中日劇場へ、文楽を観に行ってきました。
二代目吉田玉男さん襲名口上もあるので、やっぱ行っておきたくて。
しかしおサフと相談して、夜の部だけ。昼の部は断念。情けないー。でも多分、無理に行っても全編爆睡で終わった気も……(^_^;)。
さて、夜の部は口上で幕開き。
舞台でなく、床に並んでの口上でした。びっくり。
きっと「仮名手本忠臣蔵」の舞台を組んでしまうから、バラしたりの時間を考えると無理だったんだろうなあ。しかし床で口上。文楽劇場の床は、ときどき大夫さんと三味線さんが10人くらい並んだりするくらい広いからいいけど、中日劇場の文楽用に拵えた床は四人並ぶには結構ギリギリっぽかったな(笑)。
それにやっぱ口上は正面からがいいんじゃないかと……。いや、いいんですけど。じゅうぶんですけど。
そして「仮名手本忠臣蔵」三段目と四段目。
三段目 下馬先進物の段
腰元おかる文使いの段
殿中刃傷の段
裏門の段
四段目 塩谷判官切腹の段
城明渡しの段
すごかった…………!
仮名手本忠臣蔵、人気の理由がわかった気がする。
これは観に来て良かった、見る価値あった。
四段目、塩谷判官切腹の段のラストから城明渡しの段、浄瑠璃語りがない静かな舞台で動く人形たち。
さいごの「はったと睨んで」がもう~~~~~っっっ!
こんな舞台だったなんて全然知らなかった。知らずに見て正解だった。
ああもう、たまらん!
中日ビル1階ロビーのモニターで、記念映像の上映をしていた。
4階のギャラリーでも上映していて、じっくり見学してきたんだけど、文楽鑑賞のあとで観るといっそう感激。
この映像、販売しないのかなー。