いつものように温泉にいき、道の駅で車にエアーベッドを敷いて眠った。
あいにくの雨にもかかわらず、子供たち、とくにこいちゃんは「温泉だけ入れたらいいからキャンプに行こうよ」と強く言い張ったため雨の中の旅行となった。
こいちゃんの言うとおり、ショッピング意外はキャンプらしいことはなにもせず、本当に温泉だけのキャンプとなったが、次の朝目覚めた道の駅で朝ご飯を食べ、朝市に立ち寄ると新鮮な果物や野菜が沢山売られていた。
ほうれん草や小松菜、こいちゃんたちの自然派のお菓子や果物を買い込み、そのあとで敏郎おじちゃんの墓参りに行った。
おじちゃんの墓は草が生えかけており、夏に向けて一斉に葉を広げるのを待ち構えるようにそろって芽を出し始めていた。
とりあえず抜ける草だけ抜いて手を合わせると、すぐ近くに建てられている昆虫博物館に向かった。
こいちゃんは連れて行かれたことを覚えていた。
いっくんも虫好きで、なんとなく覚えていたようにも見えた。
しかし、二人はまるで始めてきたかのように喜び、私の手を先に先にとひきながらおくに進んでいく。
さまざまな昆虫たちの迫力に「動かないの?」と圧倒されながらも、きらきらした目でそれらを見つめる子供たちは本当に生き生きしている。
いっくんの好きなカブトムシは背中がつやつやと光り、こいちゃんは羽の色も鮮やかにまるで生きているような美しさを保つ蝶に見とれた。
昆虫館を出たら、少し坂を下り、昆虫をモチーフにした遊具などが置かれた広い公園に出た。
子供たちが帰りたがらないほど中身も濃いアスレチック感覚の公園でこれには伴侶も満足げだった。
車の中でいっくんは今まで食べられなかったはずの昆布飴をほとんど平らげ、こいちゃんは珍しく眠ってしまった。
雨降りでも多くを求めず、気軽に出かけられるのもPキャンプの利点と言えるだろう。
さて、帰宅して翌日から春休みのため子供たちは二人とも朝から晩まで私と一緒の生活が始まった。
朝から洗濯やら、寝袋の片付けでばたばたする私の横で、子供たちはなにやらぼんやりとして、Pキャンプの余韻に浸っているようにも見えた。
朝市で安く売っていた(一パック250円)イチゴを食卓に出すと、二人ともかぶりついた。
特にいっくんは「あまっ!あまっ!」と私の口調を真似しながら猛烈な勢いで食べた。
ヘタをつけたまま出したが、上手によけて夢中で食べた。
おかげで丁寧にゆっくり食べるこいちゃんは「あれ?ない…」と、一歩おいていかれた表情に。
週末、時間が許す限りこれからもいろいろなところに行き、子供たちの喜ぶ顔を少しでも沢山見たいものである。
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