが好きだったんですよね(笑)。
原作の面白さを知ってしまうと・・・
やはり予備知識がない方がよいのでしょうね。
役者は日本アカデミー賞をとった人ばかりですから、これは文句ないところです。
様々な人間の視点にたったエピソードや会話の伏線で、緻曼陀羅のような大局をつむぎあげていく原作を知っていると、やっぱり大味すぎて...
でも役者さん達は好演だったと思いますよ。
阪本監督と福井さんの間で、「ダイハード作っちゃおうか?」といった会話があった。と、インタビュー番組で言っていたような気がします(うろ覚え)。
原作の良さを監督自身もわかっているので、敢えてアクション映画にしてしまいたかったとか。
それならそれでもっと削ぎ落としてもいい部分がいっぱいあったのに…と残念でしょうがないです。
>>映画は映像をメインに作ったので、詳細は表現していません
そうでしたか。
阪本監督本人がそうおっしゃってたのなら、やはり原作本のPR映画だったことがわかりますね。
イメージ映像というか、人物設定で顔を思い出せるために本を読む際にものめり込めそうです。
映画の中にも海岸で手を振る少年に気づくシーンはあったと思うのですが、多分意味不明のままになっていたような気がします。
俺が原作で好きだったのは仙石と如月の会話かなぁ。
「死ぬな」という言葉は映画以上に迫力があった。
他にも泣けるシーンが・・・
>けんと様
宮津は行を見て息子の姿をダブらせてしまい、行は宮津を見て理想の父親像をイメージした。双方感傷的になっていたし、血が流れていて意識が薄らいでいく状況だったので、肉親の姿を思い出してしまったのでしょう。
説明がないので、映画でそこまで理解するのは無理なようです。
映画として何を目指していたんでしょうね。けいさんのコメント見ても監督はカッコイイ映像を撮りたいだけなら、こんなに長い原作を映画化する必要ないのにと思いました。原作のプロモ映画になっちゃってますね。
分からなかった所が分かりすっきりできたのですが、
まだよく分からない所が…
宮津は如月の実の父親ではないんですよね?だったらなぜ如月は宮津に「お父さん」と言い、宮津は「そうだ、父さんが悪いんだな」と答えたのでしょうか?
わたしも昨日原作読み終わったばかりで、
さぁ映画を観るぞ!と思っていたのですが
聞こえてくるのは不評の声ばかり・・・
そもそも「亡国のイージス」に興味を持ったのは、
ラジオで「亡国のイージス1DAY」というのをやっていて
阪本監督や吉田栄作、真田広之、佐藤浩市が出演していて
それぞれの方が熱く映画のことを語っていて、
これはおもしろそうだと思ったのがきっかけでした。
ただ気になったのは、阪本監督の
「映画は映像をメインに作ったので、
詳細は表現していません」という言葉。
詳しいことは描ききれないので、
映画を観て興味を持った方はぜひ原作を読んでみてください、ということでした。
佐藤浩市も、これをきっかけに日本の足元を考えてほしいと語ってました。
ということで原作を読んだのですが・・・
おもしろかったです!
電車のなかで読むことが多かったのですが、
それぞれの人物の心情に共感してしまい
涙をこらえながら読んでました。
特に好きなのが、行が母を思い出して護衛艦に手を振り、
気付いてくれたとわかったとき、
また同じように
宮津が浜にいる人物に気づき、
同じように気持ちが救われたとき。
でもあれも映画にはないんですよね・・・
TBさせていただきますね
ヨンファとジョンヒ、行とジョンヒ。
原作からいいものを吸収できればいいですね。
最近知ったのですが、
FM東京で行とジョンヒのアナザーストーリーなる番組が放映されていたらしいですね。
やはり、恋愛感情を描きたかったのかな・・・
>Ageha様
あのシーンだけは強烈でした。
ナイスキャッチ!
細かい心理描写はわけわかりませんよね。
平気で兵器を扱う真田さんは多分ヤケクソ気味だったのでしょう。
みんながみんなヤケクソ気味だったと考えると、全て納得がいくのかもしれません。
「撃たれる前に撃たなきゃダメ」という台詞を見事に専守防衛という議論に結びつけるあざとさは誰が考えたものなんでしょうか・・・戦争状態とそうでない状態との差があるというのに・・・
こんな結び付けで観客を誘導したかったのなら、陳腐という言葉がぴたりときます。
自衛隊がクーデターを起こす危険性については、色んな人の感想を読んでも、なかなか見つけることができませんでした。
・・ってか泣いてばかりいた風間が最後に見せた勇気って事で一応の見せ場?
