「トチノキ」木の花!春の花の種類は豊富!
マロニエ
トチノキは、北海道南部から九州に分布する落葉高木樹。
パリのマロニエの並木道の話は有名だが、プラタナスのほうが多い。
日本でも街路樹として見ることが出来ると言うが、見たことがない。
日本はイチョウ、プラタナス、ニセアカシア、モミジ、
最近は、ハナミズキ、タイサンボクなど。
全国を興味を持って、見ているわけではないから、わからない。
トチノキとマロニエは、兄弟で似ているが別種。
花色が少し違うが、見た目は同じであるから、
専門家以外、間違いではない。
蜜源植物としては、最高の蜜が採れるそうです。
トチノキ蜂蜜はニセアカシア蜂蜜より、
少し色が濃く特有の風味があるそうです。
花は午後2時頃に最大の蜜を分泌し、
養蜂家は6月頃に、時間帯をめがけて採蜜するそうです。
専門職は、さすがですね。植物の特徴までわかってる。
しかし、蜂蜜の品名にトチノキとは書いてない。探すのに苦労します。
トチノキ
トチノキは、花をつけるまで30~40年ほどもかかる。
それで花が見られる木は、大木が多いです。
雌雄異株(雌木と雄木が別々)だそうですが、
山林などで見分けるのは無理がある。
実がならないと区別がつかない。
トチの実は、縄文時代からクリ、クルミ、カシ、ナラ(ドングリ)、
シイの実と共に主な食糧だった。
普通に食べたら渋くて食べられない。
それを大昔の人は、食べ物にする工夫や知恵が凄いです。
縄文時代からの文化というべきでしょう。日本人は凄いですね。
トチ餅の作り方は、アク抜きをしなくてはなりません。
ただ水にさらしてもアクは抜けません。
殻(カラ)からこぼれて落ちた赤黒い実は、アクを抜く工程があります。
- トチの実は虫殺しのため、数日~1週間ほど水に漬ける。
- 腐敗防止のため、むしろの上で2週間ほど天日干し。
- 使う際は、1週間ほど水につけて吸水。
- お湯に漬け剥きやすくし、鬼皮と渋皮を剥く。
- 剥いた実をザルに入れ、数日~1週間、流水にさらす。
- 木灰と熱湯を合わせた木灰液の中に、トチの実を入れ混ぜる。
- 冷めない状態を保ちながら、一昼夜~数日置く。
- ひとかけら食べて、アクの抜け具合をみる。
- アクが抜けていたら、トチの実を取り出し水洗。
- このトチの実と餅米を一緒に蒸して、杵でつき餅を作る。
あらためて苦労を思い出しながら、食べてみます。
- 別名 マロニエ
- 特色 とち餅、蜂蜜の原料
- 花期 4~6月
- 原産 日本固有種、ヨーロッパ
- 科 トチノキ科
いかがでしたか?
花の楽しみ方にも、色々ありますね。
トチ餅やトチせんべいを作るのに大変さを知りました。
イングリッシュガーデンや住宅街に、
どこに行っても大木のトチノキが、花を咲かせてます。
ガーデンの中は、沢山配置してあって、木の下で遊んでいます。
ほとんどの木がトチノキです。
トチノキだとばっか思っていましたが、これがマロニエ。
トチノキとマロニエの違いを知りませんでした。
見た目は、まったく同じです。
植物は難しいですね。専門家じゃないから、許してもらいましょう。
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