☆奈良の旅2日目ー1
2019年11月10日(日)
9:00 旅館・飛鳥荘出発
↓ タクシー🚖
9:28 秋篠寺着
※ 拝観は9時30分から
〇秋篠寺
創建の正確な時期や事情は正確にはわかっていないが、776年光仁天皇の勅願により、興福寺の僧・善珠が創建したともいわれていて、光仁天皇の皇子で平安京遷都を決行した桓武天皇がこの秋篠寺の伽藍を奈良時代最後の官寺にふさわしい広大な規模に整えたと言われています。
🚖 猿沢の池から来ると、タクシーはのどかな風景を見ながら走り
やがて車がすれ違うのもスレスレな狭い道を通ってようやく到着します。 通り抜ける穏やかな風が心地良い 静かな集落、、、
しかしすぐ近くにあるバス停で帰りの時間をしっかりチェックしてから南門へ
うわぁ~紅葉が真っ盛り、で私達を迎えてくれました。
いざ境内へ、すると入って来た門のところとは打って変わって緑の絨毯が一面に広がっているではありませんか、
そして大きな樹木の間から木漏れる陽が苔を優しく照らしてくれています。
ふと足を止めると、時間までもが止まったかのような辺りの気配、
すっかり身心も浄化されいよいよ 今朝のクライマックス伎芸天立像
のある本堂(国宝)へ
〇 伎芸天立像(重文)
仄暗い明りの中でのご対面。。
嘗て20代の頃友人のKさんと一緒に訪れた時以来ですが、同じ仏像に出会っていても、こちら側が違った時空を超えて来て見ますと、
まるで初めて出会っている様な気持ちになり、
辺りに漂う気配までをもしっかりと受け止めた感覚になってしまいます。
2メートルを超える大きな像に圧倒される訳でもなく、
豊かでしっかりとした温もりに包まれている様で、とても心地良いひとときが記憶に残りました。。
又いつか、ゆっくりと来てみたい仏像です♡
伎芸天はヒンズー教の最高神シバ神が音楽に興じているときに、その髪の生え際から現れ、見事な演奏をしたといわれていて、
堀辰雄が「東洋のミューズ」と絶賛して依頼、特に女性に親しまれているそうです。
☆会津八一の歌
あきしのの みてらをいでて かえりみる
いこまがたけに ひはおちむとす
10:21 大和西大寺
↓ 🚊2駅
10:25 西ノ京
〇薬師寺
『日本書紀』に天武天皇9年(680年)、天武天皇が後の持統天皇である鵜野讃良(うののさらら)皇后の病気平癒を祈願して薬師寺の建立を発願した、とある。
この薬師寺は創建時、藤原京の地に有った。
その後710年、平城京への遷都に際して、薬師寺は飛鳥から平城京に移転した。
私の好きな東塔(三重塔)は730年に完成したと思われる。
〇薬師寺金堂
1960年代以降、名物館長として知られた高田好胤(たかだこういん)が中心になって写経勧進による白鳳伽藍復興事業がすすめられ、現在の薬師寺金堂が1976年に再建されました。
偶々私は、この高田好胤による再建までの凄ましいエネルギーの様子をドキュメンタリー番組で見ることができたのです。
〇 薬師三尊 天平時代 国宝・銅造
中尊は薬師如来坐像、
薬師如来坐像仏足として左足の紋様も貴重な作
左脇侍(向かって右)に日光菩薩 ・ 右脇侍に月光菩薩
天武天皇が鵜野讃良(うののさらら)皇后の病気平癒を祈願して建立したしたとあって、三人旅の私達も厳かに手を合わせるのでした。。
〇 東塔(国宝)
現在、寺に残る建築のうち、奈良時代(天平年間)にさかのぼる唯一のもの。
私達が訪れた時、修理中で、シートがかかっておりました。
そして丁度今、2020年4月に大修理落慶法要がしめやかに執り行われる予定でしたが、
新型コロナウィルスによる感染拡大防止のため延期となりました。
収束を願うばかりです。。
↓
薬師寺南門前 「奈良漬の寿吉屋」
ここで、始めて奈良漬けのお土産購入
添加物を使わず、素材にこだわった美味しい奈良漬けで有名
↓
西ノ京の駅まで戻り タクシーで法隆寺へ
↓ 🚖 20分ぐらい
法隆寺の 門前へ
―いよいよ法隆寺へ つづくー
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