でもね、中井貴一がなにやらイッショウケンメイ
操作してたグソーの筒を真田さんはスッと納めてましたよね?
一緒に見に行ったダンナはつっこみいれてました。
「はいってたらそんな扱いできんやろ」
・・・攻撃アリアリの雰囲気だったけど
実ははいってなかったんじゃないかと。
おまけにジョンヒはお兄さんであるヨンファを
止めにきた・・なんてセリフもあったんですが。
・・なんだかよくわかんない展開。
あんな終わり方したら、撃たれる前に撃たなきゃダメなんだよって言ってるようなもんで。
かっこ悪くても生きろなんててセリフが
すごく陳腐で。
戦争だ、テロだって時に人間性なんてふっとんでしまって
仙石さんのいうセリフはまともなのに意味がない。
大事な決断をする人は会議室でみてるだけで
現場の大変さなんて知ったこっちゃないのは
「踊る・・」といっしょ。
・・自衛隊がホントにドンパチはじめるんじゃないかっていう漠然とした恐怖まで感じましたよ。
原作未読でも明らかになにかをカットしているな、というのがわかるし人物相関図を思い浮かべていると置いてかれてしまいそうな感覚もありますけれど私は映画館で見てよかったと思いました。
私は戦闘機や戦間と言うものが大好きだし、カットされているであろうエピソード、例えばジョンヒとヨンファの関係や宮津学校についてとか、如月の背景は書いて欲しかったなと思ったので3時間くらいあったとしても未読であっても背景がわかった上で見たほうが面白いんじゃないかと思いました。
「あれ」が偽者だったら風間さん…可愛そうです・・・ひそかに彼(というより谷原さん)をみる為に見に行ったようなものですから…^^
あとから読むとどのような感想になるのか興味あるところです。ぜひ記事にしてくださいね。
って・・chishi様、点数高い・・・
アクションもいきなりハイテンションに展開と、
繋ぎ部分がとっても甘かったなぁと思いました。
絶対ココで置いていかれたとか、わからなかったって人、多いだろうなぁって想像して楽しんでもいましたが(爆)
私は今日まで原作を読むの、我慢してました(笑)
これで大手を振って読めるよぉ~(泣)
確か、ジョンヒの名前は映画では呼ばれてなかったような気がします。原作未読でレビューを書くブロガーの方々は、みなさんきっちり調べるので問題ないのでしょうけど、普通の人は名前すら記憶に残ってないはず…
映画は娯楽ですよね・・・会議室側の無駄な台詞もいっぱいあったかと思います。
大作の原作を映画化することの難しさをつくづく感じさせる映画でした。
>syobayashi_cinema様
原作を読んでないと理解しづらい映画でしたけど、読んで面白いと感じた人にとってはつらい映画となりました。
自分が原作を読まずにこの映画を観たら、どうなってたのでしょう…
>ハンター様
これから読まれるのですね!
一度読んでしまうと、
また映画が観たくなるかもしれませんね。
『男たちの大和』も自衛隊協力がありますから、ある程度制約を受けてるんだろうなぁ~と心配しています・・・
だからと言ってロードオブなんたらみたいに何本かに分けられてもつらいんですが・・・
高価な将棋の駒を使っても挟み将棋をしては台無しって言う感じでした。
どうも原作と映画って違う~って方が多いようですがそこまで違うんなぁいっそあの北朝鮮の女の子(名前もわからない。というか映画で名前呼ばれてました?)とか出てこなくてもよかったんじゃないですかねぇ?「ザ・ロック」に日本に対する憂いをまぶしたぐらいが映画としては一番無難なまとまりをみせたと思うんですが。
映画って所詮娯楽ですから、2時間半ほどで主義主張を語ろうってのがそもそも無理なんだと思います。
如月行は実は私生児だった。
彼女の母は生活苦のため自殺してしまったのです。
そして、資産家の放蕩息子として自堕落な生活をしていた男が行を引き取った。その相当な遊び人だった父は遺産目的のため、行が好きだった祖父を殺したのです。
母を失い、祖父も失った行は全ては父親が諸悪の根源だと信じ、父殺害へと・・・
てな感じでした。
如月行の母親の自殺と動機
如月が父親を嫌悪していたのは、仙石との会話で伝わりました。原因は母親の自殺からだと思いますが、母親の自殺の背景がわかりません。 また、宮津との会話で「みんな父親が悪いんだ」のセリフで宮津が実の父親だったのかなとも思いました。
母親の自殺の動機が 如月の正義感を育てた気がしますので おしえてくたさい。
俺の拙いネタバレ記事でも役に立ったんだと思うとうれしくなります。
原作でのドンチョル(安藤政信)はジョンヒに次ぐ冷淡な殺し屋風でした。ただ、最初にヘマをしたため、ずっと負い目を感じていたような気がします。
おれは原作を読んだのがごく最近。
だからキャスティングされた俳優を思い浮かべながら読んでいきました。上巻でのクライマックスは、溝口は実はヨンファだったということがわかったところ!
