被災者の心に寄り添う 地滑り続く綿田地区
マリーゴールドを植えて笑顔の朝地小学校の児童・教員と地元住民=26日午後、豊後大野市朝地町 「少しでも和やかな気持ちになってほしい」―。地滑りが続く豊後大野市朝地町の綿田地区で26日、朝地小学校と朝地中学校の子どもたちが、避難所となっている公民館に色鮮やかな花を植えた。「ありがとう。元気が出る」。児童、生徒からの心温まる励ましに地区の人たちは「涙が出るほどうれしい」と喜んだ。
朝地小はふるさと学習で地区の名産「綿田米」の稲刈りをしたり、遠足で訪れた際には手作りのおにぎりの提供を受けている。
同中はマラソン大会で地区を走る際、住民から声援を受けるなどのつながりがある。
地滑りが起きて以降、両校は教員を中心に「日頃からお世話になっている。何かできることはないか」と検討していたという。
この日、授業を終えた児童会・生徒会の代表計12人が公民館を訪問。小学生は黄色のマリーゴールド、中学生は赤いサルビアを計約150株植えた。
児童会長の羽田野俊助君(6年)、生徒会長の安藤小純(こいと)さん(3年)は「恩返しができるいい機会だと思った。花を見て少しでも和んでくれたらうれしい」と笑顔。
現在、公民館では3世帯3人が避難生活を続ける。綿田地区自治委員の伊藤賢治さん(76)と自治会産業教養部長の板倉哲夫さん(73)は「雨が降り、被害の拡大が心配されるが、花を見ると、子どもたちの思いが伝わり、元気が湧いてくる。大切に育てたい。児童、生徒たちには、ぜひ花の様子を見に来てほしい」と話した。6月26日午後4時40分、豊後大野市朝地町の綿田公民館)
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