北朝鮮の人間改造術、あるいは他人の人生を支配する手法 (講談社プラスアルファ新書) | |
宮田敦司 | |
講談社 |
¥838+税 講談社(講談社+α新書) 2010/10/20発行
ISBN978-4-06-272680-1
なんかすごいタイトルだよね。
ま、そのまんまの内容です。
いちばん興味深かったのは、「はじめに」の一文。
> ひとついえることは、日本には北朝鮮情報が溢れている、ということだ。[…]
> いとも簡単に秘密文書を入手してくる私を自衛隊は疑った。[…]
> 私が北朝鮮のスパイと接触していたと思ったのだろう。しかし、私は大学院の博士課程に在籍する学生でもあった。博士論文執筆のため、一人の研究者として、資料の持ち主と接触していたのだ。ただそれだけのことである。それが問題視されるほど、一部を除いて、自衛隊の情報収集および分析の能力は低いのである。(3~4頁)
……学生が入手できる程度の資料がスパイの証拠。
日本の防衛力が怖いな、おい。
そいでもって、表紙見返しの著者略歴。
> 13年間、情報部隊に勤務し、主に北朝鮮情報の収集・分析を行う。その間、金正日の命令書を入手するなど辣腕をふるう。2005年、スパイの嫌疑をかけられ、航空自衛隊を退職。