かつてはアントニオ猪木も務めたといわれる麒麟送子。彼はブラジルに移住していたこともあるので、小豆パワーではなくてコーヒー豆パワーによって強くなったのかもしれない…
舞台は水木しげるの生地鳥取。ゲゲゲの鬼太郎や多くの妖怪のブロンズ像が立ち並ぶ水木しげるロード、水木しげる記念館、1両編成の電車は妖怪電車。まさしく鳥取県が全面協力した映画となった。鳥取県の映画としては、『リアリズムの宿』の徹底した脱力系わびさびを描いた世界、『砂の器』での荒涼とした日本海、そしてこの映画では、大天狗が住む山を筆頭におどろおどろしさと神々しさをも感ずるのである。さて、この鳥取県であるが、意外なことに、県庁所在地を言い当てられない人が多い。米子市でもなく、倉吉市でもなく、鳥取市なのです!(実は、調べるまで不安だった・・・)
主人公の小学生タダシ(神木隆之介)は東京から転校してきて、「弱虫」と言われいじめられている少年。夏休みに入り、地元のお祭りで“麒麟送子”に選ばれて、勇気を出すチャンスを与えられたのです。子供の目にしか映らない妖怪スネコスリ(スネカジリではない)を助け、妖怪の敵加藤保憲を倒すため妖怪たちとともに東京を目指すといった単純明快なストーリー。『帝都物語』『帝都大戦』の加藤とリンクしていることを除けば、お子様にも十分楽しめる映画なのでしょう。ひょっとすると、子供を連れて鑑賞するお母様方には面白くないかもしれませんが、子供連れのお父様方にはかなり楽しめる内容です!アギ(栗山千明)のギリギリショットや川姫(高橋真唯)の太股に、目が釘づけになること間違いないですから、「お父さん、ヨダレ出てるよ」と言われないように注意しましょう。
映像ではプロデュース「怪」の御大が自らも出演するなどのこだわりを見せ、造形は素晴らしいものがあります。特にクライマックスの妖怪大集合のシーンでは3000人のエキストラが出演するなどして、迫力はすごい。また、『インディー・ジョーンズ』シリーズへのオマージュ(パロディと言ったほうがいいかも)が感じられるシーンも楽しめます。しかし、加藤(嶋田久作じゃなくて豊川悦司)の不気味さや怖さは感じられなく、栗山千明の残酷さだけが際立っていたのは残念でした。また、怖いシーンよりも笑えるシーンが多くなってしまったのは、三池ワールドから飛び出した役者たちの遊び心のせいかもしれません。
「戦わない戦争映画を作りたかった」とおっしゃる荒俣氏。子供向けということを考えれば、これでいいのかもしれませんけど、広島原爆記念日に公開日を合わせたことや、ラストの反戦メッセージが宙ぶらりんになってしまったことを考慮すると、この展開でよかったのかどうか疑問が残ります。なんだかんだ言っても、ウルウルしてしまったkossyです。
★★★・・
舞台は水木しげるの生地鳥取。ゲゲゲの鬼太郎や多くの妖怪のブロンズ像が立ち並ぶ水木しげるロード、水木しげる記念館、1両編成の電車は妖怪電車。まさしく鳥取県が全面協力した映画となった。鳥取県の映画としては、『リアリズムの宿』の徹底した脱力系わびさびを描いた世界、『砂の器』での荒涼とした日本海、そしてこの映画では、大天狗が住む山を筆頭におどろおどろしさと神々しさをも感ずるのである。さて、この鳥取県であるが、意外なことに、県庁所在地を言い当てられない人が多い。米子市でもなく、倉吉市でもなく、鳥取市なのです!(実は、調べるまで不安だった・・・)
主人公の小学生タダシ(神木隆之介)は東京から転校してきて、「弱虫」と言われいじめられている少年。夏休みに入り、地元のお祭りで“麒麟送子”に選ばれて、勇気を出すチャンスを与えられたのです。子供の目にしか映らない妖怪スネコスリ(スネカジリではない)を助け、妖怪の敵加藤保憲を倒すため妖怪たちとともに東京を目指すといった単純明快なストーリー。『帝都物語』『帝都大戦』の加藤とリンクしていることを除けば、お子様にも十分楽しめる映画なのでしょう。ひょっとすると、子供を連れて鑑賞するお母様方には面白くないかもしれませんが、子供連れのお父様方にはかなり楽しめる内容です!アギ(栗山千明)のギリギリショットや川姫(高橋真唯)の太股に、目が釘づけになること間違いないですから、「お父さん、ヨダレ出てるよ」と言われないように注意しましょう。
映像ではプロデュース「怪」の御大が自らも出演するなどのこだわりを見せ、造形は素晴らしいものがあります。特にクライマックスの妖怪大集合のシーンでは3000人のエキストラが出演するなどして、迫力はすごい。また、『インディー・ジョーンズ』シリーズへのオマージュ(パロディと言ったほうがいいかも)が感じられるシーンも楽しめます。しかし、加藤(嶋田久作じゃなくて豊川悦司)の不気味さや怖さは感じられなく、栗山千明の残酷さだけが際立っていたのは残念でした。また、怖いシーンよりも笑えるシーンが多くなってしまったのは、三池ワールドから飛び出した役者たちの遊び心のせいかもしれません。
「戦わない戦争映画を作りたかった」とおっしゃる荒俣氏。子供向けということを考えれば、これでいいのかもしれませんけど、広島原爆記念日に公開日を合わせたことや、ラストの反戦メッセージが宙ぶらりんになってしまったことを考慮すると、この展開でよかったのかどうか疑問が残ります。なんだかんだ言っても、ウルウルしてしまったkossyです。
★★★・・
迫力あったし、可笑しかったのでけこうよかったです(笑)
妖怪がたーくさん出てきて、妖怪カ~ニバルみたいでした!(爆)
あの戦争(?)が始まるまではもうちょっと評価が高かったのですが・・・
しかし、笑えましたね~
アントニオ猪木の名前で一人笑ってしまいましたが、お子様たちとは微妙に笑い所がずれてしまいました(汗)
あのお祭りって、結局サダヲくんだけ戦ってたのかな・・・
タダシはあれで大人になったんだ。うん。
コーヒー豆ではダメです!
欲の皮が突っ張ってますから!(笑
TBありがとうございました♪
<「戦わない戦争映画を作りたかった」とおっしゃる荒俣氏。子供向けということを考えれば、これでいいのかもしれませんけど、広島原爆記念日に公開日を合わせたことや、ラストの反戦メッセージが宙ぶらりんになってしまったことを考慮すると、この展開でよかったのかどうか
この映画での反戦メッセージなんてのは実のところ本質ではないのです。
この映画の本質は「妖怪のあり方」を書くことにあるのですよ。
妖怪のあり方とは
「ちゃらんぽらんで適当で無責任で無目的でお祭り好き・自分の刹那的欲求以外には動かない」というところで、結果そうやって生きることが戦争を回避する生き方だ、ということだと思うのです。
・・・以上、自分の勝手な意見ですが。
妖怪・大翁こと水木しげるが戦争はいかんよぉ~って言ってて「?」っと思ってましたがなるほど・・・確かに昨日は原爆記念日ですもんね。
それと妖怪がごった返す終盤のシーンで、なんか赤ん坊を抱えてる妖怪がいましたが・・・やっぱりアレですかね関口君?(何
確かに自然破壊、反戦といったテーマは、所々にちりばめられた”笑い”によって薄れてしまったかもしれません。
子供達が見て、「ゴミはたくさん出しちゃいけないんだ!」「戦争は怖いんだ!」と、少しでも感じてくれればいいかな、と。
妖怪キャラの静止画面図鑑とか、役者コメントとか、予\告編とかの特典映像の寄せ集めなんですが、
一番気になるのは、過去の妖怪大戦争の予\告編が入っている点です。
2千円くらいだったでしょうか。
買おうか迷いながら、結局手が出ずにいます。
この頃こういうメイキングと言うか、前座的DVDが増えました。
本来、本編のDVDの特典映像にすべき部分を別売りしたら、二重に儲かりますよね。
忌々しい(巧い)販売戦略です。
さて、肝心の映画ですが、トランプの為に前売りを購入した息子の小人チケットが、本人が怖じけ付いて「行かない!」と言い出しました。
このままでは、八百円の妖怪トランプになってしまう。
笑える作品のようなら、何とか再度説得して観に行きたいです。
妖怪キャラの静止画面図鑑とか、役者コメントとか、予\告編とかの特典映像の寄せ集めなんですが、
一番気になるのは、過去の妖怪大戦争の予\告編が入っている点です。
2千円くらいだったでしょうか。
買おうか迷いながら、結局手が出ずにいます。
この頃こういうメイキングと言うか、前座的DVDが増えました。
本来、本編のDVDの特典映像にすべき部分を別売りしたら、二重に儲かりますよね。
忌々しい(巧い)販売戦略です。
さて、肝心の映画ですが、トランプの為に前売りを購入した息子の小人チケットが、本人が怖じけ付いて「行かない!」と言い出しました。
このままでは、八百円の妖怪トランプになってしまう。
笑える作品のようなら、何とか再度説得して観に行きたいです。
スネカジリの方が怖い妖怪だと思う今日この頃ではありますが、
確かに加藤よりもアギのほうが怖かった!
我が家ではスネコスリ5匹飼ってます。
え?もちろん見えませんけど
こっちゃん
久々に軽く楽しめました(*^-^*)。