もうこれだけで、ネタバレ気味ですよね。
真田広之が仙石を演ずるのはわかっていたので、雰囲気が違うことはわかってたのですが、下巻になると気にならなくなりました。
一徳さんの役はあんなに脱力キャラじゃないだろうに・・・原作で確認したくなりました(笑)
原作読んでいない人には、わかりにくかったと思います。
てか、原作のメッセージはかけらも伝わらなかったのではと・・。(大泣)
私の場合、映画を観ようと思ったきっかけは真田さんでもあるから、
(原作はその後で読んだので)
先に原作ファンだったとしたら、
仙石=真田さん!?ありえねー!ですよね。
でも知らなかったから、映画を観に行こうと思ったわけで。
つくづく俳優の起用というのは難しいものだと思います。
一徳サンと浩市サマのやりとりはよかった♪
一年くらいかけて、ドラマでは無理もあるでしょうから、
原作に忠実なアニメを作ってほしいデス。
しっかり人物の背景も説明して。
そうでしたかぁ~
原作読まずに正解でしたね。
映画だけ観ると『ザ・ロック』『ダイハード』のパクリだとおっしゃる方の気持ちもよくわかりますよね。
>ななこ様
人間関係は難しい映画となりました。
やはりヨンファとジョンヒの関係。如月と宮津の関係なんでしょうね。
宮津の息子を殺したのは誰か?というのも映画ではわからなかったかもしれませんね・・・
今日、亡国のイージス見てきました。
日本を代表する俳優陣の演技はとてもよかったのですが、相関図がさっぱりわからなかった私は???が残る映画でした。
映画を見終わった後、手のひらサイズの完全攻略ガイドが出口に置いてあったのでそれを見て少し意味がわかり、さらにKossyさんの感想を読んでさらに内容がわかってきました。
特に意味がわからなかった、如月と副艦長との「お父さん・・」という台詞の意味もこちらのみなさんの書き込みを見て解決しました。
夫と「原作を読んでから見ればよかったね」と話したのですが、Kossyさんの感想を読んでフクザツな思いが・・。
映画が先か、原作が先か・・・う~ん、難しいですね。。
映画を見た後、勘違いも有りましたが、ほぼ人間関係や登場人物の行動は ちゃんと理解できるレベルではないかとおもいます。(除く幹部職員)
勘違いしたのは工作員の女性ジョンヒとヨンファの関係かな。家族写真を焼却するシーンで親子だと悟りましたが、兄弟姉妹だったんですね。(笑)
水中のキスシーンは、昔は恋人関係だったけれど、いまは敵対関係になってしまったと言うシュリをイメージして入れたんでしょうか。それとも原作の流れからどうしても入れたかったのかは解りませんでした。
某国工作員も、執拗な任務遂行はシュリと同様の敵国と推理してみていました。特定の国を別に指す必要はないとおもいましたよ。
それにしても、イージスが沈む映画に よくぞ自衛隊が全面協力したとは 驚きでした。
そこにはこの映画のメッセージで有る「日本人は経済だけでなく、日本文化や伝統を誇れる国になって欲しい」ということに賛同したためではないかとおもいます。
原作を読んで無くても、映画だけ人物紹介は出来ているとおもいますので、映画だけでもそこそこ楽しめる作品だと言うことが解りました。(笑)
※イージスが途中で止まったのは、ジョンヒの遺体を回収するためだったのかな。原作読んだ人 教えてください。。
参考になる情報ありがとうございます。
2佐と1佐には相当な差があるみたいですね。
防衛大を卒業するだけじゃだめなのですね(←ちっともわかってない意見・・・恥)。
宮津「副長」になっていたことについては、むしろ、訴求力を高めていたと思いましたね。
副長って、温厚な人が多いんです。
「砲の神様」、「水測の神様」、艦にはいろいろな神様(職人)が多いのですが、その中で数少ないホトケさまが副長。
