中日ビル取り壊しに伴う、中日劇場閉鎖のため、今年が最後の中日文楽。
・中日文楽よもやま話
・義経千本桜
道行初音旅
河連法眼館の段
よもやま話では、豊竹呂太夫さん、鶴澤清治さん、桐竹勘十郎さんの三人に、司会の女性が質問して……という形式。文楽の世界に入ったきっかけとか。三人とも、親または祖父に引っ張られて、という理由で、文楽の魅力に取りつかれてみたいな盛り上がる話は皆無。ははは。
中日劇場の思い出として、清治さんが「大きくてびっくりした」と言ってるのが微笑ましかったですね。
勘十郎さんは、昭和41年に中日劇場杮落としから参加なさっているそうです。当時中学生とか。どの人形をだれが使うかという配役表みたいなのがあって、当時は勘十郎さんのお父上が書いていたそうなのだけど、中学生だからなのか、名前が書いてなくて空白になってるんだそうです。という当時の資料をわざわざ持ってきてくださった。今回の公演のものも併せて見せてくださって、それは勘十郎さんがお書きだそうです。親子二代で、杮落としと最終公演。
ていうような、中日劇場にかかわる話も聞けました。
義経千本桜では、「道行初音旅」見せ場のひとつ、扇子の投げ渡しが失敗して残念だったー!
私、「道行初音旅」はもう3~4回見てるんだけど、成功したところは1回しか見てない。そんだけ難しいんだよね。
「河連法眼館の段」では、簑助さん登場!
しかし、うーん、やっぱり足がお悪いのだな、ほとんど動きがない。その分、勘十郎さんが走り回ってますけど(笑)。フィニッシュは宙吊りですからね、この演目。
そして最後に、まさかのカーテンコール。
文楽でカーテンコールって初めて見た(笑)。
これが最後って本当に残念。