あんたのはボクシングじゃないわよ!鼻折ってあげましょか?!
などと自分のボクサーとしての苦労話をぶつけるわけでもなく、愛欲に溺れてしまったかのようなヒラリー・スワンクでしたが、この妖しい彼女も魅力的でした。もちろんスカーレット・ヨハンソンの唇は健在。時代が戦争直後の雰囲気をだすために口紅の色がどぎつかったために、『マッチポイント』ほど彼女の魅力を引き出してはいませんでした。そのスカJの背中にBDというイニシャルが痛々しく刻まれていたのですが、これは出所間近のレイプ魔のイニシャルではなくブライアン・デ・パルマのモノだったのか、それともタイトルのブラック・ダリアを意味しているのかよくわかりませんでした。まさか少年探偵団のイニシャルではないだろうし・・・
なぜかハードボイルド風にジョシュ・ハートネットの語りによって進む映画でしたが、彼にはあまり似合ってなかったのではないでしょうか。デ・パルマ・カットと呼ばれる細かく刻んだカット割りの部分は所々で見せてくれるのですが、スローモーション(ボクシングにはあったか・・)や長回しがありません。最初の死体発見のシークエンスだけはスリリングでしたけど、こうしたグロくてショッキングな映像を瞬時に見せるところなんてなかなか良かっただけに、この古臭いハードボイルドの雰囲気にノレませんでした。
それにしても、犯罪者側の登場人物が多すぎるし、彼らの接点も多すぎる。終盤になって意外な接点やどんでん返しが次から次へと出てくるためにスリルを感じる前に混乱してしまうのです。真相を知らないのはハートネットと観客だけなんだから、もう少し上手く見せてほしいところ。一人称で進むのはしょうがないとしても、ハートネットの捜査に軽率な単独行動が多すぎます。簡単に後ろからやられちゃうんだから、小屋を発見したときなんてヒヤヒヤものでした。せっかく『ハリウッド的殺人事件』でハリソン・フォードから教わったのに・・・
★★★・・
などと自分のボクサーとしての苦労話をぶつけるわけでもなく、愛欲に溺れてしまったかのようなヒラリー・スワンクでしたが、この妖しい彼女も魅力的でした。もちろんスカーレット・ヨハンソンの唇は健在。時代が戦争直後の雰囲気をだすために口紅の色がどぎつかったために、『マッチポイント』ほど彼女の魅力を引き出してはいませんでした。そのスカJの背中にBDというイニシャルが痛々しく刻まれていたのですが、これは出所間近のレイプ魔のイニシャルではなくブライアン・デ・パルマのモノだったのか、それともタイトルのブラック・ダリアを意味しているのかよくわかりませんでした。まさか少年探偵団のイニシャルではないだろうし・・・
なぜかハードボイルド風にジョシュ・ハートネットの語りによって進む映画でしたが、彼にはあまり似合ってなかったのではないでしょうか。デ・パルマ・カットと呼ばれる細かく刻んだカット割りの部分は所々で見せてくれるのですが、スローモーション(ボクシングにはあったか・・)や長回しがありません。最初の死体発見のシークエンスだけはスリリングでしたけど、こうしたグロくてショッキングな映像を瞬時に見せるところなんてなかなか良かっただけに、この古臭いハードボイルドの雰囲気にノレませんでした。
それにしても、犯罪者側の登場人物が多すぎるし、彼らの接点も多すぎる。終盤になって意外な接点やどんでん返しが次から次へと出てくるためにスリルを感じる前に混乱してしまうのです。真相を知らないのはハートネットと観客だけなんだから、もう少し上手く見せてほしいところ。一人称で進むのはしょうがないとしても、ハートネットの捜査に軽率な単独行動が多すぎます。簡単に後ろからやられちゃうんだから、小屋を発見したときなんてヒヤヒヤものでした。せっかく『ハリウッド的殺人事件』でハリソン・フォードから教わったのに・・・
★★★・・
そして最後の最後になって急速に事件の謎が解け始めたと思ったらついていくのが精一杯でした(汗)
デ・パルマということで期待しすぎたのかしら?
そして、ヒラリー・スワンクのこの役はどうもなぁ・・・などと
思いながら。色気、ありますか???
まぁ 贔屓のスカ嬢が綺麗だったので良しとします。
あー。それいえてます。
頭の中であいつとあいつがアレで
みたいな感じで、混乱しちゃいました。
まあ、ジョシュ君沢山見れたんでいーんだけど(笑)
映画館と映画ブログ、暫くご無沙汰してしまいました。。
>簡単に後ろからやられちゃうんだから、
本当に、背後に隙が生まれるシーンは気が気じゃありませんね~。ミスター・ファイアの件で思い知ったでしょうから、前だけでなくて後ろにも注意を払って頂かないと、冷や汗まみれになってしまいます…私が。(笑・・)
TBさせて頂きました。
女優3人はいけてたけど・・・
男優3人がなぁ(笑)
結構楽しめてしまったクチです。
確かにあの小屋に行くところはあぶなっかしかった
ですね。というか、今までなんで見つかってなかったのか不思議で仕方ありませんでした^^
あの母親もちょっと知ってる人ならかなり
ヤバイ人だって、娘がレズである以前に
知られてるんじゃないかと思いましたし(笑)
予備知識全く無しで臨みました!
途中まで「ボクシング映画だっけ?」と猟奇殺人のことはすっかり忘れてしまいました・・・
ブラックダリアにまつわる伏線なんかも出てくれば面白かったのかなぁ~
「ファムファタール」でも見直そうかな。
>kino様
ヒラリー・スワンクは野性的な色気と申しますか、野獣的な色気と申しますか・・・普通の色気ではありませんでしたよね。だんだんシガニー・ウィーバー化していくように感じてるのは俺だけではないはずです。
やっぱりスカーレットですよね~♪
>更紗さま
混乱する原因は、あの出来事はあの事件の後だったか先だったか・・・人間関係よりも時系列のほうかなぁ。まぁ戦争のあたりはアメリカも混乱期だったのか、迷宮入りしそうな事件だらけといった雰囲気でしたね。
>Elie様
おかえりなさい。
俺もしばらく休んでいたので、お気持ち察します。
ちょっと弱々しい面を見せてくれるジョシュ君ですから、あのくらいの演出は必要だったんでしょうね~
終盤になるにつれ、彼がボクサーだったことを忘れてしまいそうでした(笑)
>ぱんだ様
最初・・・たしかに難しかったです。
猟奇殺人事件なのになぜボクシング?
一瞬会場を間違えたのかと思っちゃいました(汗)
小屋のシーンでは、誰も襲ってこないほうが意外性があったのかもしれませんね。そのあとにもう一回どんでん返しがくるぞ~てなもんで・・・
映画にはよくあるパターンで、一番悪い奴は警察官だったというやつ。
友人の妻と結ばれるのは、虐げられていた過去のある女性を守ってあげたいという気持ちからですし、許してあげましょう♪気持ちはわかるし・・・
>しんちゃん様
長かったですよね~
もうちょっと長かったら、それこそボクサー刑事の物語になってしまうところでした。
演技の差はギャラの差なのかもしれませんね・・・
やっぱり小屋のシーンが印象に残りますよね。
最後の急展開というのもハードボイルドには不可欠のプロットだろうし、その手法自体は間違いではなかったのかもしれません。
そっかぁ。
あの小屋はどうして見つからなかったんでしょうね。
やっぱり金をつかませて捜査が及ばないようにしてたのか、警察の怠慢か・・・
当時のレズビアン映像が珍しかったために警察内部でも興味津々だったのかもしれませんね(笑)