先日、やっと「アナと雪の女王」を観ました。
Toshiki君のお母さん、DVDを貸してくださってありがとうございます
最初は抵抗があったものの、すっかりアナと雪の女王の世界に入り込んでしまいました。
せっかくなので、英語版で観たのですが、気になるフレーズがありました。
オラフが「エルサはこっちだよ!」と言った後に
アナは「行くわ!(I'm coming!)」と言ったのです。
気にしないと何が変なの?と感じますが、日本人として考えると
「行く」なのに「来る」の意味であるcomeを使っていることです。
あれ、comeって「来る」じゃなかったっけ・・・
そこが難しい英語と日本語の「ニュアンスの違い」です
「go」の意味は基本的には「行く」です。
ただし条件があり、相手がいないときや、自分が目的の場所に移動するときに使います。
A:「Where are you going?(どこに行くの?)」
B:「I'm going to the library!(図書館に行くところだよ!)」
話しかけてきた相手とは関係なく、自分が移動する場所の話をしていますね。
なので、「I'm going」
「come」はもちろん「来る」の意味ですが、中心が自分ではなく相手だという点が違います。
A:「Dinner is ready!(夕飯出来たわよ!)」
B:「I'm coming!(今いくよ!)」
(原田高志の英会話・英語スラング・略語講座より)
「夕飯ができたよ!」と言っている人から見て、自分は「行く」のではなく
「来る」形になります。なので、「I'm coming!」となるわけです。
アナとオラフの会話に戻ってみると
オラフが「エルサはこっちだよ!」と言ってアナが「行くわ!(I'm coming!)」と言ったのは
エルサ、もしくは一緒に行くオラフを中心に考えて言った言葉だからなのですね。
深く考えると難しいのですが、要は相手と会話していて、
一緒に行っていい?(Come with you?)などと言うときは「come」を使えばいいということです
前日にNozomi先生とちょうどこの話をしていたので、この話をしてみました。
そして「アナと雪の女王」をまだ観ていない方はぜひ観てみてくださいね
Mai