部下の失敗を、艦長にうまくとりなしてくれる存在が、副長であることが多いのですね。
だから、副長が反旗を翻したということは、驚きであり、衝撃。
「なぜ、あの穏やかな人が・・。」
そういう演出だったと思っておりました。
あと、早々に死んでしまう艦長との会話。
「ボクももうちょっと若ければ、宮津学校に入れて欲しかったなぁ、ハハハ。」
艦長は若くして1佐(大佐)、エリートコース驀進中。
副長は2佐(中佐)、苦労人のたたき上げ、多分イージスの艦長にはなれない。
「なに言ってんだ、コノヤロウ。(本音)」
宮津副長の憮然とした顔が物語るのは、階級社会の悲哀・・。
この場面で、涙した現役も多いのでは・・。
俺もしばらく経ってから様々な思いがよぎります。当初は1点をつけてしまったことを後悔したりもしたのですが、みなさんの感想を読むにつれ、伝わっていることがやはりおかしいと思い直し、今では1点でよかったと思っています。
意図的な改変は随所に見られますが、「これが戦争だ」と言ってる割に単なる局所的なテロにしか思えないことや、防衛に対する備えを徹底しなければいけないなどと、観客に感じさせていたことも問題ありですね。
防衛力を強化したところで、物語のように個人的理由により反乱を起こす者が出てきたらどうしようもないのに・・・
初日に観にいって以来いろいろ考えたりしてますが、結局の所この映画は良いのか悪いのか、どうにも考える程良くわからなくなってきた気がします。
原作ファンなので、思い入れがあって客観的に観にくいというのも確かですが。
でも原作の意図的な改変、が福井氏率先な所も多かったらしいので、少なくともその意味でなんか残念です。もっと大事にするところして欲しかったなあ、と。
原作のネタバレって、ちょとヤバいような気がしてきましたので核心部分を白字にさせていただきました(もはや手遅れか・・・)。
turtoone様の国家論をはじめとした映画評を楽しませていただき、改めて感じたのですが、やはり鎖国や島国根性といった国民性のおかげで、こじんまりとした映画に仕上がってしまったのではないかと・・・
原作はいいですよ!なんて、今更言ってもだめか・・・
実は、鑑賞中の疑問点が多すぎて、終了後書店で原作を立ち読みしたのですが、どうりで映画の内容が出てこない筈ですね。
工作員の場面は描写不足でした。中井さんの演技だけで人間関係が十分伝わったのに、余計な回想シーンで台無しにしました。水中のキスシーンも意味は分かりましたが、要するにこの人物(に、限らず・・・)核になる人は映画の場合、最初に登場したシーンが重要ですね。その段階で鑑賞者に印象づけが出来なかったのがこの役を活かせなかった失敗でしょう。
お陰様でどうしようかと思っていた原作を読まずにすみました。
やはり既読・未読の差は大きいようです。
ベストセラー小説の映画化は、失敗作が多いものだということこともわかっています。
読んでも絶望しないと思いますけど、
スリリングな展開はもう体感してらっしゃいますし・・・
深く味わうためにはいいかもしれません(汗)。
やはり、原作を読んでいる読んでいないは、大きいですね。
原作が壮大であるほど、あらが目立ってしまう。
原作を読んでみたくなるあたりは成功ではないですか?そして、読んだわたしは絶望する??w
たしかジョンヒという名前さえも出てこなかったのでしたっけ?
この謎の女については、理解するのは不可能です・・・
キスシーンとか、分からないところが多いのでネタばれをさがしてこちらを見つけました。
私と相方もやはり「あの謎の女、何者?」でした。
鈴木京香じゃ弱かったですか?
まぁ、アクションで一番活躍してたのは今作ですね。
キスシーンがあるのもこの映画だけ。
でも、さすがに痛いのはやだ・・・
>あむろ様
東スポには笑っちゃいました!
三沢基地でしたね~
原作では百里基地だったのに。
石川県には小松基地があります。
ちょうど空港のはずれの道で間近に見れるスポットがあるのですが、かな~り音がすごいです。てか、半日ほどずっと見てたことがあった・・・暇だったんですね・・・
ああ、やっぱり三沢基地には核でもテルミットでもグソーでもなんでもあるのね。と納得しました。
中井貴一は人民服みたいな戦闘服よりも白い海自の制服が似合う、と思いました。
原作をもう一度読み直して、福井さんの言いたかったことを考えよう…。
TBありがとうございました。
厚い原作というと、佐藤さんが両目をカッと見開いて主演した『魔界転生』をついつい思い出すのでした。
原作はいずれも読んでないので、そこ突っ込まれると弱いんですけど、福井原作映画三作の中では、紅一点が一番活躍してたと思います。
真田さんがコテンパンにされるとこ見て、自分もあんなことされたいと、倒錯的にトリハダ立ててしまうのでした(笑)。
てなわけで、TBありがとうございました。
あのアップになったシーンはわざとらしいくらい観客に訴えてきましたよね。説明パンフを事前に配らない映画館ではつらいところでした・・・
>そよかぜ様
俺は今回の映画鑑賞がたまたま原作を事前に読んでしまったためにこのような感想になってしまいました。
実際、本を読まなかったら、アクションや緊迫シーンなどの表面上だけでも評価が若干あがると思いました。
ジョンヒは全く登場させない手もありますよね。
もっと大胆に人物拝啓をカットすることもよかったかもしれません。それとも、あと1時間増やすとかの方法も・・
それにジョンヒの扱いも宮津艦長も色々文句はありますよ。しかしそれはあくまでも原作を読んででの話です。あの原作を忠実に映像化するとなればそれは映画にはなってませんが、「銀河英雄伝説」のような10年仕事になるでしょう。それもアニメが現実的。
自分は「亡国」は基本的に国防の話だと思ってますから日本の国防がいかに間抜けで非現実的か、そして前線で働く人はそれらを忠実に守っているもどかしさを理解できればある程度は成功だと思ってますから。
個人的にはジョンヒは出す必要がなかった。しかし「某国」と表現する以上その「某国」を如何に「北朝鮮」と観客にわからせるかの方法としての妥協の賜物でしょう。だからあえて韓国人を使った(口が聞けないのだから日本の女優でも問題ない)映画とは妥協の産物おまけに原作があるとなるとさらに制約は増えます。自分はなかなか良く出来た作品だと思いましたよ。これも比べる対象じゃないかもしれませんが「宇宙戦争」よりは好感が持てる作品でした。
『パッチギ!』とは全く違うジャンルなので、比較すること自体間違ってるんじゃないでしょうか?
俺はそんな政治的な思想は打ち出してないですし、産○新聞と書いたことだってそんなに重要だとは思えないです。それよりも北朝鮮を某国としたことのほうがおかしいことだと思いませんか??
純粋に2時間の映画として駄作だと思ったからこそ1点を付けたのです。そよかぜ様はジョンヒの扱いとか、個々の登場人物の背景がこの映画によってわかると思いますか?
はっきり言って、原作は面白いですし、その面白さをズバっとカットして、いかにもただのアクション重視の映画にしてしまったことが残念でならなかったですよ・・・
その点でこの映画は十分合格点を与えられる作品です。少なくとも「パッチギ!」よりはましです。また「産経新聞」をあえて「産○新聞」と表現するような思想の持ち主の管理人様には映画以前に何か御気に召さないことでもお有りでしたか?
日本アカデミー賞男優が4人も!ってのが売りの一つでしたもんね。
やはり安心して観てられました。
原田芳夫も案外よかった。
岸部一徳だけが笑えるキャラにしてあったのですが、他の観客は誰一人笑おうとしていませんでした・・・笑いたかったですね~
俳優陣はとてもよかったですよね。
特に、岸部さんの「脱力系ギャグ」には、私も大いに笑いました。(心の中で)
工作員たちはヨンファの部下。
彼の目的は祖国を改革するためにグソーを利用して政権を倒すことでした。
だから、グソーを日本に撃ち込むのも本気ではなかった…これが原作です。そう考えると、映画では日本を攻撃する意志がアリアリだったことと矛盾を・・・
>t-higu様
失敗でした。
原作に忠実だったのは一連のアクションだけ。
『ダイハード』のような全く別物にしたかったのかもしれませんね。『ダイハード』は好きだし、そう思って見れば楽しめたと思います。
>sachi様
それは俺も思いました。
意外な展開といえば、死をもってグソーから守ったんですもんね。
なぜ読んでしまったか・・・やはり魔が差したのでしょう(泣)
最後の大オチ、なくなってましたね。
でも、風間さんが見事なダイブを見せてくれたので、「グソーは無かった」という原作どおりにならなくてよかったなーと思いました。
だって、あれでグソーがなかったら、風間さんが浮かばれないもん(苦笑)。
先に原作を読むっていうのもヨシアシですよね…。
面白い方だと思っていたのですが、kossyさんのレビューを
読むと、原作知ってる人には...って感じなんですね。
#そもそも、原作先に読んでから映画を観て、映画の方が
#よかったというためしがありません...。
ジョンヒについては、「何者だったんだ、一体」というのが
率直な感想でした。なんかよくわからんがキスまでしてるし。
こちらで、謎が解けてきました。なるほど~~です、ありがとうございます。
ところで、あの工作員達は何が狙いだったのですか?(基本的なことですね??)
宮津さんは、単に息子が政府に殺されたようなもんだという恨みでしょうか??
TBいただきます~~。(変な感想を書いていますが(笑))
福井さんも関わっていたのですかぁ~
ちょっと驚き。
自衛隊の協力って無料なんですよね、たしか。
その代わり、傷つけちゃいけない。
しかも自衛隊の良さをPRしなければいけないという制約がついてしまいます。
派手なことするんだったら、全部CGのほうがいいかも。
すみません、意味不明なこと書いてしまって・・・
父が息子を殺したくなったり、その逆だったりする心理学用語のようです。もちろん原作には出ていません・・・
私にもわかりません。
原作読もう・・・。
ネタバレの言葉を見つけてスクロールしましたね?
今回は原作を読んでいるので、逆に理解しまくってしまいました!
これが仇となってちょっとはずした評価になりましたが、原作未読の方はそれなりに楽しめると思います。
とりあえずFTG(教育隊)、グソー(恐ろしい兵器)などといった単語だけはチェックしてくださいね。
レディージョーカーでも、理解できないと書いてあったけど、背景とかは理解できた事もあるので、原作は読んでないけど、 どれだけ理解できそうか見てきます。 それまで、情報はシャットアウトしておきます。(笑)
俺はダメでしたけど、原作未読の方には大方好評のようですよ。シーンのひとつひとつを思い出しても、それなりに楽しめたのじゃないかと反省してるところです。
ローレライはアニメを実写化したような映画だったし、この映画では現代の世界ですから、ちょっと印象が異なりますよ。
観てから疑問に思うことがあったら、またこちらへ遊びにきてください~
撃て」という予告編にあった台詞がすごい印象的で期
待してたけど、駄目でしたか(笑)。
本作と戦国自衛隊とローレライの原作者が同じと知る
までは、警戒心がなく期待感だけだったのですが。
戦国自衛隊とローレライ・・・・戦国自衛隊はともか
く(初めから期待してなかった(笑))、ローレライ
はほんと裏切られた印象が強かった。
見に行くか迷っていましたが、明日は「一日」で千円
なので見に行きます。
本当に大切な言葉がかすんでしまうようでした。
「生きろ」という言葉が3度ほど出てきたのですが、この阪本監督のアピールしたかった部分がぼけてしまってますね。最初の脚本に誰が手直しを加えさせたのかはわかりませんが、残念でしょうがないです・・・
>えふ様
多分、原作を読んでない人のほうが評価は高いのでしょうね~
別に金返せ状態になるほどでもないのですが、
「やっぱりね・・・」という気持ちになりました。
水中のシーンは、もっと葛藤があったはずです。
ジョンヒは如月を殺しにいく。
しかし、仲間にしたくなって、口移しで空気を入れる。
如月拒否する。
「どうせならひとおもいに殺せ」
そして・・・(詳細は忘れました)
>伊達様
はじめまして。
そうなんです。
グソーの扱いが全く違うので、
テロリストから送られてきたビデオも不自然でした。
1100ページの大作ですので、どんでん返しみたいな面白さが数カ所ありました。
そして、この面白さが全くなくなっていました・・・
この映画もプロモーションなのかなぁ・・・
>AKIRA様
俺のところではパンフは配られていませんでした。
多分、ちんぷんかんぷんだった人がかなり多い。
映像だけの随所に折りこまれた説明カットが多かったけど、
これも原作読んでる人にしかわからないのかもしれませんね。
>海さま
難しい原作。
普通、映画を見る前には読まない主義なんですよ・・・(汗)
あのキスシーンで期待してたのは、
如月とジョンヒの会話が字幕で出てくることだった(笑)
絶対入れるべきですよね!
>こっちゃん様
原作読むべきか・・・
いや、映画と同じくらい金がかかりますから、
図書館で借りるのがベスト!
かなり人気で入手困難らしいけど・・・
最大の内容変更はグソー絡みですね。
これ、書いているうちに気になってきたのですけど、アメリカを悪く言わないようにしたために、平等に「北」の記述を削除したのかもしれません・・・
やはり、あと1時間は最低限必要かも。
>chikat様
どうもです。
chikatさんのためにネタバレ覚悟で書きました(笑)
他にもわからない部分があれば、本で調べますですよ!
>早稲田大学鋳物研究所スキー部長様
自衛隊に協力を頼むと、しがらみが発生する。
金を援助するから、ここを書き直せ。
製作者側の最初の意図がだんだん書き直しされ、
ジョンヒの描写も薄くなってきた・・・
ジョンヒに人気が出てもらうと困る人でもいるのでしょうかね(笑)
おかげだ、見終わった後のもやもやが消えました。
あの工作員の女の子のキスが気になってました。
レビュー読ませていただき人物設定がわかってもやもやが無くなった感じです。ありがとうございました。
それを聞けば勿体無い感ありですね~。
こっちゃんも原作は読まずに入りました。
ヨンファが手に持った写真で
ジョンヒからヨンファの妹と言うのは汲み取れました。
でも、もっと分かりやすく作ってくれても良かったかなぁと思いますね確かに。
声が出ないと言うのは全然知らなかったし・・・。
そして内容はそこまで変更が加えられていたのですか?
あらら。
なるほど、結局は「しがらみ」の産物に終わっちゃったって感じですか?
でも、俳優陣がめちゃめちゃツボに嵌ったのと、
こっちゃん的には十分な緊迫感があって
1本の映画としては満足でしたよ。
上映時間をもう1時間増やせばもっとジックリ描きこめた部分もあったのかもしれませんね。
こっちゃん
そう言われれば、あの傷ちゃんと映ってましたし納得です('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*) ウンウン
やっぱり難しい原作がある映画を見た後はこちらで解説してもらわないと私にはムリですね
読んでいない人向けになのか,パンフレットに
バックストーリーが書かれていましたね。
まるで描写不足でしたと認めているかのように・・・
はじめまして。丁寧にレビュー、興味深く拝見しました。
僕は、原作を読まずに見ましたが、原作とはずいぶん違うのですね。「GUSOH」が偽物でアメリカが仕組んだ……という設定は、思いもよりませんでした。そっちのほうが、絶対面白いですね。
ジョンヒのキスシーンもどきは、そういう理由でしたか。見ていて、全然意味不明でしたが、無理に解釈すると、如月が仙石と出会って何かが変わって、ジョンヒに情けをかけようとして、空気を口移しで分け与えようとした、のかな? なんて。
なんだか、映画は、原作の完全版をつくるためのプロモーションに思えてきます。
“なんじゃこりゃぁ~?!”
ってことになっていたかも(苦笑)
読んでないぶん楽しめたみたいでした。
でも如月と女性工作員のいきなりキス!ってのが
やっぱりどうしても不自然だった(苦笑)
こちらの感想を読んでみて、不要なものと必要なエピソードの取捨を間違えた気がしました。例え「前面強力」が得られなくとも、作品としての命が生かされればよし。作者の主張、憂国論もヘンにうやむやにされた感じがします。エンタメ作品としても物足りませんでした。
ジョンヒの描写はホントに残念な結果でしたね~
一体いついそかぜに忍び込んだのかという疑問も沸きそうですけど、冒頭のシーンで何かが乗艦した数秒のカットがありました。予告編でも水中キスシーンがあったし、やばそうな予感はしてました…絶対に疑問に思う人が出てくるだろうと思ったので、ついつい書いちゃいましたぁ~
>メビウス様
傷を如月に見せるシーンがありましたっけ…すでに記憶から消え去りそうですけど…勘違いしそうなパターンとしては、ジョンヒと如月がかつては恋人だったとか、傷は如月がつけたものとか…思ってる人が出てくると思いました。
そして、ヨンファとジョンヒが恋人なんじゃないか?というのも想像する人が…
>bakabros様
原作では「実はアメリカが・・・」というくだりは衝撃的だったのですが、溝口の正体とか如月の正体とか、唸らせるほど面白い展開が全くなかったのも残念でした。
今回初めて原作との比較を試みたのですが、原作が面白かっただけに・・・次回からはやめようと決意しました(笑)
>あかん隊様
小説のイメージを補完するためにはよかったと思いました。ただ、評価としては、原作未読の人の立場にもなってみて、総合的に・・・。多分、原作を読まなかったら評価が若干上がったかと思います。
>にや様
なんだかんだ言っても、原作で「面白い!」と思ったところばかりが削られてました。そりゃアメリカ公開とか自衛隊全面協力とか考慮すると、削らざるを得ない部分ばかりなんですけどね…。
人間関係の深み。
宮津の息子を失った悲しみもさっぱり表現されていませんでしたし、原作未読の方はテロの理由をどのように感じ取ったのか知りたいところですよね。
自分でも辛い点をつけたとなぁ~と後悔してるのですが、阪本監督の今後を叱咤激励する意味も込めて!
>にゃんこ様
原作の感想も読ませていただきました!
感動が大きければ大きいだけ、映画の評価が下がっちゃいますよね~
ま、原作でも如月とジョンヒがテレパシーで会話するなど、不自然な点も多かったのですが…でも、ばっさりカットされるよりは、2人の不遇をもっと描いてほしかったですよね。
原作読む間、千石のイメージが真田広之と合わないじゃん!と感じていたのですが、さすが役者さん。きっちり原作に合わせてきましたね~これは賞賛。
>へー太様
そっかぁ~、下手な説明があるとのめり込めなくなるかもしれませんよね。
やはり、読むべきではなかった・・・
原作の政治色記述も一方的ではなく、宮津側、ヨンファ側、ダイス側、政府側と様々な思惑が交錯し、「読者の皆様も色々考えてみてください」といった丸投げ状態の雰囲気でした。ある意味、この人の考えはひどいけど、ここだけはいいこと言ってるとか、完全な答えは見出せないから誰でも楽しめるかと感じました。
やはり別物として鑑賞するべきだったか・・・
あまりの説明されなさっぷりだったので、逆に気にもならなかったです。
説明する気がないようなので、役者陣の演技と緊張感を堪能してました。
原作読んでたら確実にkossyさん以上に気になっていたことは間違いありません。
映画は政治色は薄めたとは思ってましたが、原作はそこまで濃いですか。
そこらへんは完全に別物ですねえ。
kossyさんと同じで、魔が差して原作読んでしまったひと その2でございます(笑)
人物の書き込み不足、、、ほんっと残念ですよねぇ、、、
ジョンヒも如月も、あの過去があっての現在なので
説得力があったのになぁ。。。
(ジョンヒ 好きなのに~~~(爆)
真田さんは、ほんっと太られたのか、あごの線もなくなって
仙石のイメージに近づいてたのは、うれしかったのですが^^;;;
もともと、私、坂本順二監督の「人間群像劇」で「ビリケン」以外によかった作品を見たためしなくって、「この原作だけど、監督・坂本順二かぁ~」というちょっと緩めのスタンスで見にゆきました。
なので、「やはりこんなものか」と。
(「KT」はちゃんとハードボイルドでよかったんですけどね・・・。)
ん、にしても★ひとつとはなかなか辛いですね(笑)。
傷で声帯って、絶対わからないですよ。しゃべれないとも思わなかったし。きっとカットされたシーンも多かったのかと思いますが、キスシーンとか、そこだけ残されても観客は混乱しますね。
原作未読の人にもわかるように、原作の香りも残しつつ、結局中途半端になってしまうのが原作物映画化の難しいところでしょうか。
首の傷が見えるシーンがありましたが、原作を未読な自分にとって、あの傷だけで実はジョンヒは声が出せないと言う事を理解するには些か難儀でした。
実際、声が出せない事と、ヨンファとは義兄妹であった事というのも、観終わった後にとあるチラシを見て知ったくらいです。(^▽^;)>゛
ヨンファの妹ということ。そして声帯を失っていることは知っていたのですが。
ただ、僕は声帯と首の傷を結びつけることができてなかったです。
あの傷が生まれた過去が、この後出てくると思ったのですが…
意味不明だと感じたキスシーンもこれで納得できました。いや、納得はしていないのですが理由が分かってよかったです。
丁寧な解説ありがとうございました!