この度、もうすぐ10月27日(金)~29日(日)開催される第八回光晨書展に「蒼山城前山漢画像石題記・第一石」と
「蒼山城前山漢画像石題記・第二石」の二本の拓本を展示します。
どうぞ会場までお運び頂きたく思います。
坂田玄翔・王思礼・頼非 の三先生による「山東新出土漢碑石五種」を参考に何年間か臨書しておりましたが縁あってこの二種の拓本を手に入れることが叶いました。
よって、多くの拓本愛好者に見て頂きたい気持ちもあって、今回展示することにしました。
上記の先生方の解説を参考に、どのような拓本なのかという事を簡単に説明しておきます。
元嘉元年(151)年の刻
この碑は今、山東省文物考古研究所に収蔵されています。
題記は二本の石柱に刻され、
第一石は高さ84cm、幅22cm、厚さ22cm
第二石は高さ48cm、幅16cm、厚さ44cm
第一石
第二石
文字の刻し方は筆意に忠実に行われ
拓本では単入刀法で刻されたように見られますが、多くの部分は双入刀法で刻され、単入刀法で刻されたように見られるのは石工の刻法に起因すると思われます。
本の解説によりますと、
石灰質の石を刀で押し切ればその切り口は直になるが、刀を叩けば衝撃で波状なってしまいこのようになるのである。
とのことです。
下記の資料を参考にさせて頂きました
ありがとうございます
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