スーパーが舞台となった映画では伊丹十三監督の『スーパーの女』が思い出されますが、『キャプテン・スーパーマーケット』も忘れてはならない・・・違う?
客が見えてないエリート公務員の野村も改革しなければならないと思うのですが、映画製作スタッフも観客が見えないようでは困ります。設定やストーリーには興味深いものがあり、官であれ民であれ共感できるうえに、働く上での参考にさえなると思います。ヒットもするでしょう。違う立場からお互いの欠点を再発見し、観客は自分なりの答えを見出すことができるのかもしれません。
「人の上に人をつくり、人の下に人をつくる」という信念を持った野村(織田)に対してはエリート意識を持った嫌われ体質が備わっていて、スーパーのパート店員・二宮(柴咲)にガツンと言われたり惣菜チームで敗北したりと、エリートが失敗を積み重ねるというシーンで溜飲が下がる思いになります。しかし、建設会社社長令嬢を婚約者にして200億円の巨大プロジェクトの中心となる順風満帆の公務員生活はそれほど堅実なものではなく、派閥や官民癒着といった現実に敗れ、見えてない性格により婚約者も離れていってしまう。そんな途方に暮れる彼の姿に感情移入先まで変化していき、憎むべき対象がライバルでもあった桜井やプロジェクトを始動してしまった議会に向いてしまうといった展開。
談合入札や汚職といった問題を提起した社会派映画とも取れるはずなのに、市民オンブズマンの中心人物がベンガルだという点が弱い。これでは「文句ばかり言ってる団体」といった主張が正しいようにも思えてしまいます。青島野村をヒーローとして扱いたい趣旨はわかるのですが、“公文書マニュアル”を作ってるような男だけにまかせてはいけないですよね。現実には市民にもわかりやすい文章を作るためのマニュアルのほうが多いはずです。また、週刊誌に人事交流研修の失態を暴露するマスコミだって三流過ぎますし、内部告発の意味だって違うような気がしてなりません。まぁ、まともなマスメディアが無いような田舎という設定なのかもしれませんが。
今までにない面白い内容の作品でしたけど、期待してたほど笑えるシーンが少なかったことや、テレビドラマ風だった点は残念なところです。
★★★・・
客が見えてないエリート公務員の野村も改革しなければならないと思うのですが、映画製作スタッフも観客が見えないようでは困ります。設定やストーリーには興味深いものがあり、官であれ民であれ共感できるうえに、働く上での参考にさえなると思います。ヒットもするでしょう。違う立場からお互いの欠点を再発見し、観客は自分なりの答えを見出すことができるのかもしれません。
「人の上に人をつくり、人の下に人をつくる」という信念を持った野村(織田)に対してはエリート意識を持った嫌われ体質が備わっていて、スーパーのパート店員・二宮(柴咲)にガツンと言われたり惣菜チームで敗北したりと、エリートが失敗を積み重ねるというシーンで溜飲が下がる思いになります。しかし、建設会社社長令嬢を婚約者にして200億円の巨大プロジェクトの中心となる順風満帆の公務員生活はそれほど堅実なものではなく、派閥や官民癒着といった現実に敗れ、見えてない性格により婚約者も離れていってしまう。そんな途方に暮れる彼の姿に感情移入先まで変化していき、憎むべき対象がライバルでもあった桜井やプロジェクトを始動してしまった議会に向いてしまうといった展開。
談合入札や汚職といった問題を提起した社会派映画とも取れるはずなのに、市民オンブズマンの中心人物がベンガルだという点が弱い。これでは「文句ばかり言ってる団体」といった主張が正しいようにも思えてしまいます。
今までにない面白い内容の作品でしたけど、期待してたほど笑えるシーンが少なかったことや、テレビドラマ風だった点は残念なところです。
★★★・・
いまさら比べてもしょうがないですが、「スーパーの女」が格段上ですね。やっぱり青島クンには官僚は似合いませんか?
TV系の監督さんで映画でメガホンをとるのは、初めてということでしたから、無理ないのかもしれませんが、「無難にまとめた」と思いました。題材は良いのですが「映画の冥利」は、活かされてなかったようです。織田くん、年取ったなぁ…と感じたのは自分だけ? 終始疲れた様な表情だったと感じました。(汗)
本来は「公務員」や「行政」「地方自治」を痛烈に批判して・・・って感じを目指したと思うんですが
原作では若い公務員と、その母親に近い世代のパートのおばちゃんの話だったみたいですね(笑)
一地方都市に君臨する「お城」にはめちゃ醜悪なものを感じました。「天国と地獄」の御殿を下から見ているインターンの気持ちになったかも?(笑)
紺野まひる、奥貫薫とちょっと通好み
するよーなキャスティングにニンマリし
てしまったのは、たましょくだけですか
ねw
アレだったら、県庁さん自身が何か不
祥事を起こさないと、プロジェクトから
外される理由としては、やや弱いと。
あれ?kossyさん、★評価は?
山田洋次組ならば,骨太の社会派に,
三谷さんなら,思い切り笑えるコメディーになっただろうなと,
消化不良を妄想で何とか紛らわしています・・・
めちゃ!!ツボッちゃいました(爆)
監督はサムライミさんですよね!!
めちゃ!!懐かしいです
私もドラマ風なところが残念に思いました(T_T)
成績がずっと1番だったという設定はあまり強調しないほうが良かったでしょうか。1番を取るタイプには見えませんよね。
『スーパーの女』でスーパーの裏側を暴いてしまいましたから、新鮮味が欠けたということかもしれませんね。
>あかん隊様
カメラアングルといい、場面の切り替えといい、どこがテレビと違うんだ!というくらいテレビドラマ向けでした。フジテレビ主体の映画って、どうも映画とテレビの差別化ができてないようです。
織田裕二ももうすぐ40歳かぁ~そろそろ今までのイメージを脱却すべき頃ですよね(笑)
>しんちゃん様
原作は恋愛部分がないんですね!納得です。
痛烈な批判部分もさらりと描き、解決法だって、内輪で丸く収めようとしているだけのような、そんな感じがしました。
三位一体政策だって、野村一人が知ってるわけじゃないんだし・・・
>たましょく様
★入れ忘れてました(汗)
プロジェクトから外される理由は単に派閥から漏れていただけ。これも社会派要素だとは思いますけど、ちょっと弱いですよね。週刊誌のすっぱ抜きにしても野村だけは逃れていたんだし・・・正直者はバカを見るといったところなのでしょうか。
>AKIRA様
踊るスタッフ、山田組、三谷組・・・上手い分け方ですね~かなり納得のいく喩えですね。俺としては社会派を重視してもらいたかったかなぁ。
>はむきち様
サム・ライミの『キャプテン・スーパーマーケット』は大好きです。ジャンルはSF中世ホラーとタイムトラベルもの・・・似たような映画が見当たらないくらい斬新なものでした。かなり笑えますよね。
エンガワかサーモンを食べます。
このどちらかでさえ不味かった場合は
この店を出てよそにいきます。
自分にとってハズレではないけれども、
予想以上のヒットでもない。
映画をみるときの織田裕二は、そんな存在になりつつあります。
彼ほど人生の転落というか、影を演じる表情が上手い役者は
あの年齢で珍しいから、もっと映画でも活躍して欲しいんですけどね。
だから「踊る~」も見たことがありません。
この映画の感想もすごく短めです。
そうですよね~
思いっきりハズレでもなく、普通に楽しめるといった感じでした。
やはりテレビドラマの人なのでしょうか。
顔がお茶の間向きですよね・・・
そろそろ踊るの雰囲気から脱皮してもらいたい俳優です。
>ミチ様
織田無道も苦手でしょうか?
ですよね・・・
俺は別に嫌いじゃないけど、友達にはしたくないタイプかもしれません。