聖書の親しみ

　マタイによる福音書５章の続きから
　敵を愛しなさい
　「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害するもののために祈りなさい。あなたがたの天の父の子となるためである。父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである。自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか。徴税人でも、同じことをしているではないか。自分の兄弟にだけ挨拶したところで、どんな優れたことをしたことになろうか。異邦人でさえ、同じことをしているではないか。だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」

＊＊＊＊＊・・・・・。５章はこれで終わり・・やっぱり分かる人は分かるでしょ！・・・＊＊＊＊＊＊＊


昭和天皇陛下の歴史教科書講談社版国史から

　第４章　スジン天皇、垂仁天皇

　　　一　天下の政を改められる
　開花天皇の御子ミマキイリヒコイニエの命、ついでその御子イクメイリヒコイサチ命が天皇の御位につかれました。第１０代スジン天皇、第十一代垂仁天皇です。
　スジン天皇の皇居は三輪山の南にあたる磯城にありました。
　垂仁天皇の都はその北にあるまきむくにありました。どちらも大和平野の東にあり、神武天皇が定められた橿原の都とは相対するところにあります。
　御位につかれたころ全国に悪い病がはやり、国民が多く死にました。スジン天皇はたいそう心配されました。国民も不安にかられて世の中はさわがしくなり、反乱を企てるものもありました。天皇はたいへん信仰心がふかいお方でしたので、神武天皇が国をはじめられた御心に帰り、国民が平和に暮らすにはどうすればよいか、慣習を改めようとなさいました。国民の平和と幸せを願われてのことでありました。

＊＊＊＊＊この通りいい時代であったことを願ってやみません。＊＊＊＊