取り壊しなんて一瞬だから…出来るだけこまめに写真を載せてこの家を忘れないでいたいと思う。
足場が組まれた後には防音シートが張り巡らされた。
今から瓦を落としたり、壁を壊したりするのだから、こんなシートが1枚入ったところで近隣へのご迷惑は相当なものだとは思うが…。
何だか我が家の入り口にパイロンとポールが立っている様子は、非日常。
不思議な感じである。
門の一部はショベルカーが入るために壊されていて、すでに玄関先にあったマキの木は切られていた。
このマキの木も「剪定をしよう」と伴侶と頑張って切っていたのだが、プロの手にかかれば一瞬で切り株に…。
可哀想だったので売ることが出来ないか聞いてみたが今はマキも人気が廃れた庭木の一つなんだとか。
殺伐…と言う感じ。
外から見るいっくんの部屋はこんなに空虚で真っ暗だったかしら…。
家が一気に命を吸い取られてしまったように見える。
たぶん防音シートでふさがれてしまったもう一方の窓から一切光が入らないのだろう。
少し脇に回り込んで様子をうかがう。
南側まで張り巡らされた防音シート。
今は分別がうるさくて、昔の田舎のようにショベルカーで一気に倒して壊したりはしないんだとか。
少しずつ崩していって分別しながら運ぶと言うのだから相当大変そうである。
防音シートでベランダも良く確認できない。
そんな事どうでもいい、とでも言うように生い茂るブルーベリー。
この子たちは周りの石をどかしてもらうようにお願いしているが夏の暑さで根が傷んで枯れてしまうこともあるらしい。
工事が進まないのでそこは了承済みではあるが、心配…。
すっかり作業員さんたちの道具置き場と化した玄関回り。
どうか皆さんも事故なく作業出来ますように…!