前回掲載したRihokoちゃんの記事の元の原稿をいただいたので、ご紹介します。新任でいらした先生方のお迎えの言葉を生徒代表で読んだものです。
「 新しくいらした先生方、ようこそ閖上小学校へおこしくださいました。
私たちは、3月11日2時46分に起こった東日本大震災で、大好きな街「ゆりあげ」を、そして「小学校」を失ってしまいました。
津波は渦を巻き、おおいかぶさってくるように閖上を消していきました。そしてたくさんの人の命を黒い闇のように奪っていってしまいました。
一晩中、真っ暗な校舎の中、みんなではげましあいながら助けを待っていましたが、時間がたつにつれ、頭の中は真っ白になり、ただただおそろしい時間が過ぎていきました。
震災から40日が過ぎ、たくさんの人の協力で閖上小学校が再スタートすることになりました。
私たちはこれから、他の被災した町よりも、しなかった町よりも、良い街「ゆりあげ」になるように、小学校になるように、応援してくれる人への感謝を忘れず、精一杯生きていきます。
あの夜、真っ暗な空に輝いていた星たちのように、一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。
平成23年4月21日 児童代表 菊地 里帆子
STARRY