こいつぁ~ヘモだな。痛いだろうから屁もこけない・・・
「ばんえい競馬」なんて知らなかった。馬だってでかい!決着は鼻じゃなくてソリの最後尾だとか、興味深いウンチクもいっぱいあった。そんな馬たちの調教シーンでは、朝もやたちこめる中で馬の白い鼻息や地面から立ち上る湯気が幻想的で、生命の息吹さえ感じることができた。失意のどん底であったはずの矢崎学(伊勢谷友介)も生きることの喜び感じ取ったに違いありません。
会社が倒産。借金で首が回らなくなったキャシャーンに唯一残された武器は捨て身技「生命保険」だったのですが、自己破産申告書をつきつけた偉大なる指揮者の息子だって、一緒にいい思いも経験したこともあって、最後には情けをかけてくれたように思います。地道に生きていけば、いいことは必ずやってくる・・・世の中、捨てたもんじゃないよと訴えかけてきたような気がしたのも、厳しい冬の大地だからだったのでしょう。
やはり一番いい演技だったのは佐藤浩市。弟に対しては暴力も振るうが、自分の力で厩舎を守ってきたという自尊心と、馬にだけは手荒なことはしないという信念があった。「勝たなきゃダメなんだ」と女性騎手牧恵(吹石一恵)に激を飛ばすシーンでも弟への愛が感じられるのです。男はやっぱり長男がいい。こんないい男のところへ嫁に来てやってくださいよ(自分のことではない)とキョンキョンに言いたくなってきます。
さすがに伊勢谷の演技はだめでしたが、小学校校歌を歌ってばかりいた山本浩司が良かったですね。山下敦弘監督作品以外では初めていい演技を見たような気がします。その他、気になる登場人物が何人もいたのですが、なぜか中途半端でした。どうせならそうした人物描写は切り取ってしまったほうが良かったのでしょう・・・ストーリーは素晴らしいのに、いい俳優を使いすぎたためちょっと惜しい作品になったかも。
★★★・・
「ばんえい競馬」なんて知らなかった。馬だってでかい!決着は鼻じゃなくてソリの最後尾だとか、興味深いウンチクもいっぱいあった。そんな馬たちの調教シーンでは、朝もやたちこめる中で馬の白い鼻息や地面から立ち上る湯気が幻想的で、生命の息吹さえ感じることができた。失意のどん底であったはずの矢崎学(伊勢谷友介)も生きることの喜び感じ取ったに違いありません。
会社が倒産。借金で首が回らなくなったキャシャーンに唯一残された武器は捨て身技「生命保険」だったのですが、自己破産申告書をつきつけた偉大なる指揮者の息子だって、一緒にいい思いも経験したこともあって、最後には情けをかけてくれたように思います。地道に生きていけば、いいことは必ずやってくる・・・世の中、捨てたもんじゃないよと訴えかけてきたような気がしたのも、厳しい冬の大地だからだったのでしょう。
やはり一番いい演技だったのは佐藤浩市。弟に対しては暴力も振るうが、自分の力で厩舎を守ってきたという自尊心と、馬にだけは手荒なことはしないという信念があった。「勝たなきゃダメなんだ」と女性騎手牧恵(吹石一恵)に激を飛ばすシーンでも弟への愛が感じられるのです。男はやっぱり長男がいい。こんないい男のところへ嫁に来てやってくださいよ(自分のことではない)とキョンキョンに言いたくなってきます。
さすがに伊勢谷の演技はだめでしたが、小学校校歌を歌ってばかりいた山本浩司が良かったですね。山下敦弘監督作品以外では初めていい演技を見たような気がします。その他、気になる登場人物が何人もいたのですが、なぜか中途半端でした。どうせならそうした人物描写は切り取ってしまったほうが良かったのでしょう・・・ストーリーは素晴らしいのに、いい俳優を使いすぎたためちょっと惜しい作品になったかも。
★★★・・
佐藤浩市もキョンキョンも厩務員さんもみんな良かった!
お馬さんたちもみんな良かった!
北海道の雪を見ているとわが地元の雪なんて赤ちゃん級だと思いました。
試験になかなか受からないのはチンでしたっけ?
彼から見れば、みな赤ちゃん級・・・
といったシモネタは置いといて、
伊勢谷くんがねぇ・・・残念。
「キャシャーン」の演技のほうが良かったです(苦笑)
「馬車馬のように働く」ってよく言いますが、あまり報われない行為のようで、良いイメージはありませんよね。
これからは、「輓馬のように」をモットーに・・・と思いましたが、アソコまではなかなか頑張れません(笑)。
金沢では『かもめ食堂』はまだですか?
kossyさんの評価楽しみにしています。
個人的には久々日本映画の良さを充分引き出してくれた心熱くする作品でした。
具体的にこことここがというのではなく、作品総体が醸し出しているものに対して、つい思いが募ってしまったのですが・・・・。
伊勢谷君最近あちこちに出てるようですが、どーも、この作品では嫌な奴に見えちゃいました。
動物の撮影は大変でしょうね。ウンリュウのたてがみ、三つ編で可愛らしかったです。
そうそう、豪華俳優陣が揃ってましたけどやはり中途半端な気がしました。
最近邦画も頑張って見てますのよ♪
そうですよね~
映画に対する熱意も十分に伝わってくるし、ストーリーや映像やいい点がいっぱいありました。
ただ、どうしても伊勢谷くんのダメ演技が引っかかってしまい、他の部分まで影響を与えてしまったような・・・って、そんな感じになってしまいました。
>charlotte様
最初は嫌な奴に見えたので、前半はすごく引き締まったストーリー展開でした。冒頭、携帯を車から投げ捨てるシーンからぐいぐい引き込まれていったのです。
彼は嫌な奴を演じるほうが上手いんですよね・・・
ウンリュウが彼になつくところなんて、撮影も大変だったかも~
>bakabros様
重いソリをためを利かせてグイっと引っ張るショットでは筋肉の動きが欲しかったかなぁ・・・思わず力が入ってしまうような。
最初はなんで止まってるんだろ・・・て思っちゃったし。
俺は「馬に食わすほど」という形容詞を聞くとつい笑ってしまうのですが、いったいどれだけの量を食わすのでしょうか。
ためて、瞬発力勝負するところなんていい形容詞が生まれそうな気もしますよね。
「かもめ食堂」は6月24日からなのですが、記事の書き出しが「ガッチャマン」になりそうで怖いです・・・
ばんえい競馬は一度生で見たいですね。馬券売り場の雰囲気は、金沢競馬に似ているような。
伊勢谷は、う~ん、何なんでしょう。彼自身も問題ありですが、誰が聞いても違和感を覚えるあの発声をよしとする監督もどうかしてるような・・・。
金沢競馬ですかぁ~
馬券売り場は行ったことがないのでわかりませんけど、
地方の哀愁漂う雰囲気がいいですよね~
伊勢谷くん、日本にラジー賞があれば候補になっちゃうぞ!てなくらいに、台詞がだめでしたねぇ・・・
ベテラン監督だけに、その辺りの指導を徹底してほしかったです。