香竹日記

書道の奥深さを楽しんでいます

古都奈良三人旅―5(長谷寺~)

2020-04-17 21:55:56 | 国内旅行
☆奈良の旅3日目ー1
2019年11月11日(月)

 8:48 近鉄奈良駅
 ↓  🚊
 9:58 長谷寺駅
 ↓  🚖 タクシー
10:20 長谷寺


〇 長谷寺
真言宗豊山派総本山

長谷寺に残されている『銅板法華説相図』(国宝)という貴重な資料によれば、朱鳥元年(686年)道明という僧がその銅板を天武天皇の為に今の五重塔近くの西の岡に安置したという、それが「本長谷寺」の成立とされている。

その後神亀4年(727年)聖武天皇の発願により僧徳道が今の本堂のある東の岡に伽藍を造営し十一面観音像を祀った。こうして「後長谷寺」が誕生し現在の隆盛につながっていく。


399段の登廊(重文)を登りきると
       



本堂があり
        
この本堂の左側の奥に十一面観音立像はおわします


   
祟りがある、不吉な事があるといい、長い間人々から恐れられていた大きな古木がありまして、、、この古木の話を聞いた徳道上人は、そのような霊験あらたかな木こそ御衣木(仏像彫刻の用材)に最もふさわしい、とその楠の大木を譲り受けました。

そして徳道上人は15年間修行に励み、祟りのあるその古木を神仏の力で霊木となし、その後それを彫って十一面観音立像を造ったそうです。


十一面観音立像(重文) 室町時代 木造・漆箔
   
提供 長谷寺

不思議なことに、私達三人がこの十一面観音立像の御足に触れてお参りさせて頂いていますと、とたんに、本当にちょうどその時、外では雷鳴が轟き、大粒の雹が一瞬にしてどしゃぶりとなってしまいました。

登ってくるときは晴れていて暑く、あせを拭きながら来たのに、、、

       

さて、どうしましょう帰れなくなってしまいました

でも、なんとなく直ぐに止むと思って、本堂にいらした僧侶の方々のご厚意に甘え、暫くここで休ませて頂く事にしました。

本堂の中
           
暫くするとすると、やっぱり、、、
さぁっと雲が去り山々が姿を現し青空がもどって来ました。

そこで、懸崖造になっているところに出てみましたら
                          
                     縦1.3m × 横3.8m

ええええー 金箔仕上げの巨大な刻字の扁額ではありませんか
先ほどの突然の雹といい 驚きの連続です、
よくよく見ましたら 大久保翠洞先生の作。
現・刻字協会副会長中川先生(長谷寺の関係)のご縁でこちらにあったのでしょうか。

※大久保翠洞先生は日光輪王寺、ニューヨーク国連本部・・・等々にも作品がおさめられていまして、現在の毎日書道展刻字部門の創設者であり、日本刻字協会会長も歴任されております。


長谷寺で戴きました記念品 『美しい五色線』
       

やれやれ、
山にかかっていた靄が晴れ、辺りの山々は燃えるような紅葉の真っ盛りで、まるで仙境にいるかの様な風景の中の山道をくだり、ようやく寺の門前で昼食にありつけました。
三輪そうめんの温かいのと、柿の葉寿司🍚🍣・・・なんと美味しかったことでしょうか。

13:00 長谷寺門前
 ↓ 🚖 タクシー
13:15 長谷寺駅
 ↓ 🚊
13:40樫原神宮前駅
 ↓ 🚖 タクシー
13:55 飛鳥寺着


🚖 タクシーの運転手さんに突然大粒の雹に降られた、、、話をしましたら、「あなた方の中に凄い霊力の強い方がいらっしゃいます」と話されました・・・
ですが私達三人はまったくの霊感ゼロ、能天気な田舎人間でございます。。
                  

※入江泰吉と歩く『大和路仏像巡礼』の入江泰吉・田中昭三 を参照

                 
       ―飛鳥寺へつづく―



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