「タツナミソウ」北斎を思わせる山野草の花!春の花の種類は豊富!
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タツナミソウは、シソ科の見落としてしまいそうな小さな花です。
ラショウモンカズラと似ていますが、ラショウモンカズラのほうが、
大きくて目立ちます。タツナミソウは、小さいが上を向いて、
同じ方向に向って、花を咲かせます。
その姿が、波の波頭のデザイン(葛飾北斎)に、似ているから、
名前が付いたようです。
見つけたら、観察してみてください。納得するはずです。
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タツナミソウは、世界中に分布していて約200種あります。
日本には16種があり、最も多く見られるタツナミソウは、
北海道を除く地域に自生しています。
また、多くの野生種同士の交配により、変種があって、
種分けが難しい植物だそうです。
日本の地形は南北に長くなって、四季があり、
温度差や環境によって、
いろいろな植物が、自生してるのが見られます。
緑豊かな国です。ナミビアなどに行けば、
砂漠と過酷な環境で全部真っ茶色です。それでも花が咲きます。
園芸店に流通しているのは、タツナミソウの変種のコバノタツナミで、
福島県以南から九州などに分布しています。
花色は紫、白、ピンクがありますが、一般的には紫が多いです。
他にも葉裏が紫の、シソバタツナミなどの品種が流通している。
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- 別名
- 特色
- 科 シソ科
- 原産 日本固有種
- 花期 5~6月
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いかがでしたか?
タツナミソウが、葛飾北斎の波の形に似ているのを、
探すのも苦労がいります。
似ているという情報を、知らないで写した写真です。
インターネットのない時代です。
言われて見て、ネーミング通りに似てるから、ビックリでした。
名前を付けた人が、素晴らしいです。
自生してるタツナミソウは、野山にいけば、根から、
こぼれタネから繁殖しますから、群生が見られると思います。
ひとつ見つけたら、あたりを見回せば、
群生が見つかると思います。
野山に出かけたら、足元に少し注意を払って、
探して見てください。
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