令和4年1月号のインターネット競書「論古」
新年号ですのでしみじみ読んでいましたら
おおぉー 最後のページを見てびっくり!
安藤豐邨先生の篆刻作品が5点載っていまして、その中の1顆に心身が固まってしまいました(ちょっとオーバーかな)
「天真流露」なすがまま
絶対に忘れられない私の内に秘めた不思議体験と一致したこの言葉が「論古」にそのままあるではないですか!
私達を育ててくれたK師匠が嘗て市立病院に入院されていた頃、たぶん時間に余裕があったんでしょうね、何首かの漢詩を作り、退院後『 病室詠草 』と題して発表されていた事がありました。
そうしましたら、もう何年も前のこの記事を安藤先生も読んでおられたんですね。
そこのところの記事を詳しく説明させて頂きますと
K師匠・・・・・・
夢である。 仙人部落をさまよって見た蝶の羽化、
その蝶が翔び立つ時に高い金属音で「テンシンリューロ」と鳴いた。あわてて鉛筆で書いたらこの4字だった「 天心流露 」・・・・・・
私の体験・・・・・・
ここからは私の個人的な不思議体験ですが
やはりK師匠と同じ時間軸の頃、たぶん夢の中、
大きな窓の有る部屋、明るい陽の光で温かい感じに包まれる、
そこに私がひとりでいましたら、
何処からともなく和紙に書かれた縦長の紙が、
✨キラキラキラリーン✨ ひらりひらりと目の前に降りて来ました
(短冊の大きめの様なもの)
手に取って見てみましたら筆書きで『 天真流露 』と読めました。
その夢を見ている最中でも、これは私への何らかのメッセージに違いない忘れないようにしなくては、と考えたりしていました。
ですから目が覚めてすぐにメモメモ、忘れないうちに早く書き留めなくてはと急ぎ、
そのころの私は、入院中のK師匠からのメッセージなのかもと勝手に思ったりしたものです。。。
そして今、安藤先生が偶然にもこの言葉を篆刻になされて発表されているではありませんか °˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
既にもう何年前のことになるのかしら、
でも今のことか、とも感じるくらい時空を超えた体験の一つでもあります(私はこんな体験はいくつも有り)
まあ、何方でもこんな経験はあることだとは思っていますが。。
※ あえて微妙な違いを解説しますと
K師匠:「テンシンリューロ」との金属音を聞き、「天心流露」とご自分で書き留めました。
私:「天真流露」との筆書きの短冊風のものを受け取る。
それにしても、仙人部落で蝶の羽化する姿に出会うとは、なんとも縁起のいいお話です✨
さてさて勿論、私はすぐに安藤豐邨先生に連絡をとり
我儘を申してその篆刻作品を1顆、自分の手元にわけて頂きました。
今更ですが、書を志したころの初心を忘れないため、自分への戒めとして身近に置き、感謝しながら大切にさせて頂くことといたします🙇
安藤豐邨先生 「天真流露」
側款:壬寅正月鑿 豐邨老人作 于 素楳楼上南窗下
※ 天真
ありのままの意。
「この座禅人、確爾(かくに)として心身脱落(とつらく)し、従来雑穢(ぞうえ)の知見思量を截断(せちとむ)して、天真の仏法に証会(しょうえ)し、・・・・・・よく仏向上の法を激揚す」
この座禅する人は、心身の本来の姿に立ち戻り、これまで持っていた汚れた分別を捨て去り、本来の、ありのままの仏法を明らかにして、・・・・・・
向上の仏法を宣揚することができる。
[ 「正法眼蔵」弁道話」]
※ 流露
① 草の上のつゆ
② すっかり奥の所まであらわすこと。真相を示すこと。又、あらわに見えること。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます