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マリといた夏

2005-09-26 19:09:42 | 映画2005
 マリっていつ登場するんだろうとハラハラしながら観てしまった。

 少年時代の懐かしい想い出を語る二人。彼らの小学校には男子をいじめるような強い女の子がいた。多分、男女の仲が悪くなる時期。この設定だけでもストーリーが出来てしまうくらいなのに、彼らは更に不思議ワールドを体験するのです。

 冒頭の再会を果たすシーンでは都会的な映像。回想シーンに入ってからは、地方の港町風情とどことなく懐かしい小学校の映像。ビー玉やランドセル、壊れてしまった灯台など、コントラストも効いていた。その上、不思議ワールドでは空中を飛ぶし、巨大なふさふさ犬も闊歩する。なかなか雰囲気もいいのです。

 しかし、なぜなんだろう。とても退屈。日本の素晴らしいアニメの見過ぎなのだろうか、美しさに感動できず、輪郭がまったくない登場人物に違和感を覚え、色が溶け出すんじゃないかと感じたら徐々にスクリーンからシャットアウトされるような気分になってしまいました。ビー玉、巨大犬、空飛ぶバスなんて日本風でもあり、ストーリーも日本風なのですが、この輪郭のない絵と緩やかな動きはディズニーアニメ風なのです。マリも日本女性名?

 声優イ・ビョンホンのクレジットに騙される人も多いことでしょうけど、声が聞けるのは最初と最後の数分だけだったような・・・

★★・・・
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