ソウルの女王。

2005年から韓国生活。5年間の会社勤めを終え、2011年8月に韓国人と結婚。韓国の主婦生活を綴ります!

考え方の違い。

2009-02-22 21:12:47 | 日常
まあ、どうでもいいと言えばどうでもいい話なんだけどさ。
宅配のレベルの話がしたいわけで・・・
水準って言うか・・・
クォリティーっていうかさ。


ずいぶん前の話なんだけど、営業で江南(カンナム)に行く事があって。
上司を駅で待ってたのね。
江南の駅って中がショッピングモールみたいになってて、まあ、よく言えば
京都駅のポルタ?包み隠さず言えば地下商店街?になってるんだけど、
私はその商店街を抜け階段の上(7番出口?)にいたわけ。



車道につけた宅配会社の車が荷台のドアを開け、荷物を階段に向かって投げる。
投げる。投げる。投げる・・・・・・・・・・投げる。
投げられた荷物は10個くらいあったと思う。たぶん下の服屋やアクセサリー屋に
届けられるはず。
私の街明洞でも宅配の荷物は投げられている(もちろん郵便屋もね)からまあ、相
変わらずやなあ。くらいで見てたんだけど。その後がいただけなかった。


階段の上に詰まれた荷物を順番に蹴り落としていくではないですか・・・・
階段は途中で平らになりまた階段になる2段式?だったんだけど、平らになったら
そこまでおじさんが降りてまた蹴り落とす。
荷物にワレモノはなかったのだろうか・・・
ダンボールは角が丸くなってるけど・・・・平気?


そんなことを思いながらこの宅配会社だけは使わんとこう!
と心に強く決心をしていた。


そんなことを昨日近くのカフェでアルバイトをしている韓国人のお姉さんに話した。この人は昔、社会の先生で今は脚本を書くおねえさん。
社会の先生だけあって日本に対する感情はもう・・・・

(初対面の日、朝方4時まで日本はどうでこうでの話を聞きましたw)

昨日は南北統一の話から宅配の話になったんだけど、

私の主張は「クオリティーが低くすぎ、顧客の荷物は預けた状態でお届け」

(元郵便屋ですから~~)

おねえさんは

「会社のシステムが悪いのよ。一人のキャパを超えた仕事を押し付けるから工夫し た結果そういう行動に出たのでしょう。地下商店街なんて、どうせ服とか商品な んだから気にしないわ。通り過ぎる人が見ても気にも留めないはず」


確かにソウルの宅配、バイク便の価格は日本と比べようがないくらい安い!!
しかも重量なんておかまいなし。おまけに早い!


だからOKなのか?



お姉さんはこうも言った。

「もし私が引越しをするのにトラック1台と人を三人雇わないといけないのに、
 お金が足りなくて一人しか雇えなかった。その人はきっと私の目の前で荷物を
 粗末に扱うでしょう。でも気にしないわ。安く済ませれることがありがたいんだ から。」

私だったら怒るだろうな。
「もう少し丁寧にお願いしますって・・・・」

結局はシステム、会社の問題なのよ。ってのには自分も納得するのだが、
だからと言って「客はそれを許すんだ」というところが理解できない。

私:「もし、韓国が日本に追いつこうとしてるのなら、
   私が思う韓国の遅れとはこういうところ。」

お姉さん:「韓国は日本になろうとしているわけじゃない。
      世界一になろうとしてるんだ。
      マイナスのチカラで。」

妙に納得してしまった。





クオリティーはそのままで外面が日本のように。
それが国の成長のような気もする。文化や慣習、習慣を守りながら成長する。
でも疑問なのはその見せ掛けはクォリティーが低くてもついていけるんだろうか?
それで世界一になれるんだろうか・・・

スーパーに行っても1個買うともう1個ついてくる1+1(ワンプラスワン)が
人気の韓国。定価かそれより安い値段で2個買えるからお得!なワケだが、
一人暮らしの私から言えば日本の安売りスーパーのほうがありがたい。
1個でいいから安くして!!これは在韓日本人は1度は感じてるはず。
おまけ文化なんだって。

すべては考え方の違い。
だからどっちがどうってことが言いたいんじゃないんだ。
私の家の冷凍室には1ヶ月以上も前に買った1+1+おまけの餃子が2袋入ってる。かといって1個売りを買うのか?って言われたら「同じ値段なら」と欲が出るた結果だ・・・


誤解のないように書いておくが、私はこのお姉さんと話すのが大好き。
社会科の先生だからこそ話し上手だし、知識も豊富。
韓国ヨリになるのはあたりまえ。
でもお姉さんがお客さん以外で始めてあった日本人は私^^*
そして日本人の印象が変わったって言ってくれたのがほんとうに
うれしかったんだから。











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1 コメント

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納得です (ハシモト)
2009-04-08 00:39:23
私も1984年頃から韓国に仕事で出かけてSeoulオリンピックの頃にはパンポーの高速バスターミナルの近くのアパートに住んでいました。今は日本に帰りましたが、当時生活の中で日々感じた違和感を思い出しました。でも韓国は韓国の人達の国ですから彼らが許すことに私たちが許す事に私たちが異議を唱えることは出来ないと思います。。私たちの国(日本)では考えられないことが日々繰り返されている(きっと今も)ですが彼らの国の出来事ですから、、、今は仕事で韓国に出かけることは少なくなり、今は台湾と中国ばかりです。韓国滞在時代に韓国語は一生懸命勉強しましたので帰国後韓国の取引相手との通訳をしていました。私の中では韓国が第二の故郷と感じる国ですが、心情的には言葉の通じない中国語圏の台湾の人々の方が親しみを感じています。少なくとも彼らはお客様の荷物を蹴り落としながら運ぶなどという行動はしません。私は今台湾で韓国のメーカーと私の会社の製品を組み合わせて台湾の顧客に納める仕事をしています。それぞれの国の人々の考え方の板ばさみで働いていますが、韓国の人々の行動を台湾の顧客に納得させるために日々汗をながしています。韓国の人々の行動や発言に納得できない時も多いですが、でもやっぱり韓国の人々の味方になって動いてしまいます。不思議な気分ですが、、、、
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