ネタバレ映画館

映画ドットコムに記事を移行してます!

花田少年史 幽霊と秘密のトンネル

2006-09-01 20:52:11 | 映画2006
 ポルターガイストの仕組みがよくわかった。

 朝のワイドショーをたまたま見てたら、おすぎが「これは和製『シックス・センス』ね」などとのたまっておりましたが、「この主人公・花田一路は生き返ったように思わせておいて、実は本当に死んでいるんだな」などと先入観を持たされてしまいました。うそつき!おすぎ!というか、公共の場でネタバレしなかったってことか・・・

 幽霊や幽体離脱などといった現実味のないつまらないコメディだとばかり思っていたのに、友人荘太と桂のエピソードから涙が止まらなくなってしまいました。しかもそれも中盤。もう泣かせる話はないんだろうとまだ疑って観てたのですが、次から次へと泣かせる話で攻めてくるではないですか。杉本哲太が上手すぎます。

 北村一輝がクレイジーな弁護士という設定でしたけど、やっぱり凄いです。幼い頃の香取聖子は親指を舐めるという癖がありましたけど、北村一輝のような残酷な親と一緒に暮らすと、怒って親指を切り取られるかもしれません。『親指さがし』を観たばかりなので、「指を舐めるな~」と心の中で叫んでしまったほどです・・・

 個々の演技はともかく、細かな演出が光っていたように思います。幽霊が見えない家族とのやりとりや、運動会のホームビデオの続きを撮る西村雅彦や、一路が落とした帽子を拾うシーンなどがそうでした。また、お姉ちゃんの読んでたIT関連の本や「冬のソナエ」など気になるところも多かった。何はともあれ、子供向けの映画にまんまと涙腺攻撃を受けてしまいましたが、大人のほうが泣けるストーリーなのかもしれませんね。

★★★★・

コメント (24)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 家の鍵 | トップ | UDON »
最新の画像もっと見る

24 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夏休み映画で1番かも (祐。)
2006-09-01 21:26:31
夏休み映画で、見る物がないなぁと思いつつ、この映画は、マイヒット。

貧乏コメディーの佐賀のがばいばぁちゃんより貧乏で、子供はガキんちょで、無鉄砲ですが、その子供が幼いながらも霊媒師となり、いろいろと体験して成長していくのですが一向に更生されることもなく相変わらずのやんちゃぶり。

コメディーの中にエピソードがうまくつながり、泣きと笑いの映画となっていました。

安藤希の制服姿にちょっと ときめきながら、楽しめました。

 楽しく、心温かい映画は 好きです。
返信する
子供も泣いたよ (みさっち)
2006-09-01 22:14:37
はじめてカキコいたします。

って、ベタな名前なんで正体はおわかりですね。



子供たちはアニメが好きなことはわかってたんだけど、

「きっと面白いから!」と無理やり連れて行ったんです。

が、最初っから一路君のやんちゃぶりにすっかり

はいりこんでましたし、

壮太君とお父さんの運動会の場面では涙していたようです。

よほど、面白かったのか「DVDが発売されたら買ってくれ」と。。。(^_^;)



やっとポケモンから脱却ですわ♪



返信する
泣ける (kossy)
2006-09-01 22:26:29
>祐。さま

たしかに『スーパーマン』かこの映画の2本が夏のマイベスト。

どうしようもない親父のために貧乏・・・といっても最後には秘密を明かしてくれましたので、タクシー運転手は儲からないという設定がやばいと思っていた序盤のイメージを払拭してくれました。

手術したばかりなのに頭をボコボコ殴る周りの人たちもやばいと思いましたけど、多分一路は石頭なのでしょうね。セーラー服のエピソードもよかったですよね~



>バレバレなみさっち様

お子様がこの映画の良さを知っていたとは・・・ただものではないですな。

運動会のシーンはすごかった。あれだけ父親との会話があったらビリは確定なのに皆拍手喝采。

俺的には荘太のお母さんが看護師やってるのに、肉屋でハムカツを作ってる姿に感動を・・・
返信する
やられました (かのん)
2006-09-01 22:43:57
まさかこういうテイストでくるとは思ってもなかったので、ビックリ号泣ですよ。借り物競走のシークエンスなんて展開が完璧に読めるのにボロボロ泣いてしまいました。
返信する
哲太さんがヤバかった… (後藤久代)
2006-09-02 05:00:37
哲太さんが出て来るトコは全て泣けました。

北村さんが出て来るトコは全て笑えました。





子供が凄くリアルに描かれているんじゃないかなぁ、と。

そこが凄く良くて、だから泣けました。

返信する
 (kossy)
2006-09-02 08:38:26
>かのん様

ほんとにビックリしました。

予告編を見るかぎりでは完全なコメディだったのに~

借り物競走なんて、ネタとしては珍しくないのにあの場面で杉本哲太が出てくるなんて・・・ううう。



>後藤久代様

>哲太さんが出て来るトコは全て泣けました。

>北村さんが出て来るトコは全て笑えました。



言い得てますなぁ・・・

ついでに言うと、安藤希が出て来るトコは全て萌えましたなんていうのも有り?(俺は萌えませんでしたが)

俺は荘太くんのシーンはずっとウルウル・・・
返信する
ポルターガイスト (ゆーた)
2006-09-02 09:03:32
そうそう、私もあそこで、あーそうなんだぁ・・・と感心した一人です。(笑)

これって、子供向けのお笑いドタバタ映画なのかと思ったら、どっこい大人向けの映画でしたね。

運動会のシーンはとっても感動しました。

杉本哲太、良かったです。

回想シーンの子供の頃の荘太と小学生の荘太の顔がとっても良く似ていたのが気になりました。

返信する
哲太さんとマリさん (にゃんこ)
2006-09-02 09:54:45
哲太さんの登場シーンは・・・予告編から泣いてたんですけど(ぉ

やっぱり、泣かされました。

マリさんのシーンは(登場シーンは少ないけど)もたいさんと同じくらい

笑わせてもらっちゃいました。

4歳の壮太くんは小学生の壮太くんとは兄弟なんだろうか?

っと、そこだけが気になってます(笑)
返信する
オーラ満載 (sakurai)
2006-09-02 10:04:46
『UDON』はいまいち乗れなかったので、こっちにTBさしてもらいます。

いやーーー、北村君と杉本哲太のオーラに圧倒されました。凄い。もたいまさこがポットン便所から出てくる映画としか前知識がなかったのもよかったのかもしれませんが、いろんな要素がいっぱい詰まったいい映画でした。

原作本はもっといい、という話なので、『映画→本』のパターンはお勧めらしいので、今度読もうと思っております。
返信する
んとね・・・ (しんちゃん)
2006-09-03 20:26:41
 話半ばで「彼」が出てきた頃からお話があらぬ方向に行ったような気がするな



 もちろん、それはこの映画の一番大事なところなので、否定はしたくはないんだけど、私自身の好みとしてはラストのあんなバトルはまったく必要が無く、出来たら「異人たちの午後」「居酒屋ゆうれい」みたいな人情モノにして欲しかったです。
返信する

コメントを投稿

映画2006」カテゴリの最新記事