台風一家

兵庫県 ホタルの里でほたる祭り

辺がだんだん暗くなるとともに、景色はかなりのどかなものになってきた。

流れる川の水も綺麗に見える。

ホタル祭りの場所が近くなるに連れて沢山の車で駐車場がいっぱいなことに驚いた。
そんなにポピュラーなお祭りだったのか…。

わりと近いのに全く知らなかった。

のぼりも至るところに設置。

いよいよ川沿いの道へ。

まだ明るいのでホタルは見えない。
屋台もある、と書かれていたので探すことに。

いっくんはスッカリ腹ヘリで屋台屋台と真面目に探す。
まだ明るいというのに川べりは人だかりがすごく水面を拝むことすらできない。
並べられた高そうなカメラの数々…。
ホタルのような微細な光を携帯で撮影は無理だと気がついた。(遅)
目的の屋台を発見。

みんな考えることは同じで、暗くなるまでに食べてしまおうと目論んでいる人だかりでなかなか目的のものが買えない。

こいちゃん大好きのおでんは残りがこんにゃくのみ、それも3個だけ。

4人家族なので、一個足りない!
なんて大人げない事はなく、私と伴侶は分け分けである。
やはりここは子供達の食欲優先。
牛すじ、ちくわ…様々な味を彷彿とさせる実に美味しいこんにゃくに、他の具材が残っていたらさぞ美味しかったのだろう、と想像を巡らせてみる。
次に焼き鳥を入手した頃には辺がだいぶ暗くなってきたいた。

9本購入した焼き鳥はあっという間になくなり…。
焼きそばも購入。
伴侶とノンアルコールビールを飲み、ほぼ真っ暗になった畑の土手沿いを川に向かって歩き始めた。
と、いっくんが「はぐれホタル」発見。

繊細な光が何とも言えない美しさ。

そこを通り過ぎて人混みの多い川沿いに出ると、何十匹ものホタルが空中を、森の中を浮遊する幻想的な景色に。
美しすぎるこの光景は携帯なんかのカメラでは無理、と、高をくくって焼きそばを食べながらホタル見物を楽しんだ。
こんなにも綺麗な物を携帯のカメラフラッシュなんかで邪魔してしまうのは無粋であろう。
と思ったら無粋な我が子二人は携帯片手に行方不明に…。
フラッシュをたかないよう口酸っぱくして言ったがどこまで言いつけを守ったかは不明なわけで…。
しばらくホタルを見ながら呆けていると「絶景スポットを見つけたからきて!」といっくんに手をひかれた。
ご機嫌のいっくんについてゆくと、かなり離れた川べりに。
すでに人混みはない。
ホタルだ…。
川の上を飛ぶ弱々しいいくつもの光に目を奪われた。
さっきよりも随分近く、目の前にいる。

「な!すごいやろ、な!な!」
テンション高いいっくんに対して手柄を奪われた(?)様子のこいちゃんは不機嫌そのもの。
しかし、ホタルの美しさは心を和ませるようで、皆でゆっくりとホタルを眺めることができた。
じっくりホタルを見ることができた子供達は「来年も行きたい」と満足した様子。
幸せなひとときを過ごすことができた。
伴侶は余韻に浸りたかったのか車に戻って走り出しても近くの川辺で「ここにもいるかな」と停車するご執心ぶり。
まさか、この数分間の誤差で銭湯の入浴時間が過ぎてしまうとは露知らず…。
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