写す楽しさ覚えよう「色の知識も知って(色温度)」一眼レフ中級編!
カメラは道具です。写すのは、あなたです。
今日は難しい写真用語「色温度」、撮影初期に知っておいてもらいたい。
デジタルになって「ホワイトバランス」という言葉になりました。
言葉の意味は覚えなくていいが、どういうことか内容を理解してください。
可視光線(人間の目で見える光の範囲)で、紫外線や赤外線は見えません。
可視光線を分光すると、目にするのが虹です。
虹の色が、目に見えてる光です。
赤い色から青い色まで7色に分かれていますが、
もっと色彩の色は複雑で、何万色もあります。
カラーフィルム(ポジフィルム)の場合、
光の色に合わせたフィルムが2種類あります。
(ネガカラーは白黒と同じです。)
太陽光で見るフィルムと電灯光で見るフィルムの2種類です。
太陽光は、コダックがワシントンの正午の晴天の光に合わせて、
作ったフィルムです。
その時間で写したものが、発色が一番綺麗になっています。
緯度や標高が違ったり、雨天や曇で写すと多少違った色に出てきます。
光の範囲を色温度で決めています。
色温度は、絶対温度(もうこれ以上温度を下げても凍らない温度)
マイナス273度をゼロ温度にしています。
見つけた人がケルビン博士。それで温度の記号を「K」とし、
ケルビン度と言います。
太陽光なら5500K(ケルビン)、電灯光なら3200K(ケルビン)になります。
デジタルになって、色温度の世界から「ホワイトバランス」という、
コンピュータが計算してくれる時代です。
いつでも「オート」にして、複雑な計算をしてもらってください。
フィルム時代、プロでも35ミリ使用者は、色の判断は出来ません。
大型カメラを使って、コマーシャル撮影した人でなければ出来ません。
それでもプロにとっては難しい判断です。
蛍光灯でも、よく見るとブルー系、白色系、ピンク系があります。
その光で正常な色を出さなければなりません。
そこに登場するのが補正するフィルター、CCフィルターです。
Color Correct Filter です。
シアン(青系)マゼンタ(赤系)イエロー(黄色系)の、
薄い色の濃度の違うフィルターが、それぞれあります。
蛍光灯の色を見て、フィルターを選んで、数枚重ねて使います。
ここが経験による判断です。覚えるのに何年もかかります。
いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。写真も、そのひとつです。
色の世界は複雑です。
デジタルになって「ホワイトバランス」の「オート」は、
複雑な色の世界を、一瞬で決めてくれます。
そして、どんな光の条件でも、きれいに仕上がっています。
フィルム時代の経験値の費用を考えると、
コンパクトデジタルカメラが、いかに安いか、おわかりでしょう。
取扱説明書には、いろいろ書いてあると思いますが、
技術者の考えです。撮影者にとっては、必要ないことです。
コンパクトデジタルカメラは、素晴らしいカメラです。
ただしメーカーによるコンピュータの精度や誤差が、
色に出てくると思います。メーカーを選ぶのも大事です。
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