「この場合、善意の第三者には罪は無く、しかし返済はしなければならないのか?」などと法律問題に悩まされ、「ザ・ジャッジ」「生活笑百科」などの法律番組を思い出してしまう。そう言えば「行列のできる法律相談所」では紳介が降板したのかな・・・紳介と言えば暴力問題・・・暴力と言えば主人公のキャシーは暴力で夫と別れて・・・そして、暴力と言えばガンジーの非暴力思想を思い出すなぁ・・・『ガンジー』と言えば、ベン・キングズレー・・・繋がった。
映画は、美しい海と夕焼けが見える一軒家。ガンジー、いや、ベラーニ大佐とその家族は海を眺める度に故郷のテヘランから見えるカスピ海を思い出す。普通に平和に暮らしたいと願いつつも、他者を受け入れないことで悲劇が生まれてしまうという、観ている者もやり切れない気持ちにさせられるのだ。キャシーだって同じで、夫と別れてからは職にも就けず、家の中も荒んでしまっている。この映画の素晴らしい点は、このキャシーとベラーニの中心人物に交互に感情移入させられるところでしょう。見事に誘導されていきますヨ。霧につつまれる家の映像は、あたかも彼らの心のように他者からは見えづらく、善と悪を併せ持ったキャラクターを見事に表現していました。
家の所有権はどちらのモノになるんだ?というサスペンス仕立てでストーリーは進むが、他人を信じる事ができないキャシーによって徐々に悲劇へと向かう。誰かが死ぬだろうと予測は出来るのだが、その死ぬ運命にある人物は・・・と、悲しい運命に涙を誘う展開。しかし、感情移入の点で、終盤は「どっちもどっちだ」と冷ややかな見方しかできなくなり、ちょっとだけ減点でした。
移民問題、DV問題、法律問題と考えさせられるところは多かったが、“督促状を見落とす事のないよう、郵便物には必ず目を通す事!”という教訓も感じた・・・DMや引き落としの請求書もチェックしなきゃ・・・それと、禁煙の問題もね♪
★★★★・
・砂と霧の家@映画生活
映画は、美しい海と夕焼けが見える一軒家。ガンジー、いや、ベラーニ大佐とその家族は海を眺める度に故郷のテヘランから見えるカスピ海を思い出す。普通に平和に暮らしたいと願いつつも、他者を受け入れないことで悲劇が生まれてしまうという、観ている者もやり切れない気持ちにさせられるのだ。キャシーだって同じで、夫と別れてからは職にも就けず、家の中も荒んでしまっている。この映画の素晴らしい点は、このキャシーとベラーニの中心人物に交互に感情移入させられるところでしょう。見事に誘導されていきますヨ。霧につつまれる家の映像は、あたかも彼らの心のように他者からは見えづらく、善と悪を併せ持ったキャラクターを見事に表現していました。
家の所有権はどちらのモノになるんだ?というサスペンス仕立てでストーリーは進むが、他人を信じる事ができないキャシーによって徐々に悲劇へと向かう。誰かが死ぬだろうと予測は出来るのだが、その死ぬ運命にある人物は・・・と、悲しい運命に涙を誘う展開。しかし、感情移入の点で、終盤は「どっちもどっちだ」と冷ややかな見方しかできなくなり、ちょっとだけ減点でした。
移民問題、DV問題、法律問題と考えさせられるところは多かったが、“督促状を見落とす事のないよう、郵便物には必ず目を通す事!”という教訓も感じた・・・DMや引き落としの請求書もチェックしなきゃ・・・それと、禁煙の問題もね♪
★★★★・
・砂と霧の家@映画生活
権利だけを主張し義務を無視する米国民のエゴの警鐘映画だったのかも と思ってみていました。
ハッピーエンドでないけど、いい映画でした。
監督、上手いですよね~この憎い演出。
釘が刺さるシーンの入れ方が絶妙だったのかな・・・スパイスが効いているというか、なんというか。
一度は「申し立て」をしたならば
その結果の封書くらいはチェックするべきでしょう。
この不幸は全てキャッシーの怠惰からうまれたとしか・・・
夫と別れてしまったから・・・
この辺りは描写されていませんでしたよね。
やはりジェニファー・コネリーの演技が上手いんだと思います。これだけ皆さんの怒りの声があがるんだから(笑)
伊達にオスカーを受賞してないですよね。
が、手続きしたのにまさか・・・って思いますって。←私なら。
それぞれの真理に基づいて動いてる登場人物達に、良いも悪いも思えなかったです。
それと、行政の強制手続きが絡んだ善意の第三者ってどうなったっけ・・・と、私も日本の法律で考えました。
どうなるんだろ・・・答えが知りたいです(笑)
自分を戒めるつもりで書きました(爆)
最近では詐欺の差し押さえ状みたいな見に覚えのない請求書も来るし・・・と言って、何でもかんでも捨ててしまっては危ないですよね。
多分、日本の法律でも似たようなものだと思いますよ。
後は当人同士で示談にしてくれって感じの・・・
それなりの慰謝料は取れるでしょうけど、
たいした額じゃなさそうだしなぁ・・・
このブログを読んで、はじめてイランが、テヘランが
カスピ海に面していることを知りました。
カスピ海といえばロシアしか思い浮かばなくて
ロシアに外交官として行っていたのか?亡命したのか?
などと考えてました。なので、スットしました。
映画は、前半引きこまれたのですが・・・
後半はついていけませんでした。
差し押さえから競売までが早すぎの間がありましたが
アメリカでは普通なのでしょうか?怠惰な生活を
送っている私だけに教訓です。
よく見ると、隣り合ってる国はあるもののイランは海・湖に囲まれているんですね。
イラン映画なんかを数本観たのですけど、イラクとの国境なんかは雪も積もってますからね~
かなりイランの自然に興味が出てきますよ。
愛欲に縛られるレスラー きちっとした土台の上で生活できないキャシー 将来に対しても目標を持てないベラーニ一家 五里霧中 自分を変えることの出来ないナディ 必然が寄り集まった映画 最愛の息子をなくし、家庭も終焉させる。やりきれない最後 重い重い、人の道の映画 素晴らしい、最高
重い映画でした。
人間を客観的に見ることになりますけど、どこでも起こりうることだと常日頃から心がけていたほうがよさそうですな。
これだけ様々な人間像を描いたことにも拍